久しぶりに見た夕焼け。

山にこもっていると、ちょうどいい時間にちょうどいい場所にいることがめったにないので。
久しぶりに東京に来ました。

行こう行こうと思いつつ機会を逃し、気づけば夏が来てしまったのでさらに延び延びになり、ようやく実行。東京に降り立って最初に思ったのは「思ったほど暑くなくてよかった」ということ。急に涼しくなったよ~、と皆に言われたので、ちょうどいいタイミングだったのかもしれません。
それでもまあ、ちょっと歩くとじっとり汗ばむのですが。

着いたその足で大荷物をロッカーに預けて向かったのは代々木公園。目指すは骨董市です。
有楽町の東京国際フォーラムで月に2度開催されている
大江戸骨董市に行ったのは
数年前。また行きたいと思いつつ機会がなく、今回こそは・・・と思ったけれどまたしても日程が合わず残念に思っていたら、今月から
代々木公園で骨董・工芸品のマーケットが開催されていると知り、こちらは行けそうだったので都合をつけてやってたわけです。

とりあえず屋台で冷たいカフェモカを買ってのどを潤してから、うろうろと。





やっぱり、うろうろするだけでも楽しい~(お買い物もしましたけど)。
国際フォーラムもいちおう屋外とはいえ、こちらは正真正銘(?)屋外なので、圧倒的な開放感があります。有楽町の骨董市に比べると店の数はだいぶ少なかったように感じましたが、散歩がてら寄ってふらふら見て歩くには楽しいのではないかと思います。

大きいカゴとかほしかったなー。。。
さて。その後はふらふらと渋谷まで歩き、
新名所(?)をさっとひやかしてから電車に乗り、軽く西へ。

二子玉川にやってきました。
一時期、このあたりに住んでいたのですが、今回2年ぶり?くらいに来てみたら、駅の周りが様変わりしていてびっくり。長いこと近辺で工事が続いていたので、いろいろ作っているのは知っていたけれど、それがすべて完成してから来たのは初めてだったので・・・。
この日、二子玉川まで来たのは、
玉川高島屋で開催中の
照井壮さんの個展を見るため。今年の5月に
クラフトフェア松本で気になったうつわを(2年越しで)入手したのですが、ちょうど東京に来るタイミングがあったのでちょこっと足を延ばしてみたのでした。初日だったせいか照井さんご本人もいらして、これまたすてきなお皿とカップを購入して満足、満足。展示は本館5階和食器売場にて10/9まで開催中のようです。
そのあと久しぶりにお店をうろうろして、そろそろ帰ろうかな、という頃に日暮れの時刻になったので、多摩川の橋まで歩いていきました。

小さいけれど富士山も見えます(左端のほう)。辺りはいろいろ様変わりしたけれど、多摩川で見るこの夕日は以前と変わらず。なんだかちょっとしんみりしてしまいました。

そしてまた電車に乗って、姉の家へ向かいました。
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次の次の日。

朝からまた都心へ・・・向かう前に、駅前のミスドへ。もう最後に行ったのがいつだか思い出せないくらい久しぶりに行きました、、ミスタードーナッツ。ミスドといえば、中高生の頃いったいどれだけここのドーナッツを食べ、いったいどれだけの時間を友達と一緒に過ごしたかわかりません。あの頃がいわゆる「青春」だったのだろうか、とまたしても軽くしんみりしましたよ・・・。
最初に仕事先に顔を出して昼を食べたりしたあと、いそいそと向かったのはこちら。

水道橋のうつわの店、
千鳥さん。このブログでも何回も触れているし、うつわ好きの方はご存じのお店だと思いますが、小さな店内にすてきな品が並ぶ大好きなお店です。今月初めに売場スペースを拡大してリニューアルオープンされたばかりで、新しくなったお店に伺うのは今回が初めて。
すっかり広くなった店内に、これまたすてきなアンティークの什器が並び、それだけで既に心が躍ります。久しぶりにお目にかかった店主の柳田さんにも、ご挨拶もそこそこに(そして肝心のうつわの前に)什器をほめまくるのもどうかと思うのですが、、<自分(汗)。

いつ行っても心惹かれるうつわに出会うお店ですが、今回特にひかれたのが
こちらでも紹介されていたロゼワイン色のガラスの花器。ほんとうにきれいな色で、形も上品でうっとり。ちょうどいい置き場がないので今回は購入は見送りましたが、こんな感じのグラスがあったら絶対買っていたと思います。

ほかにも、今回は色つきガラスの品々に目移り。でも買って帰ったのはまっったく趣の違うものなんですが(汗)。これからの寒い季節に活躍しそうなお皿で、使うのが楽しみです。

増床して、「歩いて回る楽しみ」が加わった千鳥さんですが、こぢんまりとして入りやすいお店の雰囲気は開店当時から変わりませんね。もうちょっとちょくちょく来れたらいいのにな~。
さて、そのあともう少し時間があったので、またちょこっと電車に乗って銀座へ。

