冬深まり、色失せる山奥。
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日本のなかの異国と日本 (2): 神戸&京都 2007年7月
おしゃれな神戸の次はしっとり京都
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…っていつの話だよ、、って先月の話です(汗)。7月半ばの関西でお散歩3日間の旅第1日目の神戸に続く第2・3日目の京都は、2日分まとめてお送りいたします。




さて、今回の旅のキーワードは「京都のはずれのお寺の庭めぐり」(って後から考えたんですが)。あれよあれよと決まった関西行きで、出発直前にあたふたと買ったのが京都のストリートマップ(前回、ちゃんとした地図がなくて苦労した)と、ふと目についたこんな小さなガイドブック。『京の庭NAVI』と銘打たれたそれは、文字通り京都の神社仏閣の庭園ばかりを並べたもの。

で、それを朝、神戸から京都に向かう電車のなかで広げて、「ここはどうだ」「ここならまとめて数か所いけそうだ」と話して、その日の計画を立てる、神戸人のt-fortunatiさんと、関東からおのぼりさんのわたしなのでした。そもそも、「京都行ってみたい(仕事以外で)」というtさんのだんな様と、「ちょっとは観光に繰り出さねば」というtさんと、「神戸行くしせっかくだから京都も」というわたし。なにせ、事前にどこに行くとかいっさい決めていなかったわたしたちです。あ、前日、神戸でさんざんあちこち連れまわされ歩きまわったtさんのお嬢様は、この日はおうちでお留守番でした。わたしは寂しかったけれど、ご本人は「今日はえんえんと歩かされずに済むのね」と安堵の表情を浮かべていたそうです。


さて、普通の電車で1時間たらずで京都駅到着
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…到着するなりそのまま(わたしがホテルに荷物置いてから)電車に乗ってひと駅。前日の神戸での小雨がちなどんよりとした空とはうって変わって、薄曇りながらも陽射しの強い日。
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セミの声を聞きながら、ああもう夏なんだねぇ~なんて言いながら歩き(このときはまだ出梅前だった、、遠い目)
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あっあれだ~見えてきた~
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…って思ってからが意外と長かったりして、、(いや、おしゃべりしたり写真撮ったりしながら歩いて楽しかったんですけどね、陽射しが強くて暑かったのです)

よーし今度こそ。。。
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ようやく到着したのは東福寺。ガイドブックに載っていた、石と砂の庭めざして、とりあえず入場料拝観料を払って中へ。
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…なんか、方向違う気がするけど、こっちだって言うから、とりあえず進む。
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日差しを受けて輝く草木花を愛でつつ
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おおっ
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あこがれの(?)砂模様~。

と、ぷち感激したら、またお庭を散歩しながら戻ります
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さて、本に載っていたお庭はどこじゃ~、、と思っていたら別の庭別料金でした(汗)。調べてれば判ったことなんですけどね、、詰めが甘い(っつうか全然調べていない)のがアダになって、とりあえず手前にあった庭(開山堂)の入場料拝観料を払ってしまったのでした。いや、ここはここで、緑あふれる庭に囲まれて、よいところだったのですが。

さっ、、、気を取り直して目的の庭(方丈八相庭園)へ。
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よっ
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これこれ、これですよ~
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これぞまさに枯山水!なイメージのお庭(なのか?)。

しばしうっとり眺めたあとは、いちおう一周します。周りぐるっと一周、異なるテーマで意匠がこらされているのだそうですよ
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市松模様の苔とか
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北斗七星の形に並べられた石とか(判るように写ってませんが)。

でも、最終的には、また正面に戻り、石庭を眺めつつ
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、、、ゴロンと。これが最高に気持ちよかったです。日がな1日、ここでボーっと過ごしてもいいよねえって話していたくらい。

しかし、この時点でとっくに昼時も過ぎていて、おなかもすいてきているし、それに次の予定もあるので動かねばならぬ。というわけで、のそのそ起き上がって、東福寺を後にします。

