冬深まり、色失せる山奥。
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チョコレートの祭典
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行ってきました、、、Salon du Chocolat@東京(於 新宿伊勢丹)。
意を決して(?)。当然というか混んでました。


日本では今年で7回目になるのだそうです(発祥の地であるパリは14回目)。もうそんなに長い間やってるのかぁ、という感じ。

このサロン・デュ・ショコラというイベントは、諸外国(主にフランス)から著名なチョコレート職人の方々を多数呼び寄せることであまりに有名ですが、同時に有名なのが、その大混雑ぶり。そのすごさを伝え聞くにつれ、実際に自分で足を踏み入れるのは気後れしていたのですが(引きこもりだし)、今年はふとしたきっかけがあって、ついにデビュー(大げさ)。






せっかく行くなら、というわけで(というわけでもないけど)(←どっちなんだ)、初日に行ってきました。しかも朝っぱらから。
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まず向かったのは「ショコラバー」。出展各店(全部ではない)から1種類ずつ、全部で30種類ほどのチョコレートを、お茶やコーヒーと一緒に試すことができる、カフェスペースのようなところでしょうか。高いチョコレート(はい、どこもかしこも高いのです)を買う前に、どこのお店のがいいか品定めするわけです。


今年の初日は水曜日。やはり週末のほうが混む、というわけで平日を選びましたが、会場内の人出は、思ったほどでもないなーと思っていたけれど、、、ショコラバーには既に長~~い列ができていました(汗)。


列に並んでいる間に配られる、チョコレートの説明とじーっとにらめっこして、6個選択。(セットは基本的にチョコ3個+飲み物ですが、チョコは3個ずつ追加できます。もちろん追加料金あり。)
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2人で、お互い重ならないように6個ずつ選んできっちり半分ずつ分けたので、合計12種類(!)。それでも、まだ全種類の半分もないのですけれどね、、食べようと思えば余裕でひと口でいけるサイズの小さなチョコレートを、大事に大事に味見しましたよ。


連れもわたしも、どちらかというと「変わったフレーバー」に興味があったので、選んだのは「バルサミコ+いちご」とか、「ばら」とか「ライチ」とか「シャンパン」とか、そんなような感じのものがほとんど。個人的には「ひまわりの種のプラリネ入り(Franck Kestener (フランク・ケストナー) より)」や「スペキュロス(※オランダやベルギーで食されるスパイス入りのクッキー)入り(Christian Camprini (クリスチャン・カンブリニ) より)」などが意外とおいしかったと記憶しています。まあ、基本的にはどれもおいしかったのですよ(ひとつ、論外に外してるのがありましたが)。


そんななかで、連れとわたしで「これは別格」と意見が一致したのは、Bernachon (ベルナシオン) の「Palet d'or (パレドール) 」というシンプルなチョコレート。フランスはリヨンにある老舗のチョコレート店の、看板商品なのだそうで、何か変わったフレーバーがついているわけではないのですが、チョコレート自体の味なのでしょうか、いろんな味が複雑に折り重なったような、奥行きのある味。余韻までおいしい。うーむと唸ってしまいました。
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結局、列に並んでいた時間がゆうに30分以上はあり、それからのんびりチョコを食べていたので、ショコラバーを出た頃にはもうとっくにお昼過ぎ。ショコラバーは会場のいちばん端にあるので、そこからいよいよ会場内へ。


さて今回は、60店以上のチョコレート店が出展していたとのことで、それを端から全部見ていると大変なので、今回は珍しく事前によーく下調べをし、行きたい店をある程度絞り込んでおきました。


そして、出展者の多くは、普段から日本でも購入が可能な店なので(イベント限定の商品はあったようですが)、基本的にそういうところは今回は対象外に。そんなわけで、普段は好きなPierre Herme (ピエール・エルメ) やJean-Paul Hevin (ジャン=ポール・エヴァン) 、さらにPierre Marcolini (ピエール・マルコリーニ) 、Sadaharu Aoki (サダハル・アオキ) なども基本的に素通り。そのほか、主にフランスのお店で、日本では手に入りづらいのだけれど、パリに行けば比較的簡単に買えるうえに、日本での販売価格があまりにも割高なものも泣く泣く切り捨て。どことは言いませんが、Bonnat (ボナ) とかPralus (プラリュ) などですね(あ、言っちゃった)。いえ、どちらもチョコ自体は好きなのですよ。でも今は取捨選択をせねばならないのです。


そうやって、綿密な計算のもとに(か?)、買い物は比較的簡単になったと思われたのですが、、、まあ、実際にはそうもいかないのですね、なかなか。
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<写真>
左上: ジャン=ポール・エヴァンのチョコレートのオブジェ。帽子やらアクセサリーなど。
右上: L'Artisan du Chocolat (アーティザン・ドゥ・ショコラ) にて。新作のハイヒール型のチョコレート(の袋)にサインをするGerald Coleman (ジェラルド・コールマン) さん。
中左: Maison Ferber (メゾン・フェルベール) にて。ジャム(コンフィチュールと呼ぶべきなのでしょうか、、、?)の蓋にサインするChristine Ferber (クリスティーヌ・フェルベール) さん。
中右: Henri Le Roux (アンリ・ルルー) にて。塩バターキャラメル風味のアイスクリーム。
下左: Guido Gobino (グイド・ゴビーノ) にて。ジャンドゥーヤ入りのチョコクリームをとろーんと。
下右: El Ceibo (エルセイボ) にて。商品をプロデュースするチョコレート鑑定家のChloe Doutre-Roussel (クロエ・ドゥートレ=ルーセル) さん。


