冬深まり、色失せる山奥。
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初夏の日本で初夏のイングランドの味
毎日暑うございます
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…ってもうぜんぜん初夏どころじゃねーですよ、ええ。←投げやり ↑




その頃は初夏だったのです、まだ。。。時はさかのぼって7月半ば。毎日じめじめ暑い頃、北国からクール便が届きました。
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ひんやりした空気とともに出てきたのは、グースベリー。グースベリーといえば、あの、去年の夏に2年越しの夢がかなって(?)出合った、憧れの味。6~7月頃から短い期間だけ出回る、初夏のイングランドの味の、あれです。

ヨーロッパでも出回る期間が短く、日本で栽培されていることは調べて判ったものの、実際に売っているのをみたことがほとんどないので、日本で入手するのはほとんど諦めていたグースベリー。それを、去年のその記事を読んで、「そういえば近所で見かけた」という北国のあの方が、「今年も見た!」と、送ってきてくださったのです。連絡をいただいたときは嬉しくて嬉しくて、さ~何を作ろう、といそいそレシピを掘り起こしたわけです。

イギリスで見たのよりだいぶ小ぶりなそれは、摘みたての産地直送ですから、新鮮そのもので、ぴかぴか光っていました。それで最初に作ったのがこれ
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グースベリーのコンポートとキャラメルクリーム。 …作ったってほどじゃないんですけどね、、あの、あんずシリーズで作った激甘のキャラメルクリームがちょうどあるときだったので(それだけ前の話なんですね、、 汗)、激甘のクリームには酸っぱいグースベリーがちょうどよかろう、ということで作ってみました。ベリーははちみつをかけて電子レンジで加熱しただけ。あまずっぱい、フレッシュな味。

…いやしかし、なぜに赤紫色?と思った方もあるかもしれません。実はグースベリーは2袋ありました。
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ひとつは全部緑の、若い実。これは固くて酸っぱいので、生食ではなく調理して食べます。もうひと袋は、薄紫色と緑が混ざった、こころもち熟れているものでした。上のお菓子に使ったのは、薄紫のほうでした。

グースベリーとひと口に言っても実は種類がたくさんあって、緑のほかにも赤紫とか白とかいろんなのがある、というのは知っていたのですが、実際に紫のを見たのは初めて。緑のが熟れて紫が濃くなるのもあれば、熟れても緑のままのもあるそうで、そのへんはいろいろのようですが、、 ともあれ届いたときには薄紫だった実は、時間とともに濃い赤紫になり、ここまでくると、酸味は和らいでそのまま食べても大丈夫なくらい。

で、その色を見て、思いつきで作ったのがこちら。
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グースベリーとルバーブのクランブル。去年のグースベリー祭りはほとんどイギリスの料理雑誌delicious. (Issue #66, June 2005) のグースベリー特集のレシピを使っていて、そこで作ったのがグースベリー、レモン、マカダミアナッツのクランブルでした。それがおいしかったので、またやろう、と思っていたのですが、今年はそこにルバーブも参加。グースベリーのすっぱさってちょっとルバーブに通じるものがあるなぁ、と思っていたので、きっと合うんじゃないかと期待していたら、想像通りぴったりな味でした。紫色のグースベリーで作ったので、ルバーブと合わさって色もいっそう赤紫。

で、その同じ雑誌から、去年作ろうと思って間に合わなかったものを今年は
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…作りました。グースベリー&ジンジャーチーズケーキ。クリームチーズ生地の上に、クレームフレッシュ(サワークリームみたいなもの)の生地と、軽くシロップで煮たグースベリーを重ねて焼きます。チーズ生地とグースベリーのシロップ煮にジンジャーコーディアル(シロップみたいなもの)が入るほか、本当は底のクラストをグラハムビスケットとジンジャースナップクッキーで作ります。

…作る、のですが、、、探してみるとジンジャースナップクッキーが売ってない(汗)。意外と日本ではないものなんでしょうか。自分で作ってもいいんですが、面倒なのでグラハムビスケットだけに変えて、ジンジャーパウダーを少し入れてごまかしました。こちらは緑の実で作りましたが、ところどころに赤紫のも混ぜてみました。ちょっとかわいいかなと。

あとこのほかにももうひとつくらい焼き菓子を作っているのですが、何だか忙しくしているうちに暑くなり、さすがに実もだいぶ熟れてきたので(でも緑のほうは冷蔵庫で結構長持ちしました)、最後はまとめてガーっと使いきり。
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グースベリーといえば、おそらく最も多く組み合わせられるのが、同じ時期に旬を迎えるエルダーフラワーではないでしょうか。そのコーディアルは日本でも手軽に買えるようになったので(こんなやつ)、それと組み合わせて、さらに去年の記事にも書いた、イングランド北部の小さな町ベイクウェルで買って帰ってきたグースベリーとミントのコーディアルを思い出して、ミントも。というわけで、グースベリーとエルダーフラワーとミントで、この夏個人的に流行中のグラニテに仕立て…たはずが、なぜかシャーベットのようになりました(謎)。

いや、これはこれでおいしかったのですが。今年の酷暑にはちょっと心もとないくらい、軽くてはかない、さわやかな冷菓になりました。ああ、今年は食べられないと思っていたグースベリーを、日本にいながらにして、こんなに満喫できて、シアワセです。白たんどうもありがとう~!!
by zo.chika | 2007-08-18 04:33 | 一日一膳