冬深まり、色失せる山奥。
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にわかベジタリアン風
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夏の野菜がおいしくて、冷蔵庫が緑や赤で溢れる今日この頃。




しばらく前になりますが、大好きな食べ物ブログ101 CookbooksのHeidiの2冊目の本が出版されました。Super Natural Cooking というタイトルどおり、自然食品をもっとシンプルに、そしておいしく普段の食事に取り入れようというコンセプトのこの本は、季節の野菜や穀物を使った多彩なレシピのかずかずといい、サンフランシスコ在住のフォトグラファーである著者本人による美しい写真といい、ブログのエッセンスがぎゅっと濃縮された魅力いっぱいの本です。

3月の出版直後は忙しくてゆっくり本を見る時間がなかったのですが、最近になってようやく気持ちの余裕が出てきたので、ここぞとばかりにあれこれ作ってみました。まず、米や小麦といった一般にみる穀類だけでなく、スペルトや大麦、きび、キヌア、アマランスなどを使ったレシピも多数紹介されていますが、とりあえず手元にあった大麦(Barley)で作ったのがこちら。
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大麦のリゾット風、シトラスとルッコラ添え(Risotto-Style Barley with Winter Citrus and Arugula)。米の代わりに大麦を使ったリゾットです。仕上げに入れた柑橘類の酸味、ルッコラの苦味、くるみの甘み、パルメザンチーズの風味が味に変化を加えています。元レシピの名前どおり、これはレモンとオレンジという「冬の柑橘を使った料理」なのですが、どうしても作りたかったので強引に作成。オレンジの代わりに旬の夏みかんを入れてみたのですが、実はレシピを半量に減らして作ったのに、夏みかんだけ半分にするのを忘れ(汗)苦くなりました…。

気を取り直して、まさに今が旬の野菜満載の料理 
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フレッシュハーブ入り緑たっぷりの野菜炒め(Green-Packed Stir Fry with Fresh Herbs)。アスパラガスとほうれん草をごま油でさっと炒め、別に焦げ目をつけた豆腐とカシューナッツ、そして千切りのミントとバジルを入れて仕上げます。にんにくやしょうが、チリなどと一緒に炒めて仕上げにライムが入るので、ちょっと東南アジア風のさわやかな風味。レシピではhoisin sauceという北京ダックに使われるソース(海鮮醤)を使っていますが、あれが特に好きではないので、ただの醤油で作りましたが、じゅうぶんおいしかったです。レシピには玄米に添えて食べるとよいと書いてあって、その通りにしたら本当においしくて、ゴハンが進むキケンなおかずでした。

引き続き緑
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玄米入り春野菜のミネストローネ(Spring Minestrone with Brown Rice)。アスパラガスやグリーンピースなどの豆が入ったスープです。たまねぎとエシャロットを炒めて野菜のスープストック(コンソメ使用)で米を煮て、仕上げに豆を入れるという、ただそれだけなのに、本当にしみじみとおいしい。パルメザンチーズやハーブなどを添えてもいいとのことですが、何も入れなくてもじゅうぶん。今回は玄米を切らしていたため、少し前に炊いて冷凍してあった玄米を使って手抜きしましたが、じゅうぶんおいしかったです。時間短縮になったし。

さらに緑
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2色のフェトチーネ アスパラガスのソース、「藁と干し草」風(Straw and Hay Fettuccine Tangle with Spring Asparagus Puree)。この本で最初に目に付いたレシピです。卵とほうれん草の2種類のフェトチーネを、アスパラガスとベビーリーフのほうれん草で作った鮮やかな緑のソースにからめて作るのですが、何がいいって、2色のパスタを藁と干し草に見立てたネーミングが楽しい。ソースは、にんにく、松の実、パルメザンチーズ、オリーブオイルで作るバジルのペスト(ジェノベーゼ)を、バジルの代わりにアスパラガスとほうれん草で作ったようなものなのですが、かすかに青っぽい野菜の風味がまさに春の味。

こうして見ると、なにやらアスパラガスばっかり使ってますが、、ちょうど旬なので、そういうレシピが特に目に付くのでしょうか(と言い訳)。もうひとつ作ろうと思って作れていないレシピがあって、それもアスパラガスなのですが、、、旬が終わる前に作れるかな~。。

さて、パスタがきたところでもうひとつ麺ものを
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しょうゆ、ごま油、オリーブオイルをベースに、しょうが、チリ、レモンなどの香味をきかせたドレッシングで食べる、冷たい蕎麦はその名も「おつ(Otsu)」。基本的に好きな味ばかり入った、辛くてすっぱいドレッシングが絶妙。焦げ目をつけた豆腐ときゅうりも入った、思いっきり夏向きの味。

