冬深まり、色失せる山奥。
by zochika
最近の記事



☆去年の今頃☆



flickr
my travel photos
旅の写真。



(c) 2005-15 zochika. All rights reserved.
email

雪のち山、ときどき温泉 (1): コロラド 2006年10月
晩秋のコロラドでのんびり温泉
d0008146_20413685.jpg
…今度こそ。




雪の峠越え(嘘)をした翌日、いよいよ旅の本番第1日目 
d0008146_15365017.jpg
ひと晩で、あたりは一面、真っ白。朝11時のチェックアウト直前に起きてばたばたと仕度して外に出たら、まだ雪が降り続いていたので、地面だけじゃなくて空も真っ白。真冬の雪のように、何十センチも積もっていたわけではないのですが、無意識に一歩踏み出したら予想外に深い場所で、コケそうになりました。あぶないあぶない。

車のエンジンを入れてフロントガラスの雪と氷を掻き取って、いざ出発。このとき使っていたハイウェイは、昨晩通った部分は今朝の時点では閉鎖されていて、一方、われわれがこれから進む方向は通常走行。「ほーら、昨日出てきて正解だったでしょ!」と得意満面の友人。実は自分も、さすがの大雪で(というか、大雪のなかで止まっちゃうトラックとかを見て)、こえぇーとか思っていたくせに。
d0008146_16503649.jpg
さて、このときの旅ですが、前回も記事にも書いたように、この時点ではわたしは自分の行き先やルートをまったく把握していませんでした。で、今回の記事を書くにあたって、改めて地図などを確認してみたわけです。こちらをご覧いただくと(お使いのブラウザ設定等により多少見え方が違っていると思うのですが)、中央上の町が集中しているあたりがコロラド州都のデンバー(Denver)のエリアで、出発地ボールダー(Boulder)はそのちょっと北にあります。このとき通ったのは地図上を東西に伸びるオレンジの太い道(I-70)で、この前の晩は、南北に走る黄色の道(Hwy 9)と交差するあたりまで西に進んだ(と思う)(多分)。このあとはI-70を少し進んでから、まっすぐ南下して(Hwy 24→285)目的地に向かう予定。
d0008146_1741998.jpg
で、その同じ地図上で、右上の「Hybrid」のボタン押していただくか、もしくはこちらをご覧いただくと、同じルートが衛星画像地図で見られるわけですが、、、いやあ、改めてこうやってみると、まさに山をつっきっているのがわかります。ちなみに、上の写真は、Hwy 24に入るあたり、Vailという町のへん。このあたりではちょっとした高級スキーリゾートエリアなのだそうです。素通りだけど。

さて、大雪で一部道路閉鎖があったせいもあり、道路はガラガラ。そして、豪雪地帯だけに、ハイウェイの除雪もかなり進んでいました。そうはいっても、まだ雪は降っているし、路面が凍っている部分もあるので、やっぱり慎重運転。
d0008146_17264886.jpg
しばらく進むうちに雪もやんで、しだいに明るくなって、周辺の雪も溶けているところが見られるようになってきました。ちなみに、上の写真2枚の下のほうに積もっている(?)雪は、車のフロントガラスの前に寄せた雪です、、(汗)。

2時間ほど走ったところで、ちょっと休憩。
d0008146_17335221.jpg
お昼過ぎ。なんだかいつのまにか青空が。

一本の道沿いにバーやらタウンホールが並ぶ、古めかしいアメリカの田舎町といった風情のここはLeadville。今、調べていたら、アメリカでいちばん標高の高い町(10,430ft/3,179m)なのだとか。いやあ、そんなことは知りませんでした。というか、そのときは町の名前すら知らなかったし(汗)。
d0008146_17471456.jpg
休憩がてら入った、これまた古めかしいダイナーのカウンターで、いちおう飲み物など頼んでみる。French Vanilla Cappuccinoというのを頼んでみたら出てきたのがこれ。薄いカフェオレにどかっとホイップクリームが載ってきました。どのあたりがフレンチで、どのあたりがカプチーノなのかは不明。日本でこれが出てきたら怒るけど、アメリカの田舎町だからね。なんか許せます。
d0008146_182257.jpg
いかにも、アメリカの小さな田舎町って感じで。いやほんとに。(わたしの「アメリカの小さな田舎町」というイメージは何か間違ってるかもしれませんが)

そして、ひと息ついたら再び走り出します。
d0008146_1884815.jpg
この頃にはすっかり雪も上がり、眼前には雄大な山脈が構えていました。

ここからしばらくは、ひたすら窓の外の山の写真を撮りまくるわたし。コロラドの雪山を見るのは初めてではないのだけれど、何度見ても、そしてずっと見続けていても、その圧倒的な景色はまったく見飽きることがないのです。
d0008146_18141377.jpg
といってその何十枚もの山の写真を人に見せると飽きると思うのですが(汗)。ここでは一枚だけ(クリックすると拡大表示されます)。

1時間少々車を走らせたところで、前方の山の感じが少し変わってきました 
d0008146_18214867.jpg
あの山脈の手前あたりが、今回最初の目的地。
d0008146_1828159.jpg
というわけで、午後3時頃、Valley View Hot Springsに到着。入り口で入場手続きを済ませたら、ようやく温泉だよ。♪



…が、車を降りてからが長かった…(涙)。
d0008146_18403475.jpg
10月だけど思わず♪Walking in the winter wonderland~と歌いたくなる光景。外気温、摂氏零度程度。真冬には余裕でマイナス10度以下に下がる地で、本番の寒さではないとはいえ、寒いもんは寒い。