やってきたのは
松屋銀座で開催中の
銀座・手仕事直売所。去年あたりに気になっていて、今年はまたちょうどタイミングがあったので行ってみました。
こちらで会場の様子が紹介されているのですが、結構いろんなものがあって見て回るのも楽しかったです。もっとも、キッチン・リビング関係のものについては、この数日の間にすでに他でちょこちょこ買い込んだばかりなので(汗)、今回はちいさーいものをちょこっと買っただけ。こちらは8階で10/1までの開催です。
銀座も久しぶりに来たのであちこち見て回りたかったけれど、うろうろっとしたら時間切れ。

そうそう買い物ばかりしていられないとは言え、銀座はぷらぷら歩くだけでも楽しいので、また時間のあるときに行けたらいいなと思います。
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そして土曜日。早起きして朝から活動!

・・・のはずが、ちっともスタートが早くなかったんですが(汗汗)、電車に乗ってやってきたのは青山。青山通りの国連大学前の広場で毎週末開催されている
ファーマーズマーケットに来てみたかったのです。
アメリカなどでは各地で根付いているファーマーズマーケット。日本でも、農家の方々が集まって開かれる朝市などは昔からあります。でも、東京は町の規模の割にこうしたマーケットが極端に少ない、と
前から思っていたので、このマーケットのことを知ったときは「ようやく出た!」と思ったものです。ちなみに、
数年前にこの場所でトラックで生鮮食品を売っているのに出くわした、その少し後にこのマーケットが始まったらしいのですが、何か関係があったのかなぁと思ったりしましたっけ。
スタートは朝の10時で、わたしが着いたのはもうお昼前くらい(汗)。でも、まだ品物はたくさんあって、お天気もいいせいか会場は賑わっていました。

朝から何も食べずに出てきたので、会場をざっと見てから、まずは軽く腹ごしらえ。。この後すぐ、友人と会う約束があったので、ごく軽く。・・・と言ってもでっかいサラダです。かぼちゃとチキンの入り。お供は河内晩柑で作られたという酢をスパークリングワインで割った飲み物です。朝から飲んでますね、、ってもう昼ですから!週末だし!
腹が落ち着いたところで、もう少しじっくりとお店を見て回ります。

ずら~っと並ぶ野菜に果物。

こうやって箱にぎっしり入って並んでいると、あぁファーマーズマーケットね、と思います。

りっぱなぶどうがあちこちに。秋ですねー。

やきぐり~! 秋ですねーーー。

圧倒的に多いのは、もちろん野菜・果物ですが、ジャムや調味料の類のほか、飲み物、お菓子、パンなどもありました。あと石鹸やお花、バスケットなども。こぢんまりした規模の割には結構いろいろ揃っていたと思います。あと、食事系の屋台も結構多かったように思います。オーガニックのものも多数。

信州にもたくさんある産地直売所も楽しくて好きだけれど、やっぱり作り手の皆さんと直接顔を見て話をして商品を買うのはいいなぁ、と改めて思いました(※作る人と売る人が別のお店も結構ありましたが)。スタートから丸3年を迎えたというこちらのファーマーズマーケット、まだ地域の人の普段の買い物の場というよりはちょっと観光・イベント的な存在である感じは否めませんが、ぜひがんばって長く続いてほしいなぁと思いました。
で、このあと1日、外で予定が入っていたので、あんまりいろいろ買い込めなかったのですが、どうしても見逃せず買ってきたもの。

黄桃、ライム、焼き栗、くるみ。黄桃はこちらは山形産ですが、信州でもたくさん作っているのに、地元ではほとんど出回らない・・・と常々思っていたら、やっぱり東京にはそこらじゅうにありました。。そして信州の山奥では見かけないライムは、なんと国産!初めて見ました。
「瀬戸内海のほぼ中央に浮かぶ 橋のかかっていない・信号機もない離島」で作っているのだそうですよ。栗は、小ぶりでさつまいものようにほくほくしたのと、大粒で正統派に栗!な味のもの2種類。くるみは輸入品で、それこそ信州で新鮮なのがこれから山ほど手に入るんですが、、なんと皮が赤い品種とのことで、あまりのめずらしさに買ってしまいました。焼き菓子に使う予定です。
毎週、土日に開催のこのマーケット、また行きたいな~、明日も行っちゃおうかな(ってもう今日だ)、と思っております。やっぱりマーケット好き。<自分
というわけで、短い間にうつわにマーケットにとわたしのツボに入るものばかり見てまわり遊んでまわり、、しばし都会の空気を楽しんでおります。

今、いつもに増して忙しくしている姉とも、ちょこっとお酒を飲みつつ近況報告も。東京も昼間は暑いけれど夜はだいぶ涼しくなったようで、これからがよい時期ですね。