年の瀬も押し迫り、日本ではとっくにクリスマスなんていつの話?くらいな感じではないかと思うのですが、年が変わる前にクリスマスの話だけはしておこうと思います。。。(注:食べ物の話ばっかです)
つうことで、クリスマス前。お友達とそのご家族とランチをする機会があり
連れて行っていただいたのが、ロンドン郊外のCobhamという街にあるイタリアンレストラン、
La Copanna。ランチと言っても、起きて何も食べずすぐ出かけたのでむしろブランチだったのですが、のっけからシャンパン飲んでます。まあクリスマスだし。←たぶん関係ない
で、イタリアンレストランと言っても、建物はむしろ思い切りイギリス。食べ物もイギリス風のイタリアンという感じでした。まあクリスマスだし。←ホントに関係ない
前菜。Roast Vegetables (Bruscetta with Roast Marinated Vegetables and Smoked Ricotta)。野菜のローストとスモークしたリコッタチーズのブルスケッタ。野菜が山盛りでとってもおいしかったです。難を言えばボリュームがありすぎたところでしょうか。
前菜で既に結構満腹に近づいてきたところでメイン。Venison (Loin of Venison with Truffle Flavoured Gnocchi, Sauteed Woodland Mushrooms and Thyme Sauce)。鹿です。トリュフ風味のニョッキとマッシュルーム、タイム風味のソース添え。…と、メニューにありますが、確か手前のオレンジのはパースニップとにんじんのマッシュか何かだった気がします。どれもおいしかったのですが、何せ量が多かったので、肉ときのこくらいしか食べきれませんでした。とか言いながらシャンパンは2杯目なんですが。まあクリスマスだし。←しつこい
もうホントにおなかいっぱいだよ、、と言いながら、デザートのメニューを見て、さんざん悩んだあげく、友人のお母様とシェアして頼んだのがこちら、Christmas Pudding and Cherry Tiramisu。そういえばクリスマスプディングというのは食べたことがなかったのです。かなりヘビーな食べ物だと聞いていたので、自分で作ることはたぶんないな~と思われたため、こういうデザートとして食べるならいいかも、と思った次第。しかもこれ、ティラミスのスポンジの代わりにクリスマスプディングを使ったもの。クリームも濃厚だったので、全体的にとてもリッチなデザートでしたが、プディングのこういう使い方は結構いいアイディアなんじゃないかと話しながらいただきました。
さてこれがクリスマスの数日前。ここから本番(25日です念のため)まで、みんなそわそわ
はやくクリスマス来ないかな~ プレゼント開けたいな~と指折り数えます。
24日の晩。
サンタへのお供えに(?)クッキーを作成まあ、ほとんどぜんぶ、
おかあさんがやるんですけどね、、 ^-^
そして待ちに待った25日の朝。
朝ごはんを食べたら、みんなそろってツリーを囲んで、いざ開封。ひとつずつ順番にプレゼントを開けます。
べりべりと元気よく包みを破るたびに、わーいと歓声があがります。
わたしにとっては、ロンドンで、
mappetさんご家族と一緒にクリスマスを過ごしたことが何よりのプレゼントだったのですが、それ以外にもいろいろ有形無形のプレゼントをいただきました。こちらはほとんどmappetさんからいただいたものなのですが、おいしそうなお菓子は少しずつ楽しもうと思っています。♪
さて本日のメインイベントその1(プレゼント開封)が無事終わったら、今度は本日のメインイベントその2(クリスマスディナー)。mappet家ではクリスマスディナーは一家の主(だんな様=エルビス)の担当だそうです。彼がキッチンでターキーを焼いたり野菜を焼いたりしている傍ら、お子様方はさっそくプレゼントで遊び、妻(mappetさん)と居候(わたしだ)はお酒を片手におしゃべり。。。
ストラスブールで買ってきたcreme de fig(いちじくのリキュール)とpomme au four(シナモン風味のりんごのリキュール)。どちらも少し強めのワインくらいの甘いお酒で、ちびちび飲むのですが意外とあっさり空きました。。。
そうこうしているうちにディナーの準備ができました。本日の主役はもちろん
どーん。(いや、ビールではなくターキーですもちろん)で、もちろんターキーが主役ではあるのですが、その付け合せの数々が名脇役であります。
個人的にはターキーというと北米のサンクスギビング(今年は都合2回、
10月にカナダ、
11月にアメリカで過ごしています)のディナーを思い出すのですが、芽キャベツに根野菜(じゃがいも、にんじん、パースニップ)のロースト、スタッフィングにグレイビーあたりは、だいたい同じような顔ぶれですね。これはイギリスだなあと思うのはヨークシャープディングでしょうか。
乾杯して、クラッカーを割って、おいしくディナーをいただいて、最後の〆はmappetさんのケーキ。甘みを押さえたココアスポンジとクリームの組み合わせが絶妙でした。笑って飲んで喋って食べて、
楽しい1日が静かに過ぎていったのでした。みなさん、どうもありがとう!
