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冬深まり、色失せる山奥。
by zochika
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北イタリアの食卓への思い
北イタリアの食卓は遠かった 
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でもレシピはすぐここに。♪ きょうは朝寝坊をしながらも、本屋に走って買ってきました、t-fortunatiさんの記念すべき第1冊目の著書 『北イタリアの食卓 うちの食卓 Non solo italiano』。先月末にブログで発表されてから、この日を待ちに待っていた方も多かったと思いますが、それよりもずっと前から、レシピの本が出るのはいつ?とずっと待っていたファンもたくさんいたと思います。わたしもそんなひとり。




というわけで、きょうは本格イタリアンをめざす日。本屋の店頭で作るものを決めて、買い物をして戻って、いざ、真新しい本をキッチンで広げます。
北イタリアの食卓への思い_d0008146_2330031.jpg
作りたいものはいろいろあって迷う迷う。欲張っていくつか作ることにしました。といっても、今日は出だしが遅かったこともあり、簡単なものばかりですが、まあ、よしとします…。

まずは前菜(アンティパスティ) 
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大麦のサラダ、それからアスパラとパプリカの胡麻あえ。大麦は結構好きな素材なのですが、思えば自分で調理したことがありませんでした。オリーブにドライトマト、えびなどが入って、オリーブオイルとレモンでさっぱり仕上げます。味が出る素材の甘みと酸味のバランスが絶妙です。レシピにはありませんが、小さいマッシュルームを薄切りにして加えました。

で、奥はさっと湯がいたアスパラガスとパプリカをすりごまとオリーブオイルであえるもの。ごまあえというと、しょうゆで和風に仕上がるものばかりだったので、オリーブオイルというのが新鮮。色もきれい。…が、写真を見て「あれ?」と思った方もあると思いますが、白ごまが家にあると思っていたのに見つからず、仕方なく黒ごまを使用(涙)。しかも食べ終わって片付けも終わってから白ごま発掘(涙涙)。あああ。おいしかったからいいんですが。

そして「1皿目(プリミピアッティ)」は、パスタ 
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ツナとズッキーニのトマトソースのスパゲティ。これが載っているからにはゼヒ試さねば、とトマトソースを作ってみました。にんにくとたっぷりのオリーブオイルで、たまねぎをじっくり炒めて水煮缶のトマトを入れて煮詰めます。できるだけレシピに忠実に作り(量は減らしてますが)、油の量におののきつつも、出来上がりのソースの何ともいえない凝縮された甘さに感動。そして、そのソースをベースに、軽く炒めたズッキーニとツナで仕上げたスパゲティは、シンプルなんだけれど味が濃くて、お店で食べるような味でした(自己陶酔入ってます)。やっぱり、ていねいに作ったものは、ていねいな味がするのですね。

さて、トマトソースを作ろうと決める前に目に付いたレシピがあったのでそちらも
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豚肉とブロッコリーのガルガネッリ。本ではオレキエッテ(「小さい耳」という意味)という丸っこくてかわいらしいパスタが使われていますが、きょうは何となくこっち。ブロッコリーはパスタと一緒の鍋で茹でて、別ににんにくと唐辛子で炒めておいた豚肉と合わせます。野菜をパスタを一緒に茹でるというと、キャベツとアンチョビが思い出されるのですが、豚肉と合わせるのもいいですね。唐辛子が結構きいていて、ぴりっとした味わいになりました。

次は主菜(セコンドピアット)、、、といきたいところですが、 
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なぜか作ったのはズッキーニリピエネ。えーと、確信がないのですが、これはどちらかというと付け合せでしょうか(汗)。中をくりぬいたズッキーニに、リコッタチーズやソーセージなどを合わせたフィリングを詰めてオーブンで焼きます。リコッタはさっぱりしてるけれど、モルタデッラという、脂肪分の高そうなふわんとしたソーセージを使うためか、かなりリッチで腹にたまる料理でした。えーと、なんとなくズッキーニとなすで作ってみましたが(パスタにもズッキーニ使ってるし、、)、なすもおいしかったけれど、やっぱりズッキーニがおいしかったかな。

えー、いきなり突っ走った感がありますが(汗)、ここまでやったからには(?)最後の締めもきっちりと 
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というわけでデザートはいちごのティラミス。ティラミスといっても、チョコやコーヒーが入るものではなく、マスカルポーネがベースのクリームと、お酒が入ったシロップに漬けたビスケット、角切りのいちごをグラスに重ねていく、パフェのようなこじゃれたデザートです。いちど凍らせてから半解凍にもどしたクリームも、シロップに浸したビスケットも、それはそれは柔らかい口当たりで、さっぱりしたいちごの味も合わさって、全体的に軽くてぺろっといけてしまいます(怖っ)。ちなみにいちごはあまおうを使用。昨冬は職権(?)で山ほど食べたあまおう、今年は1回しか食べていないのにもう店頭で見かけなくなって焦っていたら、今日、安売りになっていました。やっぱりおいしいー。