ここValley View Hot Springsには4つの温泉(プール)があるとのことで、駐車場のすぐ近くにもあったのだけれど、とりあえずいちばん山の上まで行ってみようということになり、タオルやら抱えてえっちらおっちらと歩くはめに。
d0008146_18432432.jpg
途中、いくつかの温泉を通りながら横切る小川。温泉なので湯気が立っているのですが、この写真だと見えませんね…。

そのうち道すらなくなりました。
d0008146_18482636.jpg
寒い…(涙)。

その、頂上の温泉とやらまでは、400mかそこらの道のりなのですが、なんせ寒いし、標高が高いので、歩くのがつらい。
d0008146_18511611.jpg
息を切らしながら雪の急勾配をのぼり、途中で振り返ると、さっきまで車で通っていた道やら遠くの山やらが広がってそれは絶景で、写真も撮ってるんですが、正直、寒くてつらくて、もういい、温泉は下のプールでいいよ…と泣きそうでした。

んが、途中まで来てしまったので、とりあえず歩く。半泣きで歩く。
d0008146_18555538.jpg
ようやく到着(ってせいぜい徒歩15分かそこらなんですけどね、、)。
d0008146_18571246.jpg
夏だったらいいんだろうけど、こんな寒いなか、ぜったい座りたくないベンチ。

で、この記事のいちばん上の写真(これ)がその温泉なわけですが、ここ、かなり小さいです。し~か~も~、ぬるい。パンフレットには100F程度(37~38C)と書いてありましたが、絶対そんなになかったはず。しかも、日本の温泉宿の温泉が50~60Cくらいはあることを考えると、相当ぬるい。ショック(泣)。

他の人はふつうに入ってましたが、この水温で、しかもこの寒いなか下まで歩いて戻らねばならないことを考えると、絶対湯冷めする、、、と思い、入るのやめようかと思いましたが(不思議がられた)、立っていても寒いし、せっかくここまで歩いてきたので、ええいもういいや、と半ばヤケで(?)入りました。
d0008146_193432.jpg
と、いうわけで、ここが10月に写真だけ載せた、あの雪見風呂なのでした。標高約2,700m、湯気のはるか向こうに雪山を望む温泉は、確かに絶景ではありました。アメリカの温泉は、日本の温泉よりもぬるいし、プールみたいだと聞いていたのですが、ここは日本の秘境温泉にも負けない風情なのではないでしょうか。って日本の秘境温泉は行ったことないけど。それに、ぬるいもんはぬるいけど。

さて、湯に入っているにつれて、いっそうぬるく感じてきて、しかし外に出るともっと寒いし、としばらくだらだらしていたのですが、日が落ちると下に下りる道が怖いので、えいっと気合を入れて(ぎゃーぎゃー騒ぎながら)地上へ。急いで服を着こんで山をおります。
d0008146_19123359.jpg
午後5時頃。Valley Viewに着いてからはずっと曇っていたのですが、ここで急に日が差してきました。
d0008146_19145266.jpg
見る間に、木々が西陽を受けて輝き始めます。わぁー、さっきの温泉から日没を見たらきれいだっただろうねぇ、と話しつつ(でもやっぱり、この急勾配を暗いなか下りるのはヤだけど)。
d0008146_19182887.jpg
下に下りたところ。さきほどの小川ですが、今度はちゃんと湯気が見えますよね。ね。ね。

ついでに、その小川を横切る鹿の親子もみました。
d0008146_19195611.jpg
足早に走り去る親の後で、しばし立ち止まってこちらを見つめる小鹿。

さて、晴れてきたし、ここまで来たら駐車場もすぐなので、もう1個くらい温泉入って日没見ていくか、というわけで、急遽、ふたたび温泉。
d0008146_1924614.jpg
さっきの温泉よりもさらにぬるいっつうのはどういうこっちゃ、と思いつつ。

でも、ゆらゆらお湯に揺られながら眺める夕日は、それはそれは美しい。雲も切れてきたし、これはかなりいい感じの写真が撮れるんではないか、と鼻息荒く待ち構える。

…と、そこに、犬を連れたにーちゃん登場。
d0008146_1929138.jpg
ここの温泉には宿泊施設もあるらしいのですが(キャンプとかも)、今晩はパーティなんだとかで、そのにーちゃん、温泉のそばで焚き火を起こし始めました。友人や、他の客やらも交えて世間話が始まり、、さすがに「写真のじゃまだからそこどいてー!!!」とも言えず、、 
d0008146_1931663.jpg
結局、その後、日が落ちるまで、犬とにーちゃんのお尻ばかり撮るはめになったのでした…(がっくし)。

まあ、それでも、サンセットはキレイだったし、日が落ちてからも、息を呑むような美しい空を見ることができたので、いいんですが。
d0008146_19342513.jpg
d0008146_19364015.jpg
細い月がきれいでした。

最後にちょこっとサウナに入って(熱かったー!!)、Valley Viewを後にしました。寒いし疲れるしお湯はぬるかったけど、眺めは絶好でした。

で、Valley Viewでも宿泊はできるのですが、この日泊まったのはそこから少し離れた別の場所。そこにも温泉があったので入っておきましたが、そちらはまるっきりプールのような感じで、まさに温泉というよりは温水プールだったので(お湯自体は天然温泉だったようですが)、写真はなし。ということで、夜中の雪道運転で始まった旅の第1日目はここまで。
d0008146_20121797.jpg
旅(と、異常に長い記事、、すいません 汗)は2日目に続きます。

この日の写真はこちらから(別ウィンドウでスライドショーが開きます)。山ばかりで、しかも、、雪と氷で汚れたフロントガラスごしの画像が著しく見苦しくて申し訳ないのですが、、、10月のコロラドの自然の美しさが少しでも伝われば嬉しいです。
by zo.chika | 2007-04-28 04:45 |