冬深まり、色失せる山奥。
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食いだめ、作りだめ、飲みだめ
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ここぞとばかりに、山のように買ってみた。






6月になるとライチが東京でも店頭に並びます。缶詰でも冷凍でもない、生のライチが出回るのは1年で今の時期だけ。1か月くらいで姿を消すので、お店で見るたびにそわそわします。


だいたい、今まで東京で見ていたのは台湾からの輸入物だったと思うのですが、今年は国産のものを発見(しかも近所の八百屋で)。思ったほど高くなかったので(安くはない)ためしに買ってみた。
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沖縄産とな。(レイシ=ライチ[茘枝])


普段見ている台湾産よりもひと回りは小ぶりで、皮の色は鮮やかな赤。そして、明らかにトゲトゲしています。ハワイにいたときに近所で売ってたのもこんな感じだったかも。
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そういう品種なのかなーと一瞬思いましたが、大きさはともかく、皮の色とトゲについては、考えてみるとそれは鮮度の問題なのかなと。採れたては赤くてトゲトゲしているのが、時間が経つにつれて黒ずんできて、さらに輸送時にトゲがつぶれて丸くなるのかなと(推測ですが)。


というわけで、貴重な国産のライチと、国産じゃないけどそれでもやっぱり貴重な台湾産のライチをとりあえずそのまま食べてみる。
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身の色は一緒です(半透明の乳白色)。沖縄産のは、皮に切れ目を入れたそばから果汁がすごい勢いではじけ出てびっくり。食べてみると、こちらのほうがちょっと酸味を感じました。台湾産のほうが熟して甘い感じ。個体差かもしれませんけどね。どちらもおいしかったです。


さて、生のライチはそのまま生で食べることが多いでしょうし、それがいちばんおいしいのだろうとは思うのですが、どうしても何かしたくなるのが人の性(え、わたしだけ?)。何年か前にお菓子やら何やらいろいろ作ったっけ~と思ってブログの過去記事をたどっていたら、なんと4年前(!)でした(その翌年はこちら)。はやい、はやすぎる(遠い目)。


それで今年は6月の前半頃にがさっと買い込んだのですが、なんだか慌しくしているうちに全部だめになってしまいました(涙)。そうこうしているうちに6月も終わりなので、慌てて再びまとめ買い。今度は、作るものを先に決めておいて、この週末はがっつりライチに捧げました。
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この2日間でいったい何個ライチを剥いたのか、、という感じです。ちなみに以下、加工に使ったのはすべて輸入物のライチです。(沖縄産のは加工するにはちと高かった。)


最初に作ったのはアイスクリーム。
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ライチのアイスクリーム、もう何年も前から作ってみたいと思っていたのですが、ついに実現。この写真ではまったくわかりませんが(しかも溶けてるし、、汗)、2種類作っています。手前はしょうが、奥はレモングラスとあわせてみました。


レモングラスのほうは、ライチのアイスクリームのレシピを検索していてこんなレシピを見つけて、おーそれはおいしそうだ、と思ったものの、材料リストをよく見たら卵の分量が書いてない(汗)。他の材料の量からみて、だいたい推測はできたのですが、そもそも卵でカスタードを作るのが面倒になり(汗汗)、レモングラスを使うというアイディアだけ頂戴して、レシピはあっさり変更。


で、参考にしたのはこちら。全然ライチのアイスじゃないんですけどね、、、クリームにレモングラスの香りを移した卵なしの生地に、ライチを細かく刻んで混ぜ込みます。
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実はこれ2回作りました。何度か書いてますが、うちにアイスクリームメーカーがないので、アイスクリームは生地をブレンダーでガガーっと混ぜて凍らせて作っています。今回は1回目はライチをクリームと一緒にブレンダーにかけて生地と一体化するよう混ぜ込み、2回目はライチを別にしておいて、生地を凍らせる途中で混ぜてみました。


クリーム生地に果肉を大量に混ぜ込むと、アイスクリームらしいクリーミーな食感というよりは、ちょっとざらっとした感じのさっぱりした味になります。それはそれでおいしかったのですが、普通のアイスにライチの果肉がごろっと入った感じのものも作りたかったので、2回目は生地と果肉を別にした次第。


で、結果からいうと、1回目のほうが好みでした(※写真なし)。というのは、凍ったライチの果肉の食感がいまいちだったのです。好みの個人差もあるでしょうし、たとえばシロップ煮などにしてから混ぜ込めばよかったのかもしれませんね。


