休日の朝、りんごに少しだけ手間を加えて朝ごはんに
パンケーキとコブラーは朝起きてから作れます。ジャムは前日のうちにでも。
- りんごのオーブンパンケーキ
- りんごとみかんのコブラー
- タルトタタン風 りんごジャム 柚子風味
りんごは、ここではふじを使用しています。他のりんごでも作れます。
ここで使用する小麦粉は、日本ならば薄力粉が使いやすいと思います。海外で作られる場合は、普通にお菓子作りに使う粉(中力粉all-purpose flour / plain flour, または薄力粉cake flour / pastry flourなど)で大丈夫です。
りんごのオーブンパンケーキ
直火の代わりにオーブンで焼くホットケーキ。オーブンに入れてしまえば、じっとついていなくていいので気楽です。卵の力だけでぷーっと膨らみます。
直径約20~25cmのもの1個 または 約10cmのもの4個程度
材料:りんご 中~大1個
バター 40g
ブラウンシュガー 大さじ1
カルダモンパウダー 少々
卵 2個
牛乳 120ml
小麦粉 60g
塩 小さじ1/2
粉糖 適量
作り方:下準備:
りんごは皮をむいて芯を取り、12等分のくし切りにする。
オーブンは200度に予熱しておく。
(1) 小鍋に分量のバターの約3分の2を入れ、中火にかけて溶かす。くし切りのりんごと砂糖、ブラウンシュガー、カルダモンを入れる。焦げないようにときどきかき混ぜながら、りんごが全体にしんなりして、表面が薄く色づくまで約5~6分ソテーする。
(2) 鍋を火からいったん下ろし、りんごを皿などに取り出す。焼き汁が残った同じ鍋に残りのバターを加えて再び火にかけ、溶けたらすぐ火からおろし、さます。
(3) ボウルに卵を割りほぐし、牛乳を加えて混ぜる。小麦粉と塩をふるって加え、全体に混ざる程度に軽く混ぜる。(2) の溶かしたバターを加え、なめらかになるまで混ぜる。
(4) 型に(3) を静かに注ぎ入れ、りんごのくし切りを並べる。予熱したオーブンに入れ、全体に色づいて膨らむまで15~35分程度焼く。
焼きあがったら、温かいうちに粉糖をふって、すぐにいただく。
注記:
型はオーブンに入れられるフライパンなどの浅いものを使います。ココットなどの陶器よりは金属製のもののほうがパンケーキの味に近く仕上がるようです。小さい金属型がなければ、アルミのマドレーヌ型などでもいいと思います。型に入れたままいただくので、火傷しないよう気をつけてください。
りんごはふじを使っています。ほとんど砂糖を加えないので、甘みのあるりんごが合うと思います。
小麦粉の半分を全粒粉やそば粉に代えると、多少膨らみが悪くなりますが、素朴な風味のパンケーキになります。
ここではカルダモンを使っていますが、シナモンでもおいしくできます。
りんごは、生地を入れてから並べますが、面倒であれば、ソテーしたら直接、型に並べておいて、上から生地を流し込んで作ることもできます。その場合、焼き上がりは表面にりんごが出てこない代わりに、全体にいっそう大きく膨らみます(オーブンから出せばこんな感じで真ん中がしぼみます)。
焼き時間は、型の大きさにより異なります。いったん、生地が大きく膨らんで、色よく焼きあがったら出来上がりです。ケーキはオーブンから出すとすぐにしぼみます。
焼きたてをすぐにいただくのがいちばんですが、翌日くらいまでならおいしくいただけます。電子レンジやトースターなどで温めて、粉糖はいただく直前にふるようにします。*参考にしたレシピ***
りんごとみかんのコブラー
りんごとみかんを合わせて、柔らかめのスコーンのような生地を載せて焼いています。
小ココット型4個分
材料:フィリング:
りんご 小~中1個
みかん 2個
カルダモンパウダー 少々
砂糖 小さじ大盛り1
コブラー生地:
バター 25~30g
小麦粉 125g
グラニュー糖 大さじ1弱
ベーキングパウダー 小さじ1
ベーキングソーダ 小さじ1/2
塩 ひとつまみ
牛乳 100ml強
レモン汁 大さじ1程度(あれば)
作り方:下準備:
みかんの準備をする。みかんはよく洗って水気を拭き取り、1個分の皮を、オレンジ色の表面の部分のみ下ろし金でおろす。皮を剥いて実を房ごと取り、ひと房を半分くらいに割っておく。残った皮をしぼって果汁を取っておく(※レシピの後の注記「みかんの実の取り方」参照)。
コブラー生地用のバターは、湯せんまたは電子レンジで溶かしておく。
オーブンは200度に予熱しておく。
(1) フィリングを作る。りんごは皮を剥いて芯を取り、小さなサイコロ状に切る。みかんの実と合わせてボウルに入れ、フィリング用の砂糖とカルダモンパウダー、あればレモン汁少々(大さじ1の半分程度)をふって10分程度置いておく。全体にしんなりしたら、ココット型に分けて入れておく。
