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冬深まり、色失せる山奥。
by zochika
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海から山へ
再び、雪山が目に入ってきたときの感動 
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また戻ってくることができて、ただ嬉しい。




秋のバンクーバーを後にして、次はいよいよアメリカへ 
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先に教えてもらっていたことなのですが、カナダからアメリカへのフライトの場合、バンクーバーなど主要空港から出るときはアメリカの入国審査がカナダ側であります。つまり、手続き上は飛行機に乗る前にアメリカに入国していることになるのですね。不思議だけど、便利なシステムだと思いました。飛行機に乗ってる間、いろいろ気にしないで済むし。

で、バンクーバーから次の目的地までは、ちゃんと直行便が存在するのですが、手配上のもろもろの都合上、乗り継ぎ乗り継ぎしてえらい遠回りして行くことになりました(汗)。 
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というわけで、最初の乗り継ぎ地にて休憩。シナモンロールみたいな見た目のこれはアーモンドクロワッサン。店で見つけると、ほぼ無条件で買ってしまうパンですが、ここのもなかなかおいしかったです。もうちょっとアーモンドの味がしてもよかったかな。

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さて、ここまでは万事至って順調に進んでいたのですが、ここから飛行機に乗って次の乗り継ぎ地で本日3回目のフライトに乗るところまで、こまごまとトラブル続きで微妙に大変でした。それについて、だらだら書きかけたのですが、きっと誰も興味ないと思うので、がつっと最後のフライトの話に飛びます。

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てなわけで、西海岸の海のそばからびよーんと飛んで、視界はアメリカ中西部はアリゾナ州・ニューメキシコ州付近上空へ。
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ごつごつと赤い大地が見渡す限り広がります。
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ここは火星ですか、みたいな(いや行ったことありませんが)。
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初めて見るときは結構異様なこの光景、回転散水(center pivot irrigationまたはcircular irrigation)と呼ばれる灌漑手法を行っている農地です。円の中心から時計の針のように長く伸びたスプリンクラーで同心円状に水やりをするシステムで、じゃがいも畑が有名でしょうか。ここはもしかしたらとうもろこしかもしれませんが。いずれにせよ、ある程度の大きさのある、平坦な土地向きな方法なのでしょうね。詳しくは聞かないでください。
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が、そんなところを過ぎると、急に山がちな地勢になり 
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この山を見て、ああ、近づいてきたんだ、とおもむろに実感するのです。
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夢中になってシャッターを切っているうちに、空の端がうっすらピンクを帯び 
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東の空には、白い雪山と町の明かりが浮かび上がっていました。

時間にして1時間半程度の短いフライトだったはずですが、窓にはりついて外を見ているうちにあっという間に時間が過ぎていました。このフライトは、乗り継ぎ地でのトラブルに加え、乗ってからも最初にかなり不愉快な思いをして、長い1日の移動で疲れも出て、かなり消耗していたのですが、そんな鬱々とした気分もさっぱり忘れるほど、圧倒的で凛とした光景でした。飛行機から見た景色でこんな気持ちになったのは、1月にハワイ島上空で雪のマウナ・ケアを間近に見たとき以来かな(ってどっちも去年の話ですが)。
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そして、無事、コロラド州デンバーに到着。

そこからさらに、今日の目的地ボールダーまでは車で1時間近く。この日は、バンクーバーを出る便が早朝発のため前日の晩は寝ていなかったので、途中で食事を取って滞在先にたどり着いた頃には、もうへとへと。久しぶりに会う友人家族の変わらない笑顔に元気が出て、話も弾みそうになりましたが、「疲れてるでしょう、まずは寝なくちゃ」と笑って部屋に追いやられた後は、倒れるように眠りに着きました。

そして翌朝 
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…いや、翌昼。。。起きあがってきたらもう午後3時近くでした(汗)。ぱきっとした青空と乾いた空気、そして窓の外にそびえる岩山、Flatirons(フラットアイアン)を見て、改めてボールダーに来たのだと少しずつ実感がわいてきました。
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家族の方々はみんな出かけていて、わたしひとり 
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…じゃなかった、このひとも留守番。こんなところで再会するとはねえ。
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前日、到着したときに友人のお母さんが用意しておいてくれた、コロラド松の絵がかかれた小さな器にいっぱいのチョコやらお菓子やら。その心遣いと、カードに書かれたWelcome backという文字を見て、ありがたいやら嬉しいやらで涙が出そうになりました。


と、いうわけで、バンクーバーから紆余曲折(?)しながら次の目的地ボールダーへ到達…したのが去年の10月半ば過ぎ(大汗)。ブログの旅記録も、次はコロラド、次こそコロラド、、と書き続けて、そのうちそれすらも恥ずかしくて書けなくなり(汗)、ようやく続きにこぎつけたのが半年後とは、、、いやはや。
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10月後半ということで、時はハロウィーン前(なにせ半年前ですから、、)
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そんなわけで、今現在、北半球の大部分で冬から春になりつつありますが、これから数回は、冬になる前のコロラドの話です。…このときは、まだ暖かかったんですがねえ。

恒例の空の旅の窓越しの景色はこちらから(別ウィンドウでスライドショーが開きます。既にご覧になってくださった皆様、ありがとうございました)。飛行機からの眺めはいつも楽しみですが、今回のはまた壮大な自然に言葉を失うばかりでした。窓の写り込みが汚いのと、暗い写真を無理やり明るくしたので画像が見苦しいのはご容赦ください。。。
by zo.chika | 2007-04-18 06:26 |