冬深まり、色失せる山奥。
by zochika
最近の記事



☆去年の今頃☆



flickr
my travel photos
旅の写真。



(c) 2005-15 zochika. All rights reserved.
email

イースターなので…?
まだ寒いような、そろそろ暖かくなってきたような今頃の季節ならでは(なのか?)のお菓子ができました。
d0008925_2045721.jpg
真冬の旬のときに作った柚子のマーマレードと、届いたばかりだという今年最初の夏みかんの皮で作った砂糖煮(製作:ともにうちの母)を使って、ニホンの柑橘風味なブレッドプディング。使ったパンにも夏みかんの皮の砂糖煮入り。焼いてる間じゅういい香りでした。




…ちがーう、こんなはずじゃなかった(涙)。恥を忍んで告白すると、当初の予定では、Hot Cross Bunsを作るはずだったのです(涙涙)。

イースターに食べるパンとして知られるホット・クロス・バン。本物を食べたことは実はないのだけれど、今年こそは作ってみたいと思っていた。が、イースターの週末の幕開けとなるGood Friday(今年の場合、先週の金曜にあたる)の朝に食べるのが慣わしらしいのに、作業に追われる毎日で気づいたらもう木曜。やべっ、もう金曜の朝には間に合わない~と思ったものの、せっかくだし、ちょっと遅れるけど作ってみよう、というわけで金曜に材料を調達し、その夜中に生地作成。生地をこねて、夜中に時間をかけて一次発酵をし、翌日の朝に成形、二次発酵という段取り、のはずでした。

パンを作るのは何やら久しぶり。今回使ったレシピはDelia Smithこれ。中に入れるフルーツは、夏みかんの皮の砂糖煮とレーズン、それからピーカンナッツも投入(たくさんあったので)。材料を合わせてこね始めたら、フルーツとスパイスが相まって、何ともいい香り。

…が、最初から嫌な予感はあった。だって生地が異常に固い。水分が全然足りてない感じで、根気よくこねても全然なめらかにならないので、しまいには牛乳を足し足しして、結局1時間半くらいこねていたような(汗)。それでも生地には伸びがないし、つやもない。うーむ。

ひと晩生地を寝かせて、翌日曜の朝。…全然膨らんでないよぅ(涙)。生地がガチガチに固く、そのままではこねることもできない状態。この時点で、失敗確定だったのだけれど、捨てるのも悔しいので、とにかく温かいところに数時間置いてみた。でも膨らまない。自分でパンを(たまに)作ってみるようになって約1年、失敗ばかりで納得いくものはなかなかできないけれど、一次発酵から失敗したのは今回が初めてかも。めげる。。。

柔らかくはなったけれど、ほとんど膨らんでいない生地を強引に丸めて成形し、二次発酵(のまねごと)をし、とにかく焼く。この時点で既に、こりゃ、うまくいって食べられるものができてもガチガチだろう、と予想できたので、できそこないパンの再利用法を考え始める。そうだそうだ、卵液に浸して焼いてブレッドプディングにすればちょっとは柔らかく食べられるだろうか。失敗が目に見えていながら何かを作り続けるのは、非常に滅入るものだ。

d0008925_20454044.jpgとにかく焼きあがり。微妙に膨らんだ。焼きたては思ったよりも柔らかく、一応、パンの味がする。味見係からは「おいしいじゃん」との言葉。…あれ、ほんとにおいしいかも???。
…が、どう考えてもホット・クロス・バンではない。ふわふわじゃないし、本来、パンの上に十字型に生地を絞りだすのだが、失敗パンのためにそんなことはやってられなかったので省略して切り込み入れただけだし、焼き上がりの艶出しも省略。どうせ即、再利用だもん。うじうじ。

パンが温かいうちに皆で2~3個ほぐほぐと頬張り、予想通り冷めるにつれてかたーくなってきたものをさっさとスライスして、プディング作成開始。ちなみにレシピは、パン失敗した責任を取っていただくということで(うそ、うそですってば、ぺこぺこ)同じくDelia Smithのレシピからこちらを使用。おいしそうだし、材料もちょうど似たようなのがあったので。イギリスで冬の短い期間に出回るSeville Orangeのマーマレードはないけど、日本の冬の味、柚子のマーマレードならあるぞ。

d0008925_20455258.jpgスライスしたパンにバターとマーマレードを塗ってサンドイッチにし、器に並べたら、卵、砂糖、生クリームを混ぜたプディング液を上から回しかけ、柚子の皮のすりおろしと刻んだ夏みかんの皮の砂糖煮、ブラウンシュガーをふりかけてオーブンへ。

表面がいい感じに焦げたところで出来上がり。焼き上がりに何かお酒でもふろうとかと一瞬思ったが、このままでも、いい香りなので、やめ。


d0008925_2046770.jpg焼きたての温かいところに、マスカルポーネチーズを添えて(写真のはちょっと、多すぎ 汗)食べました。パンに完全に卵液が染み込んでない部分があるものの、柑橘のいい香りが漂っておいしかったです。パンに若干、甘みがあったので、卵液の砂糖はもっと減らしてもよかったかも。

…まともなホット・クロス・バンを作るという野望は、こうして1年後に持ち越しになりました。あー。
by zo.chika | 2005-03-27 23:29 | 一日一膳