その頃、つつじが満開でした
つつじの写真は1枚もありませんが。
そういや信州に行っていたのでした、、、2週間ほど前のことですが、ブログでその話を書くのをすっかり忘れそうになっていました。
そうやって闇に葬られていったネタと写真がどれだけあることか。ふ。
えーと、
りんごの花の写真を撮りにいったのでした。
で、山の上のりんご畑でほんの少しお手伝いをした日の帰り道。お昼どきだったので、おかずを採って帰るかね、と母が言う。
で、止まったのがここ。
・・えーと、、、どれがおかずになるんでしょうか。
これこれ。
3枚の葉っぱがついた
雑草。そう、これは三つ葉です。ややこしいことに、同じように3枚の葉がついた同じような草でも、食べられない(おいしくない?)のがあるのだとか。茎の色で見分けます。
そもそも、三つ葉が自然に生えているところなんて見たことがなかったし、だいたい三つ葉というのはわたしのなかでは野菜というより薬味という位置づけなので、おかずなの??という感じ。でも、ほいほいと三つ葉を摘む母に倣ってわたしも摘んでみる。
摘んでいると、確かに三つ葉の香りがします(当たり前か、、、)。ちなみに母はこの10倍くらい採ってましたかね(なんせ、おかずだし)。
で、その後、別の場所で芹も摘んで、ただ湯がいておひたしになりました(写真はなし)。わたしは芹はそれほど好きではないのですが、三つ葉のおひたしは意外とおいしかったです。東京なら、夏の間、安く売っているときに試してみてもよいかも。
さて、薬味といえば、こんなのも。
ある日、母が抱えて帰ってきたハーブの苗各種。バジル、イタリアンパセリ、ミントなど。これらはさすがに山から摘んできたのではなくて、ホームセンター(園芸店?)で買ってきたのだそうです。というのも、わたしが料理をするとやたらとハーブを買うもので。
で、前からあったローズマリーと、さらに他のハーブ類と一緒に植えておいてもらいました。
ちなみにこの写真の真ん中に写っているのはレモンタイム。偶然、買っておいてくれたようなのですが、じつはこれわたしの憧れのハーブなのです。
最初に実物を試したのはオーストラリアのお友達のお宅で、とても気に入ったのですが、日本のスーパーではなかなか見つからず、
いちどだけ見つけたときは、それは嬉しかったっけ。
スーパーの食品コーナーではないけど、園芸店にはある、と教えていただいたことがあったのですが、自分で育てる自信がなくて探したこともなかったので、まさに棚からぼたもちという感じ。ラッキー♪ これから夏に向けて、ぐんぐん育つ(であろう)ハーブたち。よろしく頼んだ!>母 (←やっぱり他力本願)
そして、夏に向けて出てくるものといえば、これも。
アスパラガス!出荷用に生産しているというお宅から、採りたてを山ほど譲っていただいてきました。この写真の2~3倍くらいあったでしょうかね。
で、これも、とりあえずただ茹でて、オリーブオイルと塩こしょうで食べましたが、旬のものって何もしなくても本当においしいのですよねぇ(しみじみ)。
それから、おまけで分けていただいたらしき、間引き分(と思われる)ほそーいアスパラガスは、ベーコンと一緒にスパゲティに。
あとは、うちの家族がアスパラガス大好きなので、ひと束もらって東京に持って帰りました。リゾットにしたりパスタにしたりと大満喫。ちなみに、去年
初めて食べて気に入ったこごみもちょうど最盛期だったので、こちらも現地で食べたほか、東京にも持って帰りました。
さて、到来物といえば、こんなステキな頂き物もありました。
こちらは山のものではありません。いつも美しくかわいらしいお菓子をブログで披露されている
noli-coさんのご好意でいただいた、塩キャラメルのケーキ。パッケージもかわいらしく、
すてきなポストカードまで同封いただいて、開けたら思わず、うわぁ、と笑顔になりました。
こちらのケーキは、焼きたてをすぐに送っていただいたのですが、その少し後に信州に行くことになったので、せっかくだから皆と一緒に食べようと取っておいて山に向かったのでした。
アイスクリームと一緒にいただいてもよいかも、と伺ったのですが、うっかり買い忘れたりしてタイミングを逃してしまったので、生クリームをちょっと泡立てて添えただけ。なんか飾り方が微妙ですが、、、(汗)リッチなキャラメルの味が引き立っておいしかったです。
プロのお菓子職人の方が、売り物としてでなく作られたものを頂く機会をいうのはそうないですし、皆いたく感激して「うーん、これはおいしい」と唸りつつ、ぺろっと食べておりました。
改めまして、どうもありがとうございました! >noli-coさん