次は~、、 「ランチ?」
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…ではなくて、、(すみません >tさんのだんな様)
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またお庭、というかお寺。こちらは霊雲院。正確にはここも東福寺の一部(別坊)なんですけどね。こういうお寺を含めると、かなり敷地の広いお寺です。

で、こちらは、先ほどの方丈と比べるとずっと小ぢんまりしてますが、また赴きあるすてきなお庭でした。
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そうそう、本にもこんな感じで載っていた~(でも同じには撮れませんね、当たり前ですが)
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妙に郷愁をそそる妙にアンティークな蛍光灯とか。

それにしても、中途半端な時期の平日で、京都の中心部から少し離れていることもあってか、さきほどの東福寺(中心のほう)も人が少なかったのですが、ここに至っては貸しきり状態。そりゃもうくつろぎまくってます
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それに、外は眩しくて蒸し暑いのに、中に入って畳の上にいると、ひんやり涼しくて、もう快適。ほんと、お弁当持ってきてここでのんびり食べたかったー、とひたすら惜しみました。いや、そういう場所じゃないんでしょうけどね。でも、「こういう家、イタリアでほしいね~」「あそこはキッチンで~、そこにテレビ置いて~」と、tさんご夫妻は本気で盛り上がっていましたが。

さて、本格的におなかもすいてきたので、後ろ髪惹かれつつも、移動。
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本当は、この界隈であと2つくらいお庭(寺)を観る予定だったのですが、ここまでのお庭でもう十分ゆっくりして満喫したので、もういいよね~、というわけで、今回はパス。さっさっと観て回るというよりも、腰掛けてのんびりしたいお庭たちでした。まあそれも、すいてるからなんでしょうけどね。

また暑いなか駅まで戻り、電車に揺られて京都の中心部へ。どこで何を食べるかなんてもちろん決まっていないので、とりあえず、何気に次の目的地方向へ進みつつ、めぼしい店を探す。
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時間的にもランチタイム終了くらいな頃で、やや焦りつつ、何でもいいよねえ、と言って入った店
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肉焼いてます。じゅー。ここ、適当に入った割には肉もおいしかったし、中庭を眺める造りもなかなか。わたしは京野菜の盛り合わせをじゅうじゅう焼きました。


腹ごなしが済んだところで、わたしは今回の京都訪問のうちの数少ない目的地に巡礼を果たし(それについてはまた後ほど)、そろそろ一般的にお寺があいている時間的にぎりぎりになってきたので、この日最後のお寺へ
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銀閣寺。ここは何度も来てるはずなんですが、庭のことはあんまり覚えてませんでした。。。ここも立派な石庭ですねぇ(これ全部、砂でできてるんですよね、、)、すごいなー。

梅雨どきのせいもあってか、あたり一面、うっそうとした緑で覆われていました。なかでも目に付いたのがこれ
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苔。たぶん、この時期だったからだと思うのですが、銀閣寺の苔の寄せ植え(?)が置かれていました。「銀閣寺にとって大切な苔」のほかに、「ちょっと邪魔な苔」「とっても邪魔な苔」の3種類。苔とひとくちに言ってもいろいろなんですねえ。
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銀閣寺といえば、当然、金閣寺とセットになっているわけですが、わたしは昔から銀閣寺のほうが好きでした。金閣寺の華やかな美しさももちろん絵になるのですが、銀閣寺のこの地味控えめな感じもいいよなあ、と。

ですがしかし今回、tさんのだんな様をお連れするにあたり、金閣寺のほうが絶対インパクトがあるし、特に外国の方には見栄えするよねえ、と思ったのですが、時間的に今日はどちらか一方しか行けない、となった時点で、この後お茶をしに行く場所等の関係で(!)銀閣寺に決まったのでした。
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「…これのどのあたりが閣寺なのか」という疑問は、だんな様だけでなくtさんの心にも(口にも)浮かんだようです。ええ、そうですよねやはり。金閣寺はホントに金なので、余計に銀閣寺の銀じゃない加減(?)が疑問になるようです。

