パリ(ほぼ)最終日
今日も天気は晴れているような曇っているような、暑いような涼しいような微妙な感じ。
朝飯は
昨日に引き続き今日もパン屋にでも繰り出そうかと思っていましたが、ぼんやりとホテルの部屋で果物を食べて済ませました。近くの八百屋で買ったいちご、あんず、いちじく。どれも熟れ熟れでした。
*小さい風景写真はクリックすると拡大表示されます。
宿を取ったモンマルトルはちょっと下町っぽくて、狭い路に小さな店がこまごまと軒を連ねていて、いい感じ。こちらの八百屋は、それはそれはきれいに野菜や果物を並べて積み上げてありますね。特に朝のうちは商品がたくさんあるので、こんなにぎっしり。
このときはいちごとさくらんぼが旬のはじめだったようで、この通りずら~っと。
ベリー類が安くなるのはもう少し後だった模様。もっと安かったらガサガサ買って腹壊すほど食べたんだけどな~。
ああ、そういえばホワイトアスパラガスも食べ損ねました。
と、八百屋を横目に見ながら駅に向かい、電話を1本かけてから地下鉄に乗って移動。今日はランチにパリ在住の
chicoさんと
お会いすることになったのでした。電話で、お店近くの地下鉄駅のホームで待ち合わせするところまでは決めたものの、最後、わたしのカードが切れて電話がブツっと切れてしまった。。。まあ何とかなるでしょう <いいかげん。
途中下車してちょこっと買い物をしてから、時間に遅れてる~と焦って飛び乗った電車。なんとchicoさんもその電車に(しかも隣の車両に)乗っていらして、電車が去った後、暗い地下鉄ホームで互いを指差し確認する日本人、約2名。
^^;
無事お会いできたところで、お昼はchicoさんがMalais(マレ)にあるタルトとキッシュのお店に連れて行ってくださいました。
扉を開けると中は奥へ奥へと広がっていて、中庭に面しているため、奥の席も明るい。壁一面にべたべたと張られたポスターもいちいちフランスっぽくて、いい感じ!!
わたしは昼間だけどシードルを注文して、怒涛のように喋っていたら、ほどなくランチ到着。わたしが頼んだのは山羊チーズとズッキーニのキッシュ。chicoさんが「ここのは大きいよ~」とおっしゃっていたとおり、すごいボリューム。でも、比較的軽くて味付けも薄めでわたし好み。わしわし食べました。
ちなみにchicoさんからいただいた、トマト味のなすのキッシュもおいしかった~。
さすがに全部食べるともう満腹で、残念ながらデザートまで手が伸びませんでしたが、お茶を飲んでひと休み。わたしはバニラとモーヴの紅茶をいただきました。柔らかくてほっとする香り。
あー、このお店とってもよかったのですが、お喋りに夢中になって店名も道順も覚えてない(汗)。今度chicoさんに聞かなくちゃ。。
さて、
ロンドンでお世話になったmappetさんの学生時代からのご友人であるchicoさんとは、わたしはもちろん初対面。パリでマッサージを中心としてビジネスを展開している彼女は、終始笑顔を絶やさず、その小さな体のいったいどこに、と思うほどエネルギーに満ちていて、お話ししているだけで、こちらも自然に笑顔になって、パワーをもらう感じ。その日はその後ご予定があって、ランチをご一緒しただけだったのですが、最後に「ぜひ、またお会いしましょうねっ!」とお別れした後、歩き出した自分の足取りが不思議と軽くて、ほんとうに元気を分けていただいたなぁと思ってしまいました。
さて、その軽い足取りでマレを散策。
マレも細い路地が入り組んでいますが、おしゃれなお店がたくさんひしめいていて、歩くだけでも楽しく、こちらも大好きな場所。ちょこちょことお店をひやかしながら、行こうと思っていたお茶の店
Le Palais des Thésへ。
…お茶を買って店を出て、紙袋を見て初めて気がついた。
あら、東京にも店舗があったのね(汗)。
まあ、そういうこともあります…。
パリ最終日の今日は、他にも行くべきところがあるので、もう移動しなければ、と思いつつもつい足が向いてしまうこの場所。
大好きなベーカリーカフェ、
Le Pain Quotidien。パリ市内にいくつも店舗があるのですが、わたしがいちばん好きなのはこのマレにある店。ずーっと昔、ふらふら街を歩いていて、偶然見つけて入って気に入ったせいかもしれません。パリの他の店舗や、ニューヨークにあるお店にも行ったことはあるのですが、やっぱりここが好き。この日は土曜日だったので、店の中も外も席は一杯でした。
