冬深まり、色失せる山奥。
by zochika
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旬は短し
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食せよ杏。




というわけで、(しばらく前ですが)思わず山盛り買ってしまったあんず。実はわたしは、果物はだいたいなんでも好きですが、あんずがあまり得意でない。むしろ苦手なのです。なのに思わずいそいそと買ってしまったのは、こちらで見たあんずがあまりにも美しかったから。これは、食べねばなるまい、ということで、とりあえず買う。

で、とりあえず買ったものの、もともとあんずが好きでないので、これというレシピが思い浮かばない(汗)。そこで、手持ちの料理本をがさごそと見てみると、、、おお、探してみるとずいぶんあるものなのですね、あんずのレシピって。

ということで、まずはこちら
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あんずとピスタチオのマカロンのクイッククランブル(Crumble minute abricots-macarons a la pistache)。数年前にフランスで買ったPicnic (Isabelle Brancq, Marabout 2005) という本のレシピです。あんずをさっとソテーして、上にマカロンを砕いて載せるだけ。これが「クランブル」の役割なわけですね。あんずとピスタチオも定番の組み合わせなので、ピスタチオナッツも少しふってみました。

で、これ、あんずの味をストレートに楽しめるお菓子というか、、うん、あんずは苦手だ、と再認識(おい)。似たような感じの手の加え方でも、先日載せたあんずのコンポート ラベンダー風味は、実はこのあとに作っているのですが、ラベンダーとかキャラメルの風味があるぶん、あちらのほうが好みだったかな。

さて気を取り直して~
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生のあんずとマンゴーをミキサーにかけたものと、メレンゲ(市販ですよ)と牛乳をミキサーにかけて混ぜたものを2層にした飲み物、その名もフレッシュフルーツのカクテルとメレンゲミルク(Cocktail de fruits frais au lait meringue)。同じくフランスで買ったDelices de lait (Laurence Laurendon & Gilles Laurendon, Marabout 2003) という本に載っていたレシピです。メレンゲを牛乳と混ぜるという方法がなんとも面白いと思ったのですが、これ、おいしかったです。メレンゲそのまま食べるより好きかも(!)。

ただ、最初普通に作ってグラスに注いだら、2種類があっさり混ざってしまったため、やり直して2回目はフルーツミックスをグラスに入れてから冷凍庫で少し凍らせました(ガチガチではない)。飲むときには軽く混ぜるとすぐ合わさるし、ひんやりおいしいので、一石二鳥な気分(単純)。

これと同じく、暑い日に食べたい冷たいおやつ
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あんずとアーモンドとブリオッシュのサラダ(Salade abricots-amandes-brioche)。上出のPicnic より。あんずは生のまま、ヴェルヴェーヌというハーブを使ったハーブティーにつけて冷やしておき、トーストしたブリオッシュ、アーモンドと食べる直前に混ぜていただきます。ヴェルヴェーヌ(レモンバーベナ)は、ドライならよく見かけるのですが(そして、ドライでもいいとレシピにはあったのですが)今回は生のレモンバームを使ってハーブティーにしました。

レモンバームって、レモンの香りはするけどいまいち使い道のないハーブ、という認識だったのですが(汗)、改めてハーブティーにしてみたら、さわやかでおいしかったです。またやろう。ちなみにこれ、混ぜた瞬間からパンがふやけるので、本当は写真なんて撮ってる場合じゃないです。

さっぱり来たので、ここらでガツンと(?)甘く
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あんずとキャラメルクリーム(Coupe d'abricots et creme au caramel)。Du caramel plein la bouche (Trish Deseine, Marabout 2005) より。これはキャラメルを使ったレシピばかりを集めた本なのですが、強引にあんずのレシピを探し出しました。で、レシピではあんずのコンポート(おそらく市販)を使うことになっていたので、ここでは生のあんずをざくざく刻んで、はちみつを少しかけて、電子レンジで加熱した簡単コンポートを。これがなかなかおいしかったです。