で、2種類目のアイスを作るときは、本来はライチ果肉を残す作り方でしたが、もう生地に一緒に混ぜ込んでしまいました。
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レシピはこちら。材料はライチ、砂糖、無糖練乳(いわゆるエバミルク)、以上。生クリームすら入りません。ライチはシロップ煮と書かれていますが、ふつうに生で代用。しょうがの風味をつけるべく、しょうがの絞り汁を少々混ぜました。


さて、リンク先をご覧になった方はお解りかと思いますが、レシピはフランス語です。フランス語は話せませんが(きっぱり)、料理レシピに関してはちらちらと辞書をひけばだいたい解読できると自負していたのですが(意地、というか食い意地)、、、えーとわたしの理解が間違っていなければ、これ「無糖練乳をとろみが出るまで混ぜる」って書いてあるようなのですが、、、エバミルクって泡立つものだったのですね!知りませんでした。。。


えーと、泡立ったかどうかはよくわかりませんが、冷たく冷やしたエバミルクをしばらくブレンダーにかけたあと、砂糖とライチを加えてなめらかになるまで混ぜて冷凍庫へ。途中、また1回くらいブレンダーにかけました。で、出来上がったのを食べてみたら、これがなめらかでおいしかった!当然というか、ほのかにコンデンスミルクの味がしますが、牛乳も生クリームも使わずに作るこのやり方、ほかの果物でも応用してみようと思います。
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こちらは、2種類のアイスをミニマフィン型に入れて固めたもの。手前はレモングラス風味のほうで、マンゴーのソースを添えて。奥はまったく見えてませんがジンジャー風味のほうで、ラズベリーのソースです。ソースはどちらも果実を裏ごしして砂糖を適当に入れて作ってます。


しかしアイスもソースもあっという間にだれること、、、実は2番目(ジンジャー)のほうはアイス生地自体がうまく型抜きできるほど固まりませんでした。それだけ柔らかいということですね。


さて、冷たいお菓子をもうひとつ。
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ライチと桃、さくらんぼのコンポート。白ワインと少々のはちみつ、いろんな色の粒こしょうで果物をさっと煮て冷やしたものです。先に桃を2~3分くらい煮ておき、ライチとさくらんぼを加えてからは1分くらいで火を止めます。煮るというよりは、シロップに漬けていったん温まった果物に、冷やしながら味を含ませるという感じ。何かリキュールとかハーブとかスパイスとか入れたい衝動に駆られたのですが、ライチの香りを生かすべく、ちょっとぴりっとしたこしょうのみで。


シロップの淡いピンク色はたぶん桃から出た色でしょうか。東京では白桃が結構出回ってきていますが、先日、今年初めて食べたおいしくない桃のあと、また買ったのがあったのですが、そちらもちょっといまいちでした(悲)。なので加熱しても未練はなし。生でおいしい桃はあともう少し待たないといけませんかね。


さて、ライチはいろいろ手を加えてもやっぱり「生」の食感を生かした冷たいお菓子に仕立てることが多いと思うのですが、今年は焼き菓子も作ってみました。(焼き菓子といえば前にクランブルも作ってますが、あれはクランブル生地とライチが分かれているし、焼き時間も短いので、ライチの部分は生菓子に近いかなと。)
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ヨーグルトケーキです。フランスの気軽なおやつ的な位置づけのお菓子で、前からたまに作っているのですが(いちじくやらりんごやら)、今回は同じくフランスのサイトのレシピを使用。レシピでは缶詰のライチが使われていますが、今回はもちろん生で。それから、ライチと相性のよいラズベリー(こちらは冷凍ですが)もちょっと足してみました。そこにしょうがでも入れたい衝動に駆られましたが、そうするとアイスと同じになってしまうので、ぐっとこらえる。


こちらは普段作っているのよりもヨーグルトの割合が多いような感じで、かなりゆるい生地でしたが、焼き上がりもケーキというよりプディングのような感じになりました(それはうちの火の回りの悪いオーブンのせいかもしれませんが、、、。例によって途中で裏返して焼いてます・・・。汗)。


