時は再び7月中旬のロンドンに戻ります。え~、時間も場所もあっち行ったりこっち戻ったり、めちゃくちゃで恐縮ですが、、、ひと足はやく日本に向けて旅立たれた
mappetさんご家族に
別れを告げた、今からおよそ1か月前。次にわたしが向かったのは、同じくロンドンにお住まいの日本人の方のお宅でした。

ご縁があってお部屋をお借りすることになったその方から、事前に伺ったご住所と地図を手に最寄の駅までたどり着くと、時間があるから、と駅までお迎えにきてくださいました。そして着いたお宅は、ビクトリア時代(余裕で100年以上前)に建てられた建物が立ち並ぶ閑静な住宅街の一角。
お部屋を貸してくださった
ますみさんは、陶器デザイナーとして渡英され、現在はボタニカルアートを専門に、絵の教室も主宰されていらっしゃるアーティスト。ご本人はもちろん、お宅もとっても素敵なのよ~、と、ご紹介をくださったお友達から伺っていたとおり、ゆったりとしたつくりのお宅は明るく開放的で清潔感にあふれ、明るく気さくなますみさんのお人柄が表れているようでした。

その日は夜着いたので、すぐに夕食を一緒にいただいて、まずはいろいろとおしゃべり。いろいろな経験を重ねてこられた方のお話は聞けば聞くほど興味深くて、お勧めされるがままに何杯もシードルもいただいて、あっという間に夜が更けていきました。
そしてその翌日。わたしの滞在2週目に入ってから
急に好天続きになったロンドンは、この日もすばらしいお天気。…が、わたしはどうしてもしなければならない作業があって、パソコンに向かって1日が終わりました(汗)。

でも、大きな窓のそばの明るいソファで作業をしていると、不思議と明るい気分になる気がして、作業もはかどったような(気がしただけかも、、、)。
その間、ますみさんはご自身の作品の制作中。

子供の頃からお絵描き(落書きともいう)は好きだったけれど、美術の授業はとても苦手だったし、絵画の基本がまったく身についていないので、わたしは絵のことはまったくわからないけれど、プロフェッショナルの方の仕事を見るというのは、それだけでも楽しい。しばし、じぃーっと手元を見つめてしまいました(邪魔だっただろうな、、汗)。
さて、もうひとつお友達から事前に伺っていたのが、ますみさんはお料理もとってもおいしいのよ~、ということでした。なので、もちろんそれも楽しみにしていたわけです。

で、この日の夕食。

アンチョビとオイルサーディン、パプリカのパスタに、アボカドのサラダ。台所に立たれてからあっという間にできあがったそれは、アンチョビの塩気とにんにくの香りが食欲をそそることそそること。もちろん白ワインとの相性が抜群で、あともう少し、もう少し…と止まらない味(汗)。
満腹になった頃には、日の長い夏のロンドンの日がそろそろ暮れてきた頃。気温もだいぶ下がってきた頃だし、お散歩にでもいきますか、ということで、ふたりで外に出ました。

すぐ近所に大きな公園があるのよ、とおっしゃっていたとおり、5分も歩かないうちに、広大な緑が広がっていました。

これで時刻は夜の9時くらい。ようやく薄暗くなってきた頃です。だだっぴろい敷地には、散歩する人、運動する人、バーベキューする人などがたくさん。夏の夕暮れを思い思いに楽しんでいました。




わたしがこのあと作業があるので(涙)ということで、さらっと30分弱で戻るような範囲を歩いただけなのですが、その短い時間の間にも、瞬く間に色を変える空を眺め、初夏の匂いを全身で感じながら、ずっとおしゃべりをしていました。

公園をあとにする頃。いいかげん暗くなってきても、人々は遊ぶのをやめる気配もなく。都心からかなり近い距離で(もちろん物価もそれ相応ですが)、この自然。さらにこのお天気。ほんとに、この時期、この瞬間だけをみたら、ロンドンってなんてすばらしい場所なのかと思わずにはいられませんでした。
…そして、日が長いということは、暗くなった時点で、その1日は限りなく終わりに近づいているということでもあります。。。

げげっもう10時か、、、と慌てて現実に返る(汗)。コーヒーとアイスクリームをいただいて、また作業に戻るのでした。いや、不満はありません。これで不満を言ったら罰が当たります。ほんとに。
そのまま迎えた3日目朝。この日はまた移動日だったので、朝はばたばたと。

なんだー、慌しいやっちゃなあ。という顔のにゃんこ様。

朝はジュースとお茶にベーグルのトーストにチーズ、グリークヨーグルトとはちみつ、フルーツなどをいただいていました。満腹。そして満足。
と、いう感じであっという間に過ぎた2泊3日。初日は夜着いて、最終日は朝出たので、実質的にはお邪魔したのは1日とちょっとなのですが、あまりにもくつろいでリラックスしていたため、もっと長くお邪魔していたような気がしました。ますみさんにも、「ずっと前からここに住んでるみたいねえ」と笑われ(汗)。いや、きっと誰もが、あっという間にリラックスしてしまう、そんな魅力のあるお宅だと思うのです。

多才で、作品に対する真摯なまなざしと、人を笑わせる温かさを持ち合わせたますみさんを見ていると、ここまで様々な経験やご苦労を重ねてこられたということはわかっていても、こんなふうに年齢を重ねていきたい、こんなふうに自分を成長させていきたい、と願わずにはいられませんでした。もっともっといろいろお話がしたかったと思いつつ、またロンドンに来たら声をかけてくださいね、とおっしゃっていただくと、はい!ぜひ!と必要以上に熱心に返事をしてしまうのでした。
ますみさん、すっかりお世話になり、そして楽しい時間をすごさせていただき、どうもありがとうございました。そして、(今回に限らないのですが)思いがけない出会いの機会をくださった
さがみさん。こうしてすてきな方々との出会いに恵まれて、自分は本当に幸運だと思います。どうもありがとうございました。
このあとはロンドンを離れ、一路、
北に向かいます。