わたしはこの店のクロワッサンとパン・オ・レザンが大好きなのですが、午後だったせいかパンはほぼ品切れ。そこでピスタチオとグリオットチェリーのタルトを買って帰りました。先に
Boulangépicierで
食べたリ・オ・レもそうですが、フランス人はこの組合せが好きですね。
…ちなみに、このときはまだ満腹だったので、写真撮っただけです。(夜食べました。甘かったけどおいしかった♪)
名残惜しくもマレを後にして、地下鉄に乗って移動した先は左岸の
Le Bon Marché。いよいよ最後のお買い物モード(?)。
…の、前に、なぜか道草をして本屋なども寄ったら、偶然(いやホントに)
La Maison du Chocolatの前を通った。
この店は東京にもあるので、別に来る予定は立てていなかったのだけれど、ふと、
あの方の
この話が頭をよぎる。
…数分後、店を出たわたしの手には立派な箱が。
(そして雨もぱらぱら降り出した)
買ったのはこのキャラメル味のエクレア1個だけ。エクレア1個でこんな立派な箱に入れてくれるとは恐れ多い。
これ、上のコーティングも、中のクリームも、きっちりキャラメルの味がして、おいひい~♪
ちなみに、これはこの場で食べました…。いや、荷物になるし。ごにょごにょ。
(腹の中の荷物にはならんのか、という問題はさておき)
さて、Bon Marchéで用があったのは、厳密には別館の
La Grande Epicerie de Paris、つまり食料品売場のほう。
Galeries Lafayetteの食料品売場とはちょっと品揃えが違って、こちらも見応えばつぐんです。最終的にレジに持っていったものよりも、手に取って諦めて棚に戻したもののほうが多かったのですが、それでも店を出る頃には両手いっぱいの荷物、荷物(汗)。
そんな荷物でも、前日に引き続き、ふたたびPierre Hermeへ。土曜の夕方だったせいか、店の外まで行列ができていてびっくり。
この時間ではもちろんペストリー類は売り切れていましたが、逆に前日は売り切れていたアイス、Miss Gla'Gla Ispahanはあった~。
「持ち運び不可、今すぐ食べてね」と手渡されたそれは、ばら風味のライチシャーベットとラズベリーシャーベットをばら味のマカロンで挟んだもの。うわさどおりおいしかったです。外は雨足が強くなって寒かったけど。しかも日本でも売ってるけど。
雨足が弱まるのを待って移動し、この後は店の閉店時刻まであちゃこちゃで最後の買い物に走り回り、ホテルに戻った頃にはさすがにへとへとになっていました。あとは、かばんにぎっちり荷物を詰め込んで、翌日の出発に備えるのみ。
何回来てもまた来たくなる街、パリ。また来るぞ!
…と、ついでなので翌日の移動日についても少し。
昼間のフライトで空港に移動する前に、実は最後にもう一軒、パン屋に行きたかったのですが、、、大荷物があるし、時間に余裕を持つため今回は見送りました。で、朝飯はヨーグルト。ルバーブ味なんていうのがあったので試してみました。
(ルバーブについては
こちらを参照)
うん、ちょっと酸っぱくて、まあ、普通。
地下鉄と電車を乗り継いで空港へ。途中、北駅の構内にある
PAULでコーヒーとサンドイッチ、タルトを調達。PAULはもう東京にもたくさんあるので、わざわざパリで行かなくてもいいのですが、ここ何回か、パリを出る前に北駅のPAULでパンを買うのが帰国前の習慣になりつつあります。
で、日本にはない(であろう)ルバーブのタルトを購入。結構おいしかったです。
…今度こそ、、、さよならパリ。
帰国当日から始まってだらだらと1か月以上もかかったこの旅行記録。ここまでお付き合いくださった皆様、どうもありがとうございました。
最後に、日本に買って帰った食べ物について書いて、今回の旅話はおしまいにします。
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ヨーロッパから帰ってきました(2005年5~6月)
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