だんだん暑くなってきたせいかチョコレートの消費量も(やや)減り気味な今日この頃
でも、これはどうしても、どーーしても見逃せなかったのです。
だって、
キャラメルホワイトチョコレート ですよ、奥さん。(←誰?)
ことの始まりは、1か月ほど前に読んだ
こんな記事。フランスでチョコレート会社のヴァローナが主催するプロ向けのチョコレート教室に参加したブロガーの方の話だったのですが、そのなかでちらっと出てきたのがこのキャラメライズド(=キャラメル化した)ホワイトチョコレート。何?何それ??と思わず文字通り身を乗り出してしまいました。
そういう読者はほかにもたくさんいたようで、詳細を求める声に応えて
レシピが紹介されたのが数日前。やったー!!!と喜びいさんで、さっそくホワイトチョコレート(せっかくなのでヴァローナ)を調達しに走り、夜中に作り始めたのが2日ほど前だったでしょうか。
作り方は、リンク先の記事をご覧いただくと英語ですが写真つきで詳しく説明されていますが、ようはホワイトチョコレートを低温のオーブンでじっくり焼いて、キャラメル化させるという単純なもの。10分おきくらいにかき混ぜて、30~1時間くらいでできるということでした。
、、、んが。。。
そこからがなが~~~い道のりでした・・・。何しろ、うちのオーブンが火の回りの悪い、下火のまったくきかない
役立たず難しいやつだということはこのブログでも前々からしつこく書いていますが、今回はほんとうに、どうしたこっちゃ??というくらい時間がかかりました・・・。最初のうちはレシピどおり120度で10分おきにかき混ぜていたのですが、そのうち15分になり20分になり、しまいには30分おきくらいになり、温度も最終的には160度まで上げるはめに(汗)。途中、寝ていた間など、数時間オーブンが切れたままになっていた時間もありましたが、最終的には24時間オーブンの中にいました(大汗)。賞味でも20時間近くはオーブンを回していたことになり、いくらなんでも時間かかりすぎですよねぇ、、、。しかも結局はやや加熱しすぎたし(涙)。もうちょっと早くオーブンから出してもよかったみたいです。そもそもの敗因は、最初の温度設定が(うちのオーブンには)低すぎたことかなと(たぶん)。
*その後再挑戦しました。さすがに24時間はかかりませんでした(詳細は文末に追記)
そんなわけで、苦難の末に(違)ようやくできた品。
でろれーん。
できあがり、ちょっとざらっとした部分があったのですが(加熱しすぎが原因らしい)、ブレンダーにかけたりすれば滑らかになるということでした。わたしはもう余力がなかったのでしませんでしたが(<詰めが甘い人)。さめると固まりますが、温めればすぐ柔らかくなります(その柔らかいところがまたおいしいです)。
この、低温で長時間かけて加熱してキャラメル化させるという方法は、コンデンスミルクを使ってミルクジャムを作るのと似ていますが、出来上がりの味も見た目もちょっと似ていますね。そして味も!しっかりとキャラメルの味がします。これ、おいひーです。諦めないで最後までがんばってよかった。(おおげさ)
さて、このでろーんとしたところを、そのままスプーンですくって食べてもいいのですが、せっかく作ったのでこれで何をしよう、といろいろ考えていました(ええ、作るのに予想外に時間がかかったので、考える時間は山ほどありました)。
そうはいっても、せっかくのキャラメル味を楽しむため、基本的にはシンプルに。
クロワッサンを半分に割ってトーストしたところに、てろーんと。パンオショコラのキャラメルホワイトチョコ版ですね(そのまんま)。いちごを買ってきたので、薄切りにして一緒に載せてみました。甘くておいしいー。むふふ。
それにしても、日本ではどんどんいちごの旬が早くなっているような、、と毎年書いてますが、今年はもうほぼ終った感じですね。買い物に出ても、なかなか見つからずに驚きました。
で、いちごがほしかった理由は、これ。
お約束の(?)いちごのチョコがけです。いちごはダークでもホワイトでもどんなチョコでも合うので、これもきっとおいしいに違いない、と。
で、味のほうは、普通のホワイトチョコレートをかけたものより、キャラメルの苦味があるぶん、甘みは控えめに感じられました。以前、
ミルクジャムを自分で作ったときも、ダークチョコ×ミルクジャムの二重にしましたが、あれほどは甘くないです(どちらもおいしいですよ)。ホワイトチョコだけだと甘いかなと思いダークチョコも少しかけてみましたが、このキャラメルホワイトチョコだけでも十分おいしかったと思います。
そして、さらにでろれーん
アイスクリームに。手作りのアイスクリームにマーブル状に混ぜ込むという方法もあったのですが、今回は手っ取り早く市販のアイスクリームの上からかけてみました。アイスはバニラ×いちごで。
なんかいちごばっかですね、、はっはっは
もちろんおいしかったのですが、手抜きしてどろーんと垂らしたら、冷えたアイスの上でぼてっと固まってしまった(汗)。こういうときは、もっと細い線でかけたほうがよかったですねー。