で、焼き菓子としては普通においしかったと思います。ぱくぱくぱくっと食べられる味。クランブルのときも思いましたが、やっぱりライチは火を通しても食感があまり変わらないみたいです。焼き菓子に入っていても違和感も特になし。もっとも、だからといって今後は絶対焼こう!と思えるほどでもないのですが…。


ケーキが微妙に地味なので、他に作ったものと一緒に盛ってみました。
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ライチづくしのデザートプレート、と書こうかと思いましたが、そんなたいそうな名前で呼ぶにはちょっとさえない出来ですね、、、はい、単に全部一緒に盛っただけです(汗)。生のライチと、コンポートと、あとほとんど見えてませんが、アイス(ジンジャーのほう)も載ってます。



何かもっといろいろ作ったような気がしていたのですが、意外と少なかったですね、、まぁそんなもんです。えーそれはともかく、今年はライチで絶対にやろうと思っていたことがありました。
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皮を剥いたライチを保存瓶に入れて
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氷砂糖を載せて
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どぼどぼどぼっ、と
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準備完了。


えーと、ずいぶん前にこちらでライチのウォッカ漬けというのを拝見して、ライチの季節になったら絶対作る!そして、1年後にはそれでシャーベットを作る!とこぶしを握り締めて心に誓ったのですが、去年は旬を逃し(日本にいなかった)、また1年待ってついに今年、実行。


ライチと酒だけで漬けるという方法も海外のサイトで見かけたのですが、garandeeさんの写真を見たり、ネット検索したりすると、日本式では氷砂糖を入れるのが主流なのでしょうか(関係ない?)。なので、わたしも流れに乗って(?)氷砂糖を買ってきて入れてみました。(普通の砂糖でもいいと思います。)
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しかし本当は、もっと大きな容器で、もっと大量に酒を入れるべきなのでしょうが、あいにく大きな容器が手元になく、買ってくるのも忘れ、そしてこれを作った時点では外は大雨。しかたなく、うちにある小さいガラス容器に入れて写真を撮ってみました。あとで容器を入れ替えてもうちょっと酒を足すべきでしょうかね。


ライチのお酒は、市販のものも大好きなので、自分で漬けたのを飲むのが楽しみです。とりあえずは1~2か月くらい置いて、暑いさなかに飲んでみようと思います。
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えーと実はちょっとした問題が発生したのですが、、それがどう結果に出るか、、、それも合わせて心配なような楽しみなような(いや、楽しみですよ)。



酒漬けはしばらく待たなければなりませんんが、今すぐ飲めるものも作ってみました。
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皮と種を除いたライチとミントの葉をブレンダーに突っ込み、ガガガガーっと。


ピュレ状になったら裏ごししてグラスに入れ、そこにどぼどぼどぼっとシャンパンを注ぐ。
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…というのを作るつもりで(レシピはこちら)、やる気満々でスパークリングワインも買ってあったのですが、上に書いたように、これを作った日は雨で暗く、なんだかお酒を飲む気分になれなかったので、困ったときのジンジャーエール頼み(なんじゃそりゃ)でジンジャーエールに変更。しょうがはライチともミントとも合うし、ちょうどいいじゃん、というわけで。


しかし、ジンジャーエールを買いに外に出たら、徒歩1分圏内にある自動販売機から根こそぎジンジャーエールが消えていました(悲)。普通のサイダーでもいいっちゃいいんですが、やっぱジンジャーエール!というわけで、大雨の中傘をさして自転車で酒屋に走り(←結局出かけている)、びしょぬれになりつつジンジャーエールを1本買って帰ってきたのでした。ぜいぜい。


というわけで、ようやく準備完了。
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どぼどぼどぼっとジンジャーエールを注ぎながら写真を撮っていたら、ジンジャーエールが撥ねてこぼれて落ちたところが何だか雨粒みたいできれいで、拭くのもそこそこに写真を撮ってしまいました。


外は雨で、自分も濡れていたけれど、雨の日もちょっといいかな、と思った瞬間でした。
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生のライチが手に入るのも、ちょうど梅雨の期間くらいですしね。(ちなみにこれ、甘くてさっぱりしてておいしかったです。)


というわけで、先にブログに書こうと思って準備してあったネタは他にいくつもあったのですが、急に予定変更してライチづくしの巻でした。ライチも南国の果物なので、食べすぎはよくないらしいのですが、食べられるうちに、ほどほどに食いだめしておこうと思います。
by zo.chika | 2009-06-29 23:34 | 一日一膳