12月最初の週末
行ってきました、人生初の歌舞伎座へ。
建物の建て替えに伴う取り壊しが決まっている東京・東銀座の
歌舞伎座。来年4月のからの休館の前に一度行っておきたいと思っていたところに、東京訪問予定のお友達から「今度、歌舞伎を観に行こうと思ってるんだけど、一緒にどう?」とお誘いが。ぜひに!とお答えして、チケットも一緒に取っていただき、当日は歌舞伎座前で待ち合わせ。
ものすごく空腹ではなかったけれど、それなりに長丁場の公演なので、静かな会場でお腹がぐーと鳴っても恥ずかしいので、入場前に小ぶりなお弁当を調達。
てまりずし弁当。幕が上がる前に2、3個ほおばって、いそいそと着席。(※残りは幕間に。)
12月の演目、夜の部は「双蝶々曲輪日記 引窓」「御名残押絵交張 雪傾城」「野田版 鼠小僧」の3本(詳しくは
こちら)。で、上に書いたようにわたしは歌舞伎座に入るのが初めてだったわけですが、正直に言うと、歌舞伎の観劇そのものよりも、取り壊し前に建物に入っておくことに興味があったのです。それで何の前知識もなく、本当にただ観に行っただけなのですが、終わってみれば、劇そのものも想像していた以上に楽しめました。
1本目は古典のストーリー、2本目は踊り中心、3本目は現代的なコメディという感じで(多分)、1本目は
イヤホンガイドを頼りに一生懸命筋を追い、2本目は雪景色の踊りに酔いしれつつしばし夢心地に(はい、文字通りに。zzz)、そして3本目は身を乗り出して劇に見入って笑い泣き。特に3本目、クリスマスを意識した”野田秀樹版ねずみ小僧”は、テレビのお笑い劇を観ているかのような劇展開で、難しいこと抜きに楽しめました。
歌舞伎は日本の伝統的な古典劇なのだと思い込んでいたけれど、こういう現代的な作り方もあるのだと初めて知りました。
2回の幕間を挟んで、終演したのは9時頃。ぜひまた足を運びたいと思いながら夜の歌舞伎座を後にしました。
さて、興奮冷めやらぬまま有楽町までぷらぷらと歩き、スペインバーで一杯。
・・・あ、1杯っていうのはわたしだけで、
お友達はもっと飲んでましたけどね。 (^m^)
彼女とは
1年ぶりの再会。「おかえりー (>日本へ)」「いらっしゃーい (>東京へ)」と乾杯して、たこ、えび、トリッパなどをつまみながらおしゃべり。わたしが終電を避けたかったので(そうじゃなくても混んでいるし、週末ならばなおさら・・・)、ちょっと早めに切り上げましたが、もっとゆっくりしたかったです。
というわけで、貴重な機会に、楽しい時間を過ごすことができました。
お誘いどうもありがとう! >
くうたん
今度また飲みなおそうね♪
***
というわけで、日本に戻ってきました。この日は午前10時過ぎ、無事成田に着陸。重い預け入れ荷物を受け取って、電車を乗り継いでえっさほいさと東京を横断し、家にたどり着いたらメールを確認して、軽くシャワーを浴びて再び都心へ。観劇のお誘いをいただいた日が何と日本帰国日で、万が一飛行機が大幅に遅れたらもう間に合わない、というタイミングだったので、当日ぎりぎりまで行けるかどうかわからないというスリリングな(違)待ち合わせで、くうたんには気をもませて申し訳なかったけれど、無事ご一緒できてよかったです。
(あ。そういえば言い忘れ&書き忘れましたが、実は日本への飛行機も危うく乗り遅れそうになったのでした。汗 空港には余裕で着いてたのですが、気づいたら出発20分前で、電光掲示板で発着情報を見たらわたしの便は「Closed(搭乗ゲートが閉まっている)」と表示されていて、まだゲートまで遠かったので焦って走ったのでした。ははは。)
それにしても東京に着いたら暖かくてびっくりしました。暖冬だと聞いてはいたけれど。もう12月なのにねぇ。
帰国直前に立ち寄った町が、昼間も1度とか3度とかそんな寒さだったので、東京が余計に暖かく感じました。それにしても旅の写真の整理がまったく進まないまま帰ってきてしまい(汗)、しかももう12月。大量の写真の行方が気になるところですが(遠い目)、まあ、ぼちぼちと。