で、クリームのほうは、カスタードクリームにキャラメルクリームを混ぜたような感じなのですが、これが自分の手で作ったとは信じがたいくらい甘い(汗)。あまりにも甘いので、思わず生クリームを余分に足してしまいました(カロリー増やしてどうする)。で、で、これが、すっぱいあんずとあわせるとちょ~~どよくバランスがとれて、おいしかったのですが、ちょっとヤバいバランスな気はします。。

…と、強引にあんずレシピを試していたところに、思いがけず
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もうひと山届いたあんず。別用のついでに、長野からの荷物に入ってきたのでした。長野といえば日本ではあんずの主力産地ですね。ぶさいくなのだけど、ご近所で採れたから、ということで、確かに東京のデパートで売っている傷ひとつないあんずと比べると見た目は今ひとつですが、味はまったく負けてないかと。

というわけで、さらに探すあんずレシピ。
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やっぱり焼きを入れます。塩バター風味のローストフルーツサラダ(Salade de fruits rotis au beurre sale)。3年くらい前に初めて作って以来、ずっとお気に入りなこのレシピはMes petits plats preferes (Trish Deseine, Marabout 2003) より。果物に有塩バターとブラウンシュガーをふってオーブンで焼くだけなのですが、焼いて濃縮された果物の甘みにキャラメル化したバターと砂糖の風味が加わったところに少し塩がきいていて、絶妙のおいしさなのです。

元レシピでは特にあんずは使っていませんが、ま、あんずもいいかなと思って作成。でも、果物はあんずだけじゃなくて何種類かあったほうがおいしいので(特に桃といちじく)、このために果物を山盛り買ってきたのでした。で、余った果物でついでに作ったタルトのほうが、どう見ても見栄えしてますね(汗)。いや、これもおいしかったのですよ~。ちなみに、焼きあがったばかりのさくらんぼ、なぜか「焼き栗」の味がしました。いや、そんなはずはないんですが、なぜか。ますます自分の味覚に疑問が深まる今日この頃です。

最後にもうひとつ
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同じくPicnic より、あんずとヘーゼルナッツのケーキ(Cake abricots-noisettes)。卵に砂糖、溶かしたバター、粉類などをぐるぐる混ぜていくだけの簡単生地に、レシピではあんずを中に入れて上にヘーゼルナッツを飾っていましたが、今回は逆にしてみました。あっという間にできたけど、やさしい味がしておいしかったです。

で、これであんず使いきり(パチパチ)。いや、旬の果物が余ったらジャムにしたりしてもよいのでしょうが、もともとジャムも好きでないわたしにとって、あんずジャムは最も食指の伸びないジャムだったりします(汗汗)。なので、おいしくいただける食べ方で使い切ったので満足、満足。


と、もう気づいた方も多いかもしれませんが、今回のあんずシリーズは、フランスのレシピ本だけで作ってみよう企画と化したのでした。あんずのレシピというだけなら、ほかにもよさそうなものはたくさんあったのですけれど、まあ、あえて(深い意味はまったくないのですが)今回はフランスからの本にしぼってみました。それも簡単なものばかりで一石二鳥(そうじゃない)。先日作ったあんずのコンポートも、そういえばフランスの本からですしね。このほかにも試そうと思ったものはあったのですが、残念ながら今回は時間切れとなりました。
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というのも、ちょこっと旅に出かけていたからで(旅先からの記事にコメントいただいた皆様、ありがとうございました)、今はもう東京に戻っているのですが、その旅については、なるべく近いうちにブログでも記事にしたいと思っています。…またムダに大量に撮ってしまった写真の整理から始めなければなりませんが。んがしかし、締め切りもあるし、今朝届いたHarry Potterの7巻も読まねばなりません。さらに、そうこうしているうちに、さらに新しい料理本が届いております。忙しい。
by zo.chika | 2007-07-21 16:32 | 一日一膳