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冬深まり、色失せる山奥。
by zochika
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お正月気分
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え、まだそんな気分だったの、なんて言われそうですが。少しずつ日常に戻っています。






三が日が明け、世間は仕事始めの先週。7日は七草粥の日
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もとい、人日の節句。いややっぱり七草粥の日だな、わたしにとっては。


最近はスーパーでも春の七草がセットになって売っているので、7種類揃えるのにも難儀しなくなりました。今年初めて見た(ような気がする)のは、七草の寄せ植えというのでしょうかね、植木鉢のよう籠に7種類、あたかも普通の苗木のように、ひょろひょろと埋まって売ってました。ひとつひとつ看板(?)も立ててあったので、どれがどれだかも判るようになっていて、へぇーと思ったものの、かさばるので買いませんでしたが。
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なんだか3年くらい前からやることが変わってませんが(汗)、そんなわけで今でもどれがどれなんだかさっぱりわかっておりません、はい。あと、七草が微妙にくたびれてますが、、 (汗汗)2日前に買ったからでしょうか。


今まで七草粥は普通の白米で作っていたと思うのですが、今年はその前の鯛飯同様、玄米で作ってみました。いちおう参考になる作り方も探してみたりして(知りたかったのは水の量と七草を入れるタイミングですが)、でもまあ、適当に。ちなみに、前の晩から囃し歌を歌いながら踊ったりはしていません。(あ、踊るとはどこにも書いてませんね。)
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七草を入れてからちょっと火を通しすぎたような感じもしますが、でもしみじみおいしい~。1月7日だけと言わず、もっと食べてもいいよねえ、と思う。


欧米諸国では、クリスマスを中心にお祭りとご馳走が続く12月を経て、新年を迎えるとダイエットやデトックスに勤しむ傾向があるようですが、日本の七草粥を食べる慣わしも、方向性は似たようなものかなあと、胃にも舌にもやさしい七草粥を食べるたびに思います。まっ、、、思うだけで、してませんが、ダイエットもデトックスも。 やっべーー。


で、お菓子を焼いてみたりするわけです。
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今年最初に焼いたお菓子は、ガトーショコラでした。中に入っているのは栗の渋皮煮と黒豆。はい、お正月の残りです。


レシピは『もっちりシフォンさっくりクッキーどっしりケーキ - オーガニックなレシピノート』(なかじま しほ著、文化出版局、2007年)より。元は黒豆のガトーショコラですが、ついでなので栗も入れたのでした。ちなみにこのお正月は、なぜか栗きんとんを買いそびれて渋皮煮になったので、お菓子に入れるにはちょうどよかったかな。


最近はさまざまな和の食材が洋菓子に使われていて、黒豆入りのもの結構見かけるようになってきましたが、やはりお正月の食材なので、この時期に作るというのはある意味理にかなっているのでしょうか、ブログ上でもそちこちで黒豆のお菓子を見かけました。というか、同じお菓子を作られている方も。^^ まっ、わたしの場合は、自分で煮てませんけどね、、黒豆。
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オーブンの火の回りがよくないので小さい型で焼いてみました。いつものハート型。


さてこのケーキを含め、この本のお菓子にはバターやクリームなどの乳製品が使われていません(卵や砂糖は使用)。で、このケーキも、本の写真と、「濃厚で、どこか和菓子のような」という説明を見て、「チョコようかんみたいなケーキになったらどうしよう…」と実はちょっと心配していたのですが(※ようかん苦手なのです)、そんな懸念にまったく反して、ふわっと軽く、しゅわっと柔らかい口当たりのケーキになりました。これ、おいしいー。


生地が安定しているので、黒豆以外のものを入れたり、ちょっとスパイスで遊んだりしてみてもおいしくできそうな感じ。また何か作ってみようと思います。



と、そうこうしているうちに、鏡開き。
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ご覧の通り、手抜きお手軽なパック入りのミニ鏡餅ですけれども、、、。10日間以上飾っておいたので、上に置いたみかんの葉っぱもしおれてます。


それはともかく、鏡開きといえば、誰が何と言おうと、おしるこであります。
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餡は苦手だけどお汁粉(粒入りに限る)(それはぜんざいというのかもしれないが、ともかく)は好きです。ただただ小豆を煮て、最小限の甘みをつけて塩味をきかせただけ。ごくごくシンプルです。あ、でも思い立ってちょっと醤油を入れてみました。ちょっとですよ。


そういえば、食べ物については何かと変わったことが好きなわたしですが、おしるこについては、あんまりアレンジしようと思ったことがない。たとえばチョコレートのお菓子なら、チリを入れてみようとか、バジルを入れてみようとかなるんですが、おしるこだとそれはないのですねえ。あ、なくても別に困らないですね。ま、そもそも、そこまでアレンジを加えて食べまくりたいというものではないせいかもしれません、個人的に。
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もっとも、餅自体は、いろんな食べ方を楽しむのは好きです。でも今年は雑煮とお汁粉しかしてないなぁ。七草粥ほどではないにせよ、餅もお正月に限らず年中食べても困らないと思うのだけれど、どういうわけかお正月が過ぎると存在を忘れるのですよね。なぜでしょうねぇ。びよーん。



ところで、上の七草粥もおしるこも、いずれも土鍋で作りました。正月二日に鍋をするので土鍋を出して以来、片付けるのが面倒ですっかり重宝して、何を作るにも土鍋ばっかり使っています。当分、うどんからカレーからけんちん汁とかも土鍋で作ると思います、多分。
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ちなみにこちらは、正月明けに「晩飯何にするか…」と決まらないまま買い物に行った先の魚売り場で、「ブイヤベースセット」なるものが置いてあり(要は魚介類+ブイヤベースソースの素が一緒になったもの)、あ、それでいいじゃん、と追加で魚介を買い込んで帰って作ったもの。でも、ブイヤベースなんて自分で作ったことはないのです。土鍋で作って、薬味にあさつきを使っている時点で(ほかに緑の彩がなかった…)、南フランスの面影はどこにもありません。まっ、ここ日本ですから。(と、見も蓋もない開き直り)



こうして12月から続いた、そわそわ浮かれたお祭り気分もぼちぼち終わりでしょうか。
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もっとも、去年アメリカから届いたチョコレートやらイタリアから届いたパネトーネやら、イギリスから届いたクリスマス限定フレーバーの紅茶と一緒に頂いていますけどね、いまだに。(皆様どうもありがとうー!)


そんな、お正月気分から日常に戻りつつある今日この頃でした。
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by zo.chika | 2009-01-14 04:09 | 一日一膳