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冬深まり、色失せる山奥。
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そんなのあり
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試したくなる組み合わせというのはいろいろあります。もちろん食べ物の話です。未知の食材を使った食べ物や、なじみがある食材だけれどなじみのない組み合わせとか。昔から、そういうものを見つけると、試してみたいと思わずにはいられなかったのですが、最近は日本のものも外国のものも新しい組み合わせの食べ物が溢れすぎて、いろいろ選ぶのが楽しい反面、見つけたものを端から試すのも無理になってきました。

それで、取捨選択が必要になるわけですが(いや、何事もそうですね)、わたしの場合、そんななかでも見つけると比較的すぐに試すのがチョコレート。とりわけフレーバーがラディカルになってるなぁと思う食べ物のひとつでもあります。で、これ。
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先日ハワイで買ってきたVosgesの期間限定フレーバー詰め合わせ、Collection of Zeon。もうサイトには載っていないので販売終了しているみたいです。
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ここのチョコは、最初に買った板チョコにせよ、次に買った定番トリュフにせよ、とにかく見た目がかわいい。で、今回もこのとおり、完璧に美しい姿。

さて、こちらはジャマイカとレゲエがテーマみたいなんですが(たぶん)、トリュフは5種類。
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手前から、ヘンプシード(大麻。種ですが)とミルクチョコの「Kaya」、ジャマイカンソレルというハーブにAppleton Estateのラム、しょうがのホワイトチョコにハイビスカスの花びらが載った「Rasta」、かぼちゃのピュレとジャマイカンペパー(オールスパイスのことらしい)入りのミルクチョコにかぼちゃの種が載った「Selassie」、Red Stripeというジャマイカのビール入りのダークチョコにカカオニブが載った「Zion」、そしてブルーマウンテンコーヒーとココナッツ入りのダークチョコ「I-tal」の5種類。ビールが入ったやつとハイビスカスが載ったやつが試したくて買ってきました。もっと数が少ない(そして、安い)のがあればよかったのだけれど、選択の余地なくこのサイズ(16個入り)で。
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で、食べた結果。ええと、ハイビスカスが載ったホワイトチョコのは、香りも味もかなり好きでした。ほかは、、、(黙)。ええと、、、ここのチョコはたぶんもう買いません。少なくとも箱入りのセットは。今まで試したフレーバーを振り返るに、わたし的にはいまいち、、、というのが多い(おいしいやつはおいしいんですが)。安い店ではないので、好きな味に合える比率と箱詰めの値段が、ちょっと折り合いがつかないみたいです。ばら売りだったら買うかもしれませんが。好きなやつだけ。

でも、Vosgesのチョコは、味の組み合わせはとても興味深いのです。その点、オーナーのKatrina Markoffの創造性というのはすごいと思います。わさび+しょうが+黒ごまのチョコはとてもおいしいと思ったし、同じ組み合わせを使ったチョコレートケーキのレシピもよかった。そして、ショコラティエである彼女のレシピをもうひとつ。
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メープル・ミルクチョコレートのディップで食べるベーコン。ベーコンにチョコってすごい組み合わせに思えるかもしれませんが、わたしは案外すんなり納得しました。ミルクチョコと生クリームでできた温かいディップにメープルシロップをかけたところに、カリっと焼いたベーコンを浸しながら食べるというもの。今回は手抜きして普通のスライスベーコンを使用。ちょっとパプリカをふっています。しょっぱいベーコンと甘~いミルクチョコは、想像するよりもずっと素直に合っていました。それほど突拍子のない味ではないです。わたしが言っても説得力ないかもしれませんが(汗)。

ちなみに、しれっと刺してある小枝みたいなのは、Mademoiselle de Margauxというフランスはボルドー地方で作られるチョコレート。
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いつも見ているブログで紹介されているのを見て、あまりのかわいらしさに即、日本で取り扱っている場所を調べて、買いに行きました。それが実は、しょっちゅう足を運ぶ成城石井というスーパーで、たぶん前からずっと扱っていたと思うのですが、今までまったく気づきませんでした。。そこにあった小枝チョコは、オレンジ(ビターチョコ)、プラリネ、キャラメル(いずれもミルクチョコ)で、いつもならビターに行くのですが、このときはフランスらしい(?)プラリネを購入。Vosgesとか、最近試しているような変わったチョコとは対角にある、まったくもって定番なフレーバーですが、やはり定番はいいな、と思わせる味。(←何でもいいのかもしれない 汗)

さて、上のチョコディップは、Michael Turback著、Hot Chocolate (Ten Speed Press, 2005) からのレシピ。その名のとおり、ホットチョコレートばかりずら~っと並んだ本です。これはアメリカの友人が贈ってくれたもの。わたしがこの冬、ホットチョコレートにはまっているらしい、と察してくれたもよう。^^

いろいろ魅力あるレシピはあったのですが、最初に試してみたかったのが本の最後のレシピである、上のディップでした。そしてもうひとつがこちら。
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これは何味のホットチョコレートでしょう。正解は次回の記事で、見事当てた方にはプレゼントを…と一瞬考えましたが(一瞬です)、面倒なのでもったいぶるほどのものではないので、とっとと書きます。正体は、ギネスビールのホットチョコレート。ギネスといえば以前もケーキを作っていますが、意外にチョコとの組み合わせはあるみたいです。

もっとも、本では元のレシピはSamuel AdamsのCream Stoutという甘みのあるクリーミー(らしい)なビールが使われている(というか、ここの会社から提供されたレシピらしい)のですが、ここのビールは近所では普通のBoston Lagerしか見つからなかったので、スタウトといえば…というわけで、ギネスに変更(←安易)。ブラウンシュガーと一緒に2~3分熱したビールにセミスイートチョコが入ります。ギネスの味は結構ちゃんと残っていて、チョコの味ともなじんでいます。そういえばSam Adamsにもチョコレート味のビールがあるんですよね。見かけただけで買ったことはないのですが。
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マルガリータのようにグラスのふちを飾るのは、塩ではなくて砂糖。レモンでこすって砂糖をまぶします。これ、ビールがベースになるうえに、チリもちょっと入るので、かなり温まる味。でも実は今日は、昼間は4月並みに気温が上がったんですよね…。夜も空気が暖かくて、まるで春が来たみたいでした。

*ちなみにこれ全部いちどに食べてるわけではありませんので、念のため。

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by zo.chika | 2006-02-15 02:32 | 一日一膳