濃厚チョコレートケーキ
プレーン、スパイス、ハーブの3種類。さあ、どれがどれだっ。
これならどうだっ。
…ああ、どれも同じですか。そうですか。そうですね。ええ実はもう自分でもどれがどれだったか判らなくなっていたりします(汗)。作ったのももう1か月以上前だし。。
がっっつりチョコレートの味が濃厚なこのケーキは、Trish Deseine著、
Petits plats entre amis (Marabout, 2001)、そしてその後出版された同著
Je veux du chocolat! (Marabout, 2002) にも収録されているFondant de Nathalieというレシピ。日本でも目にする、いわゆるフォンダン・オ・ショコラという濃厚でとろけるようなタイプに似たチョコレートケーキだと思います。
作り方はきわめて簡単でシンプルな味わいのケーキなので、バリエーションをつけるのにももってこい。というわけでチョコレート+αにはまっているこの冬は、手始めに上述のとおりプレーンのほかにスパイスとハーブを入れたものを試してみました。スパイス入りのほうは、シナモン、ナツメグ、クローブ、カルダモン、ジンジャー、それから唐辛子。自分はスパイス好きゆえ、いつもこういうものを多く入れすぎる傾向があるので、今回は控えめ、控えめを心がけました。ハーブのほうはミントとローズマリー。といってもローズマリーはほんの気持ち程度で、メインはミント。生の葉っぱを細かく刻んで生地に混ぜ込みました。こちらは思い切ってかなり多めに入れています。ちなみに何となくイメージしていたのは、
以前にもご紹介している
DAGOBAのチョコレート「Xocolatl」と「Mint」。
このケーキは焼きすぎないのがポイントなのですが、相変わらず下火の弱いオーブンゆえ、型から抜ける程度の固さを目指して焼いたら、ちょっと焼きすぎ気味になりました…。
結果からいうと、スパイスもハーブも思ったより風味が弱かった。どれくらい弱かったかというと、「どっちがどっち味だかわからない」と言われたくらい(汗)。スパイス味のほうは、後味でほんの少し舌にピリっとする感じがあるのでわかる程度。ミントなんて結構大量に入れたつもりだったのになあ…。まあ、何も入れなくてもおいしいケーキではあるので、おいしかったんですが。
2年前くらい前に初めて作って、今回は2回目か3回目くらいになるこちら、基本的に材料はビターチョコに砂糖、卵、バターと、申し訳程度の小麦粉。粉以外の材料はほぼ同量ずつの配合なので、わたしの基準ではめまいがするくらいチョコと砂糖とバターが入るのですが(というか、だからこそ?)、ちょっとキケンなくらいおいしいので、このケーキに関しては、砂糖やバターを減らすのではなく、作る量自体を少なくして、少しだけ食べることにしています。まあ、言い訳と言ってしまえばそれまでなんですが。フレーバーを変えて近日中にまた作る予定。
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