というわけで、強引にいろいろ作ったけれど、どれもシンプルな手順で作れて、そしてけれんのないストレートな味わいが楽しめるものばかり。味の好みとしては大麦のサラダが好きですが、トマトソースのパスタは素直に感動しました。

***

思えば、一昨年の初夏にt-fortunatiさんのイタリアのお宅に遊びに行く機会があり、ご家族やブログ以前からのご友人を別にすれば、彼女のお宅で彼女の手料理をいただくという幸運に預かった数少ない人間であると自負しているのですが(自慢)、まったく不覚なことに、実際にtさんがお料理をしているところをじっくり見そびれたので、今回こうして直伝のレシピを手にすることができて嬉しい(べつに再現できるわけじゃないんですが)。そして何より、体調不調などが重なりながらも、本当に限られた期間で黙々とがんばっていた彼女の努力がこんなすてきな本として形になったことが本当に嬉しいのです。

ということで、嬉しさのあまり、突っ走りついでに勝手にお祝い企画を。
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著書出版を記念して、t-fortunatiさんの本をご希望の方5名に差し上げたいと思います。(いちばん上の、ガルガネッリが載っかってるのはわたしの私物で、これは送りませんのでご安心を。念のため。) もうとっくに買っちゃったよ!という方が多いとは思うのですが、まだ迷っていた方はぜひどうぞ。ご希望の方は、以下を一読ください。

***

品目: 『北イタリアの食卓 うちの食卓 Non solo italiano』
   (Taeko Fortunati 著、白夜書房、2007)

対象: 1冊ずつ5名様
  海外在住の方 3名、 日本在住の方 2名
  ご希望者多数の場合は抽選とさせていただきます。

ご応募のしくみ:
  この記事のコメント欄に、「本希望」の旨を明記してコメントを残してください。
  お住まい(または本の送付先)が国内か海外か明記ください。
  できれば何かひとこと添えていただけると嬉しいです。お祝いとか。

締め切り: 2007年4月12日(木) 日本時間深夜(23:59)まで
  日本時間4月13日0:00以降のご応募は無効となりますのでご注意ください。時間はブログのコメント送信時刻を基準にします。

当選者発表: 2007年4月13日(金) 当ブログ上にてお名前を発表します
  その後、ご当選の方とは直接メールでやりとりさせていただきます。

発送: 2007年4月後半
   国内も海外も郵送にての送付とさせていただく予定です。

ご留意いただきたいこと:
  ・ 発送の手続き上、住所、氏名、電話番号等の個人情報を当方にお知らせいただいて差し支えない方に限らせていただきます。お伺いした個人情報を第三者に譲渡することはありません。また、当方の個人情報も同様の扱いをいただけるようお願いいたします。

  ・ この時点では氏名・住所等個人情報を記入いただく必要はありません

  ・ コメントは公開でも非公開でも構いませんが、当選者発表の際はコメントいただいたお名前をブログ上で発表しますので、その際匿名を希望される方は非公開にしてください。ただ、エキサイトブログ以外の方は、記入者も非公開コメントを見ることができないので、発表されたときにご自分でわかるようなニックネーム等を明記してください。また、非公開でも、もしt-fortunatiさんあてのメッセージがある場合にはご本人にお渡しします。

  ・ 本ご希望の旨、お住まい(国内・海外)の明記がない場合は、抽選の対象から外させていただくことがありますのでご注意ください。

  ・ この企画は、著者(t-fortunatiさん)のご許可を得て、当ブログ(一日一膳)が独自に企画するものであり、著者および出版社(白夜書房)との関連はありません。本企画について著者・出版社様にお問い合わせをすることはお控えください。

  ● 本ご希望をいただく際には、以上の条件にご同意いただけますようお願いいたします。ご希望のコメントをいただいた方は、以上の条件にご同意いただけたものとみなします。

***

、、、いやっ、しょぼい内容(5冊だし)の割にはおおげさな能書きになってしまいましたが、、、(大汗)ご希望の方はどうぞお気軽にコメントくださいね。本人のサイン入り!なんてあったらいいんですが(わたしもほしい)、そのためにイタリアまで行く予算が下りなかったので(<どこから?)、日本で買った普通の本です。。えーと、もうみなさんとっくに購入されていて、ご希望者が5人集まらなかった場合には、お友達に配りまーす。
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と、ホントに勝手に盛り上がってますが、もちろんまだレシピはいろいろ試したいと思っています。そして、「あのレシピは~?」というものももちろんあるので、はやく2冊目が出ないかな~と今から期待しているのでした。

たーさん、改めておめでとう&おつかれさま&ありがとう&ごちそうさま&これからも楽しみにしています!
by zo.chika | 2007-04-06 23:57 | 一日一膳