多くの店が、お店のオーナーやシェフを呼び寄せていて、その場にいれば購入した商品にサインしてくれたり、写真撮影に応じてくれたり、ちょっと会話できたりというわけで、たいへんにぎわっていました。


どの店も(たぶん)試食を出していて、行く前は「片っ端から食べるよ!」なんて意気込んでいたのですが、、、会場内ではなにやらあまりに人が多くて、、、人ごみをかきわけて試食するのも面倒だったりして、結局、そんなには食べなかったような。まあ、最初にショコラバーでじゅうぶん味見していただろうという感じですが。
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今年は「ショコラとアート」がテーマだったのだそうで、どこを見てもそれは美しいチョコレートが美しく飾られていました。こちらは、メゾン・フェルベールのブースにて。「ビジュー(宝石)」をテーマにしたチョコレートの数々。ちなみにこの記事のいちばん最初の写真も同じブースから。明らかに写真がダメダメですけどね(汗)。ってそれを言ったら今回の記事ほとんどそうですね(汗汗)。


えーとそういえば、ショコラバーでのチョコレートの味見のほかに、当日この会場限定で、ジャン=ポール・エヴァンとメゾン・フェルベールのコラボレーションということでチョコレートムース+コンフィチュールのデザートが出ていたようで、それも食べてみたかったのですが、2種類あって、1日各50食限定ということでしたので、おそらくショコラバーで並んでいる間に売り切れていたことでしょう。。。残念。


そんなわけで、この日、ショコラバーのあとに(試食以外で)食べたものなど。
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キャラメルで有名なアンリ・ルルーで食べたアイスクリーム「Glace au C.B.S. (グラス・オ・C.B.S.) 」。C.B.S.というのはcaramels au beurre sale(塩バターキャラメル)のこと。日本でも数年前からポピュラーになったフレーバーですね。こちらは、そのアイスクリーム版。塩バターキャラメル風味のアイスクリームに、小さく刻んだナッツがたくさん入っています。


サロン・デュ・ショコラ会場限定ということだったので食べてきましたが、これ、かなり濃かったです。トルコアイスかと思うほどの(って食べたことありませんが)ねっとり加減。甘みが強いというよりは、クリームやキャラメルの味が濃かったのだと思います。ふた口くらい食べれば気が済みそうな味。あ、おいしかったのですよ。


そういえば、もうひとつもアイスクリームというか冷たいお菓子でした。
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実物がほとんど写ってませんが、、こちらはアーティザン・ドゥ・ショコラの、「cryollo (クリオーロ) (※どこを探してもまだ情報が見つからないのですが、、確かこんな名前だったはず)」。


アーティザン・ドゥ・ショコラといえば、塩のきいたキャラメルが薄いチョコレートに包まれたまんまるのチョコレート「salted caramels (リキッド・ソルティッド・キャラメル) 」が有名だと思うのですが、こちらは、それをアイスクリーム風にしたもの。厳密には、オーナーのコールマンさんいわく、「アイスクリームというよりは、ソルティッド・キャラメルを凍らせたイメージ」ということで、中のチョコレートガナッシュにたっぷり空気を含ませて凍らせているのだとか。


こちらは、中のガナッシュに4種類のフレーバーがあり、それぞれ「ココア(?)」「キャラメル」「ミント」「パッションフルーツ」。このときは、ミントとパッションフルーツを店頭で試食。ミントは爽快に、パッションフルーツは甘く、どちらもガツンと味が感じられました。


ちなみにこちらは、冷凍保存のため今回は「お持ち帰り用」としては販売されておらず、上の写真のような小さなカップに入って、「会場内を歩きながら、つまんで食べていただく」という前提で販売されていました。もっとも実際には、それほど長時間でなければ持ち帰りにしても大丈夫、ときいたので、わたしはイベント会場を出る直前に買って帰りました。
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寄り道したりして、家に着いたのは数時間後でしたが、どろどろに溶けたり崩れたりもせず、大丈夫でしたよ。帰宅後はすぐに冷凍庫に入れましたが、食べるときは常温に出して少し置いたほうが、口当たりが軽くて味もよく感じられます。


それにしても、あちこちのお店をうろうろしたほかに、朝はショコラバーに並び、昼はあるチョコレートを買うのに結局1時間くらい並んだせいもあって、気づけば会場を出たのはもう夕方(汗)。都心に出かけたのもかなり久しぶりだったので(冗談ではなく)、どっぷり疲れましたが、楽しい1日になりました。