さて、この料理に見覚えがある方がもしいたとしたら、それはきっと大昔に一度作ったことがあるせいかもしれません。そのときは、著者のHeidiが近所のサンフランシスコのレストランのレシピをブログで紹介していたのですが、今回の本では彼女が自分でアレンジしたレシピが載っています。味的に大きな変化はない(と思う)のですが、実は今回、自分的に重大な変化がありました。
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それは、(ってこの写真ではわかりませんが)香菜を入れたこと。今までブログに何度も書いているのでご存知の方もあるかもしれませんが、わたしは香菜が大大大の苦手。大好きなタイ料理やベトナム料理でパクチー(香菜)が入っていたらとりあえずよけるし、何か料理を作るときにレシピに書いてあったら、基本的に無視して作っていました。

この料理にしても、前回は普通に省略して作ったし、今回も、代わりに大葉でも使うつもりでいたのだけれど、どういう風の吹き回しか、なぜか少しだけ入れてみようという気になったのです。といっても、レシピより大幅に減量して、ほんの少し入れてみただけなのですが、自分の指についた香菜の匂いにめまいがしつつも、できあがりは、意外と大丈夫でした。入ってなかったらないでハッピーだけど、これくらいなら入っててもなんとかいけるか、という感じ。

そんなわけで、人生で初めて、自分の作る料理のために自分で香菜を買ってきたので(しかも大きな束からほんの少し使っただけでまだまだ余っていたので)勢いでもうひとつ。
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ライム風味のピーナッツ(Lime-Bathed Peanut Salad)。ローストしたピーナッツに、「ライムを浴びせた(lime-bathed)」という名前のとおりライムをたっぷりしぼった、メキシコの食べ物だそうな。で、メキシカンといえばシラントロ(=香菜)ですね。サルサとかによく入ってますが、あれ、シラントロが苦手な割にはサルサは意外と食べられるので、ひょっとしたらこれもいけるかも、と思った次第です。ちなみにトマトはローマトマトの代わりにチェリートマトを使っています。

ここでもやっぱり量を減らしたこと(そしてバジルを少し混ぜました)、そしてライムがガツっと効いているせいか、予想以上においしくいただけました。で、ライム、というかメキシカンついでで一緒に作ったのがこちら 
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アグア・デ・ハマイカ(Agua de Jamaica)。ハマイカとはハイビスカスのメキシコでの呼び名のひとつで、スペイン語で「ハイビスカスの水」という意味の、ハイビスカスを煮出して甘みをつけ、ライムを添えて飲む、冷たい飲み物です。ハイビスカスは、ローズヒップと組み合わせてハーブティーとして飲むのが比較的一般的で、そちらも大好きなのですが、ハイビスカスだけのほうが酸味は若干柔らか。これも思いっきり夏の味です。

飲み物でもうひとつ作ったのがこちら 
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ピーチネクター・アイスティー(Peach Nectar Iced Tea)。その名の通り、桃ネクターが入ったアイスティーです。ここでは、加糖の100%桃ジュースに、桃風味がついた紅茶を合わせてみました。そしてついでなので、大好きな白桃烏龍茶(Lupiciaのやつ)でも作ってみました。さらに!大奮発して桃も買ってきて入れましたとも。今年最初です。柔らかくておいしかった~。

アイスティーそのままでもいいのですが、つい、思い立ってこんなものも
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ゼリーです。アイスティーに使った材料(桃ジュース、紅茶、烏龍茶)をゼラチンでゆるゆるに固め、刻んでグラスに2層にして入れました。はい、要は昔作ったこれとかこれとまったく同じ手法ですね。進歩のないヤツと呼んでください。ちなみに桃はほんとうは本に載っていたもうひとつの桃の飲み物を作るつもりだったのですが、それはまた今度。

さて、お菓子も少し 
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ココナツ・パンナコッタ(Coconut Panna Cotta)。生クリームの代わりにココナツミルクを牛乳と混ぜ、ゼラチンの代わりに寒天で固めた簡単なデザートです。しばらく前に載せた寒天で作った抹茶のパンナコッタは、(ココナツミルクではないけれど)このレシピが参考でした。

レシピではラズベリーとブラックベリーでソースを作っていますが、ここではもう少し手軽に買える果物で代用。迷った挙句、キウイ、マンゴー、いちごの3種類(信号カラーですね)作成。ただ砂糖と一緒に煮ただけでもいいのに、ついついローズマリー、ミント、バジルを入れてしまいました。ほんの少しなので、そんなに香りはしませんでしたが。
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というかこのハーブ3種類、ちょうど家にあったものを使っただけなんですが、しばらく前に作ったケーキとまったく同じですねぇ。。。つくづくアレンジがワンパターンだなあ、、>自分(汗)。ちなみに添えてあるクラッカーは、本ではAnimal Crackersという名前でレシピが載っていますが、ワンタンの皮を型で抜いて、粒々のトッピングと砂糖を少し振って焼いただけ。今回はごま、ポピーシード、アマランス、フラックスシード(亜麻仁)を使用。簡単だけどおいしいです。

