えーっと
またさくらんぼの話・・・ではありません、いや今度こそほんとに。
先月、イタリアから里帰りで日本に来た
この方から、お土産がどーんと届きました(いつもいろいろありがとう!)。今回の目玉その1は「ピアディーナ」。
ピアディーナ(piadina)とは
「ロマーニャ地方特産の、丸く焼いた無酵母の薄い大型パン」とな。ピザのように薄い生地ですが、ピザ生地のようにイーストは入らず、また伝統的にはラードを用いるのも特徴のようです。いろいろ具をはさんで食べるので、ピタパンのような感じでもあるし、見た目はちょっとアメリカで見る
小麦粉のトルティーヤに似てるかもしれません。
さてこのピアディーナ、イタリア在住の方々のブログで何度か見たことはありましたが、実際に食べたのはもしかしたら初めてかも(昔、イタリア旅行中になんか似たようなものを食べたことがあるような気もするが記憶が定かでない)。
で、t-fortunatiさんご自身が「スペックとブリーチーズとルッコラの組み合わせが好き」とのことで、パンからルッコラから一式全部送ってくださいました・・・というのは嘘ですが、いろいろ届きました。わーい。
で、せっかくなので、他にもいろいろな具でピアディーナを楽しむべく、あれこれ食材を買い込んで何種類か作ってみました。ちなみに具を選ぶにあたっては
ピアディーナのお店のメニューなぞ参考にしました(行ったこともない店ですが)。でも結局は何でもありという感じですかね。
で、作ってみたのがこちら:
● スペック+ブリー+ルッコラ (tさんおすすめ)
● 生ハム(パルマハム)+モッツァレラ+トマト+バジル
● スモークサーモン+フェタ+黒オリーブ+ルッコラ
生ハムとモッツァレラとかは結構、イタリアンの王道でしょうか(本当か?)。が、「スモークサーモンとフェタチーズ」あたりに至っては、全然イタリアって感じじゃありませんけどね、、まあいいのです。あと、ここではクレソンを使おうと思っていたのですが、買い忘れたのでルッコラ。微妙に具がかぶってますね、、はっはっは。
ときに、
スペック(Speck)というのはチロル地方特産の燻製ハムだそうで、何か名前がイタリア語というよりドイツ語っぽいなぁと前から思っていたのですが、チロル地方はイタリアとオーストリアにまたがる地域だそうなので何となく納得(ちなみにドイツでSpeckというと主に脂肪分の多いハムのことを指すもよう)(もしかしたら違うかも)(←おい)。スライスされた見た目は普通の生ハム(パルマハムなど)とよく似てますが、いくつか違いがあり、スペックはスパイスなどで風味付けをされるのと、燻製処理(スモーク)されるという点が大きく違うようです。パルマハムほどメジャーではありませんが日本でも見かけますね。
とまぁ、そんなハムやら、チーズやらを、丸くて大きいピアディーナの半分に並べ、ぱたんと折りたたんで挟んで焼きます。tさんはトースターで焼くのがいいかなーとおっしゃっていましたが、うちにはちゃんとしたトースターがないのと、オーブンについているトースター機能はほとんど役に立たない。パッケージにはフライパンで、とも書いてありましたが、結局魚焼きグリルで焼きました(うちは普段からパンを焼くときはこれ)。しかし、斜めに入れてぎりぎりでした。かなりでかいのです>ピアディーナ。
焼きすぎないように気をつけつつ、ひとつづつ両面焼いてできあがり。
食べる前にさらに半分に切ってみたところ。ちょっと焦がさないように焦りすぎたのか、いまいち焼きが足りなかったかも。。。
わたしは写真を撮るので、3種類焼いてから食べましたが、家族には焼いたそばから味見してもらいました。「これ、うまーい!」「ちょっと、ワイン!」とご機嫌。うん、確かにワインが進む味~。(でも、
白ワインを炭酸水で割ったら薄くなりすぎて酒の味しませんでしたけどね、、。)
上にもリンクした
tさんのピアディーナの記事で、「具は入れすぎないのがポイント」とあったので、だいぶ控えめにしたのですが、ちょっと控えめすぎたようで、個人的には葉っぱ類(ルッコラとか)はもっと入れてもよかったかなーという感じでした。逆にハムとかサーモンはちょっと入れすぎたようで、特にサーモンのはかなりしょっぱかった。。。平たく焼くので、パン生地が破れないように、具がはみ出ないようにと気をつけていたのですが、もうちょっと生地の端っこぎりぎりまで具を載せればよかったなと思いました(ピアディーナ生地自体はそんなに味がするものでもないので)。
というわけで、具は多すぎず少なすぎず、端っこまできっちりと載せて、もうちょっと生地がぱりっとするまで焼く、ということを念頭に、数日後に残りのピアディーナを食す。
具はどさっと。
● チキン+赤たまねぎ+ペスト+パルミジャーノ
● グリル野菜+トマト+モッツァレラ+タイム+オリーブオイル・バルサミコ
チキンのほうは、茹でてさました鶏胸肉を小さく裂いたものと、赤たまねぎの輪切りを、バジルのペスト(その前に自分で作ってあった)を塗ったピアディーナの上に広げ、ルッコラを載せてパルミジャーノチーズをがりごりと。
グリル野菜は、なす、ズッキーニ、パプリカ、赤たまねぎを少々をオリーブオイルを塗りながらグリルで焼いたものを、トマトと一緒に生地の上にぎっしり並べ、モッツァレラチーズとタイムの葉っぱを散らして、オリーブオイルとバルサミコ酢を回しかけました。
また具がかぶってますが、まぁそれはいいとして、えーとなんか調子に乗って具を載せすぎたかな、、とも思ったのですが、具がはみ出たりすることもなくちゃんと焼けました。今回は焼き加減もいい感じ。
んが、あんまりキレイに切れませんでしたけどね、、、でもどちらもうまかったー!野菜をグリルするのが面倒といえば面倒でしたが、結構たくさん焼いたのもぺろっと食べられて、満足感も十分です。
これ、また食べたいな~とも思うのですが、ピアディーナの生地は、調べるとレシピも結構出てくるので、自分で生地から作ろうと思えば作れるみたいなのですが、こんなにきれいに薄く焼けるかというと、わたしの場合かなり疑問なので、、まあ日本でもお店で食べられるようですが、今度はイタリアに行ったときに本場で食べたいと思います。
と、こんな感じでピアディーナを満喫したのが、かれこれもう1か月くらい前(汗)。
じつは、tさんのイタリア土産にはもうひとつ目玉があり、そちらも試してから一緒にブログに載せようと思ってネタを取っておいたのですが、、、そのもう一方のほうがかなり長くなってしまったので、ピアディーナだけ先に記事にすることにしました。
そんなことなら最初からさっさと載せていたらよかったんですけどね、、ふ。
ということで、
イタリアの味その2はまた後日。