ところで、この日ご一緒したのは、ふとしたご縁で知り合った、パティシエ修行中で、このイベントに合わせて日本を訪れていた方でした。そんなわけで、何の関係もないわたしも、一緒になって出展者の方とお話させていただいたり、いろいろ興味深いお話を伺ったりして(チョコレートの製造から業界の裏話まで、ちらっと)、おいしいだけでなく楽しい経験となりました。

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東京のサロン・デュ・ショコラは2009年は1月21~26日までだったので、もう既に終了しており、会場である伊勢丹の特設ページも既に消去されているので、残念ながら詳細はもう見られませんが、その後全国の数か所をまわっているので、みなさんのお近くでは現在開催中かもしれません。詳しくはこちらでご確認ください。(Salon du Chocolatの公式サイト(※すごい音が出ます)も、パリ以外の開催地の情報がいまいち最新でないのですが、、。)


以下、いちおう記録までに、今回の出展者の一覧を記しておきます。
(*リンク先サイトは2009年1月末現在のもの。音がでるページもあるので注意)



***


Austria / オーストリア
Altmann & Kuehne / アルトマン&キューネ

Belgium / ベルギー
Belcolade / ベルコラーデ
Corne Port-Royal / コルネ ポート・ロイヤル
Debailleul / ドゥバイヨル
Godiva / ゴディバ
Neuhaus / ノイハウス
Pierre Marcolini / ピエール・マルコリーニ

Bolivia / ボリビア
El Ceibo / エルセイボ

Denmark / デンマーク
Heibergs Dessertcirkus / デザートサーカス

Ecuador / エクアドル
Kaoka / カオカ

France / フランス
Arnaud Larher / アルノー・ラエール
Beline / ジャック・ベランジェ(ショコラトリー・ベリーヌ)
Bernachon / ベルナシオン
Boissier / ボワシエ
Bonnat / ボナ
Christian Camprini / クリスチャン・カンブリニ
Christine Ferber / メゾン・フェルベール
Daniel Rebert / ダニエル・レベール
Fabrice Gillotte / ファブリス・ジロット
Franck Kestener / フランク・ケストナー
Frederic Cassel / フレデリック・カッセル
Franck Fresson / フランク・フレッソン
Henri Le Roux / アンリ・ルルー
Hirsinger / イルサンジェー
Jean-Charles Rochoux / ジャン=シャルル・ロシュー
Jean-Paul Hevin / ジャン=ポール・エヴァン
Le Grand Hotel des Thermes / ル・グランドテル・デ・テルム
Mazet / マゼ
Patisserie Kubler / パティスリー・キュブレー
Patisserie Sadaharu Aoki Paris / パティスリー・サダハル・アオキ・パリ
Philippe Bel / フィリップ・ベル
Pierre Herme Paris / ピエール・エルメ・パリ
Pralus / プラリュ
Sebastien Bouillet / セバスチャン・ブイエ
Valrhona / ヴァローナ
Virginie Duroc-Danner / ヴァージニー・デュロック・ダネール

Germany / ドイツ
Bernd Siefert (with Meister Juchheim) / ジーフェルト・マイスター・ユーハイム
Marienhof / マリエンホーフ (*chocolate liquor)

Italy / イタリア
Domori / ドモーリ
Guido Gobino / グイド・ゴビーノ
Vestri / ヴェストリ

Japan / 日本
100% Chocolate Cafe / 100%チョコレートカフェ
Belamer Luxe / ベルアメール・リュクス
Cagi de reves / キャギ・ド・レーブ
Decadance du Chocolat / デカダンス・ドュ・ショコラ
Declue / デクリュ(by メリーチョコレート
Lotte / ロッテ
Madame Setsuko / マダムセツコ
Musee du Chocolat Theobroma / テオブロマ
Naomi Mizuno x Mountain / ナオミ ミズノ×洋菓子マウンテン
Occitanial / オクシタニアル
Patissier eS Koyama / パティシエ・エス・コヤマ
Salond de the Cerisier / サロン・ド・テ・スリジェ

Luxembourg / ルクセンブルグ
Oberweis / オーバーバイス

Sao Tome and Principe / サントーメ・プリンシペ
Claudio Corallo / クラウディオ・コラーロ

Spain / スペイン
Oriol Balaguer / オリオール・バラゲ

Sweden / スウェーデン
Emanuel Andren / エマニュエル・アンドレン

Switzerland / スイス
Hefti / ヘフティ
Laderach / レダラッハ

UK / イギリス
L'Artisan du Chocolat / アーティザン・ドゥ・ショコラ
Prestat / プレスタ

USA / アメリカ
5th Avenue Chocolatiere / 5thアヴェニュー
Christopher Norman New York (with Belamer) / クリストファー・ノーマンNY with ベルアメール



***



…いっぱい来てたんですねぇ。(ぜいぜい)
そしてわたしも、なんだかいろいろ買っちまいました。(汗)
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買って帰ったチョコレートについては、既にこの記事がそうとう長くなっているので、また別の記事にてご紹介したいと思います。
by zo.chika | 2009-01-24 09:25 | 一日一膳