*追記:しれっとやり直して写真も差し替えてみましたが、、太くても細くてもいまいちな見た目でした(悲)。やっぱりアイスに混ぜ込むか、せめて少量の生クリームでのばしてかけるとかしたほうがよいかもですね。ちなみに、アイスも冷凍庫から出したとたんすごい勢いで溶け始めて、あーやっぱりそろそろ夏なのね、と思った瞬間でした。
さて、シンプルにとはいえ、ここまでのところ、ただ単にかけてるだけじゃん、というわけで、、、もーーー少し手のかかったものも作ってみました。
こちら、ご覧のとおりクッキーです。手がかかったとってもその程度です、はい。
キャラメルホワイトチョコを使って何を作ろう、、とあれこれ考えていたときに、クッキーサンドもいいよねぇ、というわけでレシピを物色していたときに思い出したのが、
alfajores(アルファホーレス)というクッキー。同じ名前のお菓子でいくつか種類があるようですが、わたしが知っているのは主に中南米でみられる、ドゥルセ・デ・レチェ(ようはミルクジャム)をはさんだクッキーです。自分で作ったことはないのですが、数年前に
こちらで見たのがあまりにもおいしそうで、いつか作りたいと思っていたのを急に思い出したのでした。
アルファホーレスのレシピを他にも検索したのですが、最終的にたどり着いたのはその同じ記事でした。厳密にいうと、わたしが今回使ったのは、このブロガーご本人が
アメリカの超有名料理研究家の番組に出演したときに紹介していたレシピで、ブログとほんの少し材料が違っています。牛乳がたくさん入った、柔らかいクッキー生地で作られているのは同じなのですが、オレンジ果汁もたくさん使っていて、今回のクッキーは柑橘系の風味がきいたものにしたかったので、このレシピに決定したのでした。
今回は、牛乳を減らしてオレンジ果汁を増やし、ついでにオレンジの皮のすりおろしも投入。少し砂糖を減らしましたが(それでもいっぱい入ります・・・)、あとは基本的にレシピどおり。これ、焼く前の生地がふわふわで、これまたなんとも言えずおいしそうで、思わず舐めてしまったくらい(おいしかったー!)。
焼きあがったクッキーをさましてから、ドゥルセ・デ・レチェ・・・ではなくキャラメルホワイトチョコをはさみ、食べる直前に粉糖をふって仕上げます。
えーと、形やら厚さやら大きさやらがめちゃくちゃなのは気づかなかったことにしてください(汗)。
クッキー×チョコレート/キャラメルということで、どうやってもおいしくないわけがない組み合わせではあるのですが、これは、まずクッキーがすごくおいしいです。クッキーについては、どちらかというとカリカリっとしたものや、あるいは逆に柔らかくてにちっとした感じのタイプが好みなのですが、これはケーキのようにふわっと柔らかいタイプで、それがまたおいしい。焼きたてなんてほんとうにふわふわで最高!
レシピどおりに作ると、結構大きいクッキーができるのですが、焼くと生地がかなり広がるので、うちの
アホ小さいオーブンでは限界があり、途中からかなり小さめに焼きました。そうしたら、ちょっと全体的に焼けすぎてしまって、中のふんわり感が少なくなってしまって残念だったのですが、それでもおいしかったです。オレンジの風味がしっかりしていたのも自分好み。
というわけで、今日は怒涛のキャラメルホワイトチョコレートの巻でした(これ全部今日作ってます、、、いや全部食べたわけではありませんよ、、、少なくともクッキーは)。
ホワイトチョコレートの新たな面を発見したといっても過言ではないこのキャラメルホワイトチョコレート。わたしはもともとホワイトチョコ好きなのでもちろん気に入ったのですが、この状態になると、ホワイトチョコというよりはキャラメルの風味が強いので、ホワイトチョコが好きでない方でも、キャラメルが好きならきっと気に入るのではないでしょうか。作るもの簡単ですしね(普通は、今回のように時間がかかることはないはずですし、、、)。
わたしは、まだ残りが少しあるので、これをまたどうやって食べようかなーと思案中です。そのままパンに塗ったり、あるいはスプーンですくって舐めて終りそうな気もしていますが・・・。
(※その後、
チーズケーキにしなりました)
*追記: あまりの調理時間の長さに納得いかなかったので、後日、再度試してみました。今度は最初からオーブン温度を160度にし(注:うちのオーブンは極端に火の回りが悪く、特に下火が弱いので、普段から焼きものはレシピの指定より20~30度くらい高めの温度設定で、しかも焼き時間は倍くらいかかっています。念のため。)、20分おきくらいに混ぜて、だいたい4時間くらいでほぼ完成したようでした。ただ、最後の最後に致命的なミスを犯しまして、、その後20~30分目を離した間に、一部真っ黒に焦げました(号泣)。近いうちに再々挑戦する元気はありませんが、とりあえず20時間はかからないということだけはわかりましたので、半分納得したような、でも納得できないような、そんな感じです。以上、ご報告までに。