***
さて、日本ではクリスマス(それも下手すると本番の25日ではなく24日)が過ぎると、クリスマス関係の一切のものがさーーっと片付けられて、一気にお正月モードに切り替わりますが、イギリスは(アメリカもそうでしたが)お正月よりもクリスマスのほうが一大イベントである関係もあり、25日が過ぎてもクリスマスのノリでそのままお正月を迎えるようです。クリスマスツリーやその他の飾りも年明けくらいまでは出しておきますね。
というわけで(どんなわけだ?)、クリスマスの数日後、お友達のお宅に食事に呼ばれてきました。これがすごいのです。何がすごいって
お部屋の飾りが
クリスマス一色!なお宅なのでした。これはクリスマス直後ですが、12月の中旬にはすっかりこんな感じになっていたようです。前々から「うちはクリスマスはガツンとやるよ!」と聞いてはいたのですが、いやはや気合入ってます。(強引に写真を明るくしていますが、本当はもっと照明を落としてあって暗かったです)
この日は、お友達のお母様のお友達とその弟さんとそのご家族がいらしていて(もう遠すぎて何がなんだかわけわかりません)、みなさん初対面だし、わたしはオマケみたいなもんなので、食事中の写真は控えましたが、料理はパスタベイク、コテージパイ、カレーを各自好きなだけ。気取りのないスタイルのディナーでした。飲んで食べて喋ったあと、デザート登場
バノフィパイ(バナナとキャラメルとクリームを合わせたパイ)、みたいなケーキ(?)。おお~っと歓声があがったところで製作者(友人のお母様)が
「カメラ、カメラ!」と。はい、こういうときこそ写真ですね、というわけでカメラを取りに走ったわたしでした。かなり暗かったのでぶれぶれですけど。(汗)
こうして1年で最大のイベントが静かに過ぎていくのでした。
暖冬とはいえクリスマス前後は暗くて寒い日が続いたロンドン。クリスマスの数日後に、一瞬、晴れ間が差した日があって、そういえばロンドンに来て1週間以上経って初めて「日光と影」を見たなー、と思ったのでした。長い冬はまだまだこれからです。
***
そうそう、クリスマスは過ぎていったのですがクリスマスの名残はまだあります。
ターキー。まずはお約束のターキーサンドイッチ。
ストラスブールで買っていたフェルベールのクリスマスコンフィ(ドライフルーツとナッツ、何かの野菜が入った甘いジャム)を合わせてみました。ターキーの付け合せによく使われるクランベリーソースをサンドイッチに使ったりするので、これもありかなと。ちなみにパンはmappetさん作成。食パンの格好をしていますがフランスパンの生地だそうで、軽くトーストしたら皮がぱりっと軽くなってとってもおいしかったです。
そしてもうひとつ
これは残り物というよりは余り物なのですが(汗)、クリスマス仕様のミント味のマシュマロ。ホットチョコレートに入れたらいいなと思ったのですが、何がいいって箱がかわいいなあというわけでアメリカの
Williams-Sonomaでお土産用に買って持ってきたものの、出かける用事が1件なくなったので、ひとつ手元に残ったのでした。なので自分でちびちび食べてます。
はい、長い冬はまだまだこれからです。冬眠できそうなくらい食べてます(汗)。