チーズケーキ大好き
…ですが、こんなに続けて作るとは思わなんだ、この1か月でした。
約1か月前、長野に来てすぐの頃、母に何食べたい?と聞いたら、「あのチーズケーキ!」と即答。「あのチーズケーキ」とは、母の場合、これを指します。
オレオクッキーのチーズケーキ。レシピは『みなみさんのケーキノート』(渡辺みなみ著、主婦と生活社 1992)より。オレオクッキーをそのまま砕いて敷き詰めた台に、クリームチーズとサワークリームがどーんと入った生地で、間にもオレオクッキーを挟んで焼き上げます。どっしりチーズケーキにオレオなんて、まったくアメリカンなレシピですので、きっちり甘いです。
元レシピでは、周りに生クリームを塗って、さらにオレオを飾って仕上げるのですが、それをやったのは最初の1~2回くらいなもので、あとはずっと生地だけの焼きっぱなしです。今回は、写真用にひと切れだけ(^^;)上にうすーくクリームを塗って、ミニオレオを飾ってみました。母はホントにこれが好きみたいで、、そのあとも母の日用にまた焼きました。コーヒーによく合います。
さて、何十年来(?)の母のお気に入りがこのオレオチーズケーキだとすると、姉のお気に入りは断然、ニューヨーク・チーズケーキ(
誕生日に焼くことが多い)。奇しくも同じく渡辺みなみさんのレシピです。
で、
ゴールデンウィークのキャンプにも一緒に連れて行ってもらった、長野在住のいとこの[こ]ちゃんに、「久しぶりにあのチーズケーキが食べたい~」と言われたのが、まさにそれでした。というわけで作ってみる。変わったものは入っていないし、まっとうなチーズケーキなのですが、これもホントに何度作ってもおいしいです。
本で紹介されているとおり、刻んだいちごに砂糖をふって軽く潰したソースを添えて。ソースには何のお酒を入れようかな~と思って、ちょうどそこにあったあんずのお酒を入れたのですが、レシピを見たらどこにも酒とは書いてませんでした(汗)。思い込みってこわいですねえ…。
そして、[こ]ちゃんから、もうひとつリクエストされていたケーキがありました。
マーブルチーズケーキ。チョコチップクッキーで台を作り、ダークチョコレートとホワイトチョコレートで2色の生地をマーブルに仕上げる、チーズケーキなのにチーズが入らない(でもちゃんとチーズケーキの味がする)不思議なケーキです。お友達に教えてもらって以来、周りに大好評で(もちろん自分でも大好き)何度作ったか知れないこのケーキ、自分の日記をたどってみたら、最初に作ったのが約5年前(
!!)でした…。そんなに前になるのかぁ。。で、それこそ数えきれないほど作ってるのですが、最後に作ったのはどうやら3年前。いやぁ、月日が経つのはおそろしく速いですねえ。。
で、ほんとうに偶然なのですが、[こ]ちゃんから「あれ食べたーい」というメールをもらったそのちょうど前日くらいに、
こちらでこのケーキを作られているのを見て、あー久しぶりに作って食べたいなー、と思っていたところだったのです。あまりのタイミングにびっくり。こりゃあ作るしかないね、と意気揚々と材料も調達したのですが、その後なんだか忙しくて、実際に作ったのは結構経ってからでした。。
で、ようやく作ったときには、いつも入れるベイリーズ(お酒です)がなかったため、インスタントコーヒーを使いました…。でも久しぶりに食べたら、やっぱり濃いぃぃくて、やっぱりおいしかったです。毎回書いてますが、ホントに濃いので、ちょっと食べると満足します。だからというわけではないのですが、今回はオマケにミニミニサイズも作ってみました。単に生地が中途半端に余っただけというのは内緒です(誰に?)。さらに言うと、このミニサイズ、写真撮影中にひっくり返してしまい(!)、、表面が潰れているのは気付かなかったことにしておいてください。
元レシピは Joanne Harris & Fran Warde の
My French Kitchen: A Book of 120 Treasured Recipes (2003, William Morrow) ですが、
先に触れたkitsch-enさんの記事で、丁寧に解説つきでレシピが紹介されていますので、ご興味のある方はご覧になってみてください。とても簡単なのにおいしいです。これもコーヒーとよく合います(チーズケーキは概してそうですかね)。ラズベリーもあったら添えたかったなぁ。
さらに、マーブルチーズケーキつながり(?)で、もうひとつ。
レモンカード・マーブルチーズケーキ。
レシピは、
こんな特集で偶然見つけて、これはぜひ!と思って作ってみたもの(初出は
Gourmet [July 2006])。実は最初は
こっちに目をつけたんですけどね、まあ、それはそのうち。
で、これは名前のとおり、レモンカードをチーズケーキ生地にマーブル状に混ぜ込んで焼き上げるもので、レシピにはレモンカードの作り方も載ってるのですが、面倒だったので市販のものを使用。。というわけで、えらい簡単(台のクラッカー砕くのに時間がかかったくらいで)。というか、ほんとにシンプルなつくりなので、これってクラッカーにクリームチーズとレモンカード塗って食べればす済むかも、、なんて身も蓋もないことを思ったのは内緒です(だから、誰に?)。
元レシピの3分の1の量で作ったのですが、適当な型がないのでクッキーの空き缶で作ってみたら、量にしては缶が大きかったようで、やたらと薄っぺらい焼き上がりに(汗)。でも、おいしいおいしいと喜んで食べてもらえたし、自分としては満足。それにしてもチーズケーキ好きな家系なのかねえ、、としみじみ。
マーブルが見えないじゃん、というツッコミはなしで。
ところで実は、レモンカードを使ったケーキには、
数年前のクリスマス以来、ちょっとトラウマがあったのですが、、今回のは甘いけど甘すぎて食べられないというほどではなかったので、ほっと安心でした。。ベランダで写真を撮っていたら、山の緑がスプーンに写りこんだのが何ともキレイで、レモンカードのケーキは、つらいクリスマスケーキの思い出から、さわやかな初夏のケーキの思い出に変わりそうです。ああ、よかった(まじで)。