さて、今回は比較的短い滞在だったのですが、その間に母の日があったので、外で食事でも…と話をしていたところ、母の日当日であった日曜の朝、これまた頂き物で海の国より新鮮な魚が届いたため、これはせっかくだから早く食べるべし、というわけでその日は刺身三昧に(しかも魚をおろしたのは全部、母ですが。ははは)。
で、わたしが東京に戻る日になって、ようやく慌てて出かけてきました。
この頃は、ちょうど東京でも真夏日に迫る暑さだったようですが、山でも同じくらい気温が上がっていました。山の色や草花はまだ春なのに、気温だけは夏のようで、なんだか不思議な感じ。
この日伺ったのは上田市にある和食料理屋さん、
レストラン膳。以前、母が好きでたまに食べに行っていたと言っていた(※基本的にあまり外食しない人なのですが)のと、わたしも行ってみたかったので。
お昼に行ったら、広い店内はお客さんでいっぱい。ランチメニューは日替わりのセットが十種類くらいあって、わたしは何だか目移りしてしまって、注文をとりにきてもらったところで(しかも待ちに待たせて3回目、、、汗)、何を思ったかあまり好きでない食材を選んでしまいました(大汗)。でも副菜も充実していて、全体的においしかったですよ。量もたっぷりで満腹。
座った席の照明等の関係で、写真がダメダメだったので食事の写真はありませんが、母と一緒にシェアしたデザートを1枚。アイスクリームのクレームブリュレ風というのでしょうか、グラスに入ったアイスクリームの表面に砂糖をふってぱりっとキャラメルにされたもの。アイスクリームが2種類選べて、わたしたちは「桜とバニラ」にしました。和菓子の桜餅をはじめ、桜フレーバーのものは一般的にちょっと苦手なのですが、このアイスクリームは独特のクセもなく、柔らかい香りでおいしかったです。
おいしかったといえば、コーヒーがまた。
エスプレッソコーヒーがお勧めのようだったようなのですが、丁寧に淹れられたカフェオレが本当においしかった!デザートもおいしかったし、近くにあったら食事だけでなくお茶をしに来たいねぇ、と話したくらいです。
いろいろおいしかったのですが、この日いちばんの衝撃は、こちらでした。
せっかく母の日だし(遅れたけど)、というわけで、何か飲めば?と勧めたら母が適当に頼んだのがこちらの日本酒。小さなグラスで、まんまるの氷が浮かべられて到着したとたん、ふんわりといい香りが漂いました。ちょっと梅酒や杏酒を思い起こさせる、甘い香り。その香りにつられて、ひと舐めだけさせてもらったら、いや味はやっぱり日本酒でしたが(当たり前)、思ったほど甘くはなく、でも花のような香り。わたし自身はもともと日本酒が苦手なので、それ以上は飲めませんでしたが、母はたいそう気に入った様子でした。
で、よくよくメニューの説明を読んでいたら、こちらはお店のご主人が「
まっとうな日本酒がほしい」ということで、地元の酒蔵に特別に作ってもらっているお酒のひとつなのだそうで、母が頼んだ
「醲献(Jo-con)」は原酒を冷凍濃縮して仕上げたお酒。アルコール度数はなんと38%だとかで、そりゃぁどうりで濃いはずです。ロックで供されるのも納得。
ロック以外にも、クラッシュアイスにかけたり、りんごジュース割りにするなどの飲み方が紹介されていましたが、わたしが惹かれたのは、デザートでアイスクリームにかけていただくというもの。すごく試してみたかったのだけれど、食後には別のものを食べてしまったので、また今度…と思っていたところ、母がこのお酒をずいぶんと気に入った様子だったので、帰り際にお店の方に伺って、小さい瓶をひとつ買って帰ることにしました。
そうときたら、さっそく試してみるわけです。
帰り道、バニラといちごのアイスクリームを買いこんで、「母へ買ってくれたんじゃないの?」と笑う母をよそに、いそいそと開栓。それにしても本当に香りのいいお酒です。
…で、あまり日本酒の味がすると自分が食べられないので、ティースプーンに1杯あるかどうか、とにかくほんの少しだけ(母の視線も痛いし)(違)垂らして食べてみました。冷たくて濃厚なアイスクリームに、かすかに漂う華やかな香り。
うん、これはお勧めです。次に山に行ったときにこのお酒がまだ残っていたら、今度はうすーくりんごジュース割りにして試してみたいです。まぁ、まず残ってないとは思いますが・・・。
というわけで、季節のおいしいものをたくさん食べて、短いなりに充実した滞在でした。
気づけば、山の写真もほとんど撮っていないのですが、、、たまたま去年もちょうど同じ頃に山にいたので(>5月
上旬・
中旬・
下旬)、まぁ、似たようなもんです(と、ごまかす)。
もう5月も終わろうとしていますが、今頃、田んぼには苗が植わり、りんご畑はもう花も落ちて実になりかけているでしょうか。また近いうちに信州へ行く予定なので、夏に向かう山の様子を見るのを楽しみにしています。
そして最後になりましたが、母よお誕生日おめでとう。また1年、元気でね。