そして最後に(まだあるのか!)お菓子をもうひとつ。
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スパイス・キャラメルポップコーン(Spiced Caramel Corn)。乾燥のとうもろこしでポップコーンを作ったら、ナッツ類と一緒にスパイスを入れたシロップで絡めて乾かします。シロップは普通の砂糖は使わず、玄米飴とメープルシロップで作ります。

写真ではほとんどまったくわかりませんが、2種類作っていて、奥が本のレシピとおりでシナモン、ナツメグ、チリ入り、手前はメープルシロップの代わりにはちみつを使って、オレンジの皮、カルダモン、しょうが入りにしてみました。ナッツ類は特に指定はなく、好きなものを使うので、前者はカシューナッツ、マカダミアナッツ、ピーカンナッツ、パンプキンシードを、後者はアーモンド、くるみ、ピスタチオを入れました。

実は今回作ったなかでいちばん苦戦したのがこれでした。何が難しいって、ポップコーンを作るのが意外と難しいんですねぇ…。レシピを読んで鍋で作ったら大失敗した(真っ黒に焦げた、、)ので、諦めて電子レンジで作りました(参考にしたのはこちら)。紙袋に入れて簡単にできます。


と、いうことで、ここ1週間少々で作ったものをまとめて載せてみました(まとめすぎ)。どれも簡単で(ポップコーン以外)おいしい発見ばかり。他にも試してみたいレシピがたくさんなのですが、調子に乗って作っていたら10種類にもなってしまったので、とりあえずこのあたりで。
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そして、ひょっとしたらお気づきの方もあるかもしれませんが、以前からちらっと触れていた料理本さしあげます企画、突然ですが第一弾はこのSuper Natural Cookingです。

***

見て作って楽しむ海外の料理本 (1)

品目: Super Natural Cooking: Five Ways to Incorporate Whole and Natural Ingredients into Your Cooking
   (Heidi Swanson. Celestial Arts, 2007) US版(英語)

対象: 1冊ずつ2名様
  ご希望者多数の場合は抽選とさせていただきます。

ご応募のしくみ:
  この記事のコメント欄に、「本希望」の旨を明記してコメントを残してください。
  お住まい(または本の送付先)が国内か海外か明記ください。

締め切り: 未定(2007年5~6月、追って設定)
  *2007年6月30日(土) 日本時間深夜(23:59)まで
  日本時間7月1日0:00以降のご応募は無効となりますのでご注意ください。  時間はブログのコメント送信時刻を基準にします。

  締切を過ぎましたので、ご応募の受付は終了しております。
  たくさんのご応募をいただき、どうもありがとうございました。


その他、応募詳細および企画の趣旨について、必ずこちらをご一読ください

  ● 本ご希望をいただく際には、以上および別途ご案内記事の記載の条件にご同意いただけますようお願いいたします。ご希望のコメントをいただいた方は、当該条件にご同意いただけたものとみなします。

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というわけで、これから3回にわたって差し上げるのは洋書(英語)の料理本です。個人的に、これまでに海外の料理本はそこそこの数見ていて、お気に入りも多数あるのですが、今回ご案内するのは、最近2~3か月の間に新しく出版されたもので、ブログでつながりのある方の著書です。
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今回ご紹介している本の著者のHeidi は、直接お会いしたことはないのですが、彼女のブログ101 Cookbooks は、英語の食べ物ブログのなかでもファンの多い人気ブログのひとつ。こちらでご紹介いただいたときにも書いたとおり、わたしが続けて読むようになった初めての料理ブログ。自分でブログを始めるきっかけのひとつにもなっている、大好きなサイトです。

日本で、ふだん英語のブログをあまりご覧にならない方も、料理や料理写真にご興味があれば、本企画へのご応募いかんに関わらず、これを機にぜひ覗いてみてほしいです。ブログも本もそうですが、仮に英語がまったくわからなかったとしても、写真を眺めるだけでも楽しめると思います。また、レシピは基本的にベジタリアンですが、肉や魚を好む方でも、料理のヒントになるレシピがたくさんあります。ちなみにこの本はアマゾンで一部閲覧可能(US日本)です。


それでは、長くなりましたが、案内記事をご一読のうえ、ご希望の方は(いるのかな、、汗)ご応募お待ちしております。英語に苦手意識がある方でも、料理が好きで好奇心があればきっと楽しめる本だと思います。日本在住の方も海外在住の方でも大歓迎です。第2回は来週頃ご案内する予定です。
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ところで、今回の企画とはなーーーんの関係もないのですが、先日、4年ぶりに友人と再会しました。4年ぶりなんて気はしないよねぇ、と話しつつも、その間あまりにいろんなことがあったので、話も尽きず。晴れていい天気だったのに、にぎやかな公園の芝生に座っていたら、突然雨が降ってきたのでした。真上は青空なのに、いったいどこから降ってきてるのかねえ、なんて話しながら移動した午後でした。
by zo.chika | 2007-05-29 00:05 | 一日一膳