まあ、銀はともかくとして、そして(だんな様は)初めての京都観光の割にはあまりメジャーなところにお連れしませんでしたが、なかなかよい1日となったのではないかと。少なくともわたしはとーても楽しかったです。
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最後にお茶をして(↑ここのお店ではないです)、京都駅まで戻って、この日はおしまい。神戸に戻るおふたりを改札口で見送るのも何だか不思議な感じで、そしてご家族があと数日でイタリアに戻るというのも何だか実感がなくて、なんだか空っぽな気持ちで手を振ってお別れしました。

***

して、翌日
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この日も精力的にお庭めぐり…ではなくて(↑このお寺も入り口まで行っただけ 汗)、だらりだらりとカフェやお店をぷらぷらと。

実はこの日は当初、友人と会う予定を入れていたのですが、わたしが関西に来る直前になって、その友人(京都に遊びに来ていた)が突如、帰国することになり、ぽっかりと予定があいたのでした。もともと、旅先でひとりで行動するのはまったく苦にならない(というか好き)なほうなのですが、久しぶりに会えると思った友人に会い損ねたり、そして前日まで一緒だったtさんご家族が今日はいなかったり、、、と朝からなんだか気の乗らない日でした。お天気もどんよりとした曇り空。

…まあ、そうは言っても、動き出せばそれなりに楽しいんですけどね。
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改めて思うに、京都ってかなり大きいですよね。バスや地下鉄で動いていても、あっちの端からこっちの端に移動するとなんだかんだと時間がかかります。。

昼間のうちに行っておきたい(食べておきたい)場所を抑えたら、お寺的(?)にはだんだん微妙な時間になってきました。はて、どこに行くか。と思って足を運んだのがこちら
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随心院。京都市内中心部から地下鉄でちょっと東に行ったところにあります。

なぜこのお寺を選んだのかというと
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地面、一面を埋め尽くす苔、苔、苔。苔寺と呼ばれるほど苔の美しさで有名、と本に書いてあったので、ちょうど梅雨時だしちょうどいいんではないかい、と安易に来てみたのでした。それにしてもいやあ、すごい。
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そしてまた本に載っていたのと同じ場所で同じ写真を撮ってみて悦に入る自分。アホですな。しかもこれだと、植木の前に欄干がかぶってしまってるじゃないですか。(立ち上がって撮るべきでした)。詰め甘い>自分。

ここも、広々とした立派なお寺で、大きな広間からこの絵のような庭が見えるわけですが、、なんだかこの天気は悪いし夕方近くで暗いし湿気はすごいし(蚊はいるし)、暗くてだだっ広いところに人気もないので、なんだかのんびりする気分にもなれず、とっとと1周回って出てきてしまいました。。。

ここを京都旅行の最後にすると、なんだか暗い気分で終わりそうだ、、と思ったものの、もう時間的に寺が開いている時間でもなかったので、結局ここが最後になりました。
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でもまあ、その後は買い物したり散歩したり買い物したり、楽しくぷらぷら過ごしたのですけれどね。


と、最後はなんだか先すぼまりで終わった京都の2日間でした。夜になったらどしゃ降りでしたしね。。この2日間の写真(お寺の庭の写真が多いです)はこちらにて(別ウィンドウでスライドショーが開きます)。既にご覧いただいた皆様、ありがとうございました。

そして、この京都旅行記録もだらだら長かった割には盛り上がりに欠ける終わり方ですが、、、京都で食べた物&お土産編を書いて7月の関西でお散歩3日間の旅についてのお話は終わりにしたいと思います。
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あのときは、これから夏、と思っていたのに、もう夏も終わりに近づいてますしねえ(と信じたい)。
by zo.chika | 2007-08-28 16:48 |