(2) コブラー生地を作る。バターと牛乳、レモン汁以外の粉類をすべてボウルに入れて混ぜる。
(3) 計量カップなどに、あれば残りのレモン汁と、みかんの絞り汁を合わせて20~30ml程度入れる。そこに牛乳を足して全部で120mlにし、軽く混ぜたらすぐに (2) の粉類のボウルに入れる。続けて溶かしバターと、すり下ろしたみかんの皮も加え、手早く混ぜる。生地がだいたい混ざって、ところどころ粉っぽい部分が残る程度でよい。
(4) 型に入れておいた(1) のフィリングの上に、(3) の生地をスプーンですくって載せる。すぐに予熱しておいたオーブンに入れ、コブラー生地が膨らんで色づくまで20~25分程度焼く。
焼きあがったらオーブンから出し、温かいうちにいただく。冷めたら電子レンジなどで軽く温めるとよい。
注記:
みかんの実の取り方: みかんの皮を、実の部分が見えるくらい厚めに剥きとる。中の薄皮から実をはぎ取るように外す。剥いた皮と、実を取った薄皮には果実が残っているので、しぼって果汁を取ります。
みかんの実を取る方法は、他の柑橘類でも応用できます。皮を剥くときに、実が見えるくらい厚めに剥くところがポイントです。薄皮についた実は、まず最初に1か所、薄皮に沿って包丁を入れ、実を薄皮から剥がし取るようにします。ひと房取れたところで、房を取った部分の薄皮を隣の房から剥がし取り、みかんの中心に近い部分から、実を薄皮から剥がすように取ります。残りも同様に取ります。
コブラー生地は、牛乳の代わりにバターミルクを使うと風味よくできるので、手に入れば120ml使ってください。その場合、みかんの絞り汁やレモン汁は足さなくても大丈夫です。
日本ではバターミルクが手に入りづらいため、牛乳に酸味の強い柑橘汁を足して代用しています。牛乳に柑橘汁を加えて放置すると分離するので、果汁を加えたら軽く混ぜて、すぐに粉類に足します。また、粉類に牛乳類を入れたあとは、手早く作業し、なるべく速くオーブンに入れてください。
みかんはオレンジなど他の柑橘類でも代えられます。みかんを使う場合、みかんは酸味が弱いため、できればレモン汁を足すと、コブラー生地に使う牛乳に足す分も酸味が強いほうが望ましいのと同時に、フィリングの味も締まります。
好みでフィリングにレーズンなどを加えてもおいしくできます。*参考にしたレシピ***
ゆず風味 りんごのタルトタタン風ジャム
塩キャラメル風味のりんごジャムに、柚子の風味をつけました。
こちらで紹介したものの応用です。
ジャム2瓶分くらい
材料: (だいたい)
りんご 約1kg (ふじ3~4個、皮と芯を除いて約800g)
柚子 1個
グラニュー糖 150g
水 90ml (大さじ6)
生クリーム 90~100ml (大さじ6程度)
有塩バター 40~50g
塩 多めのひとつまみ
作り方:下準備:
りんごはよく洗って皮と芯を取り、薄いいちょう切りにする。
柚子もよく洗い、皮の表面の黄色い部分を包丁で剥き取る。果汁を絞りとり、種を除いておく。
(1) 鍋にグラニュー糖と水を入れて中火にかける。やや薄めのキャラメルになったらりんごを一気に加えて火を止め、よく混ぜる。柚子の皮と生クリームも加えて混ぜる。
(2) 再び中火にかけて、焦がさないようにかき混ぜながら15~20分程度加熱する。
(3) 水分がほぼなくなって、りんごが全体的に半透明になったら柚子の絞り汁、バターと塩を加える。さらに数分加熱して、水分がだいたいなくなったら火を止めてできあがり。
粗熱が取れたら、きれいに洗って熱湯にくぐらせた容器に移して冷蔵庫で保管します。パンやヨーグルトなどお好みのものに合わせて、1週間以内に使いきってください。食べるときは柚子の皮は取り除きます。
注記:
詳しい注意事項等についてはこちらの記事の「タルトタタン風 りんごジャム」のレシピの注記を参照してください。
ここでは、甘みの強い「ふじ」を使っているので、キャラメル以外に加える砂糖は省略しています。もっと甘みの控えめなりんごを使う場合は、お好みでブラウンシュガーを30~50g程度、りんごと一緒に鍋に加えてください。
柚子以外にも、メイヤーレモンやセビルオレンジ等、風味のよい柑橘類をお好みで合わせてみてください。なければ普通のオレンジでも作れます。
りんごの使い道 その他のアイディアりんごのレシピ (その1) - ジュース、くるみとはちみつのクランブル、焼きりんご、タルトタタン風ジャム
りんごのレシピ (その2) - アップルスクエア、ヨーグルトケーキ、七味唐辛子風味のクランブル、アップル・ベーコン・チェダーマフィン
りんごの冷凍保存りんごの常温保存 (ミンスミート、自家製りんごブランデー)