冬深まり、色失せる山奥。
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メルボルン最高
と、言い切ってしまおうではないか(根拠なく強気)
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すっかり秋模様の5月のその日。日本帰国を間近に控え、メルボルンを離れる前にどうしても行ってみたかったレストランがありました。おいしいもの好きなお友達をお誘いして、時間を工面して一緒に行っていただくことに。
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…いや、正確には、お友達が車を出してくださったので、「連れて行っていただいた」というのが正しいのですが。(汗)

さて、そのレストランとは、Circa, The Princeという店。メルボルンの中心地からほど近いSt. Kildaというビーチ(夏の終わりに行った、あそこです)のすぐそばにあるThe Princeというホテルの中にあります。プリンスといってもあのプリンスホテルとはもちろん何の関係もなくて、むしろインディペンデント系の、しばらく前にはやった(?)いわゆるブティックホテルと言われる類の場所。サイトを見てもわかるとおり、まあ何というかモダンというかすかしているというか、およそわたしは場違いな場所なんですが(汗)、ここのレストランに行ってみたかったのは、ここでも何度か触れている、Philippa Sibleyがペイストリーシェフを務める店であるというのが理由。斬新ながらもバランスのとれた彼女のレシピを見るにつけ、本人が手がけるデザートはどんなにおいしいのか、ぜひ試してみたいと思ったのでした。

というわけで、前置きが長くなりましたが、平日の昼過ぎにランチ。
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アラカルトメニューもひかれたのですが、前菜・メイン・グラスワインがセットになったやけにお得なランチメニューがあったので、それを。ちなみにワインはほんのり甘いリースリングと、同じビクトリア州の町Geelongのピノ・ノワールを。

前菜とメインはいずれも2種類から選ぶことができ、せっかくなのでお友達と2人で別々のものを頼んでみることに
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ということでまずは前菜。
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こちらはお友達が頼んだCos soup with crispy hapuka。コスというのはレタスの一種で、hapukaはこちらでよく見かけた白身魚。真ん中の具とスープが別々に運ばれてきて、テーブルでスープを注いでくれました。スープというよりソースかと思うような濃さで、それがレタスというのもまた面白い。で、料理名には書いてありませんでしたが、スープにはコリアンダーがきいていて、具の部分はフェンネルがどさっと。…これ頼まなくてよかったな、とアニスが苦手なわたしはそのとき思ったのでした。

そしてわたしの
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Zucchini flower stuffed with Persian fetta, coriander paste, saffron & pepper relish。スープの名前が妙にあっさりしているのとは対照的に、まさに料理そのまんま、という名前。フェタチーズのフィリングが入ったズッキーニの花のフリッターに、写真では陰に隠れて見えませんがコリアンダーのペーストと、手前の赤いサフランとペッパーのレリッシュが添えられています。これだってコリアンダーを使っているのですが、まあ、これくらいは我慢しようと思った。

…思ったのですが。ひと口食べてみて、これは我慢とかそういう話ではないと思った。これ、めちゃくちゃおいしい!ズッキーニのフリッターだけでも普通においしかったのですが、ペーストとレリッシュを一緒に食べたときの衝撃。さらにその衝撃さめやらぬうちに、お友達のスープをいただいて、また、衝撃。確かにコリアンダーもフェンネルも効いているのだけれど、魚に絡めて食べたときの味のバランスが絶妙で、これは、おいしいと認めないわけにはいかない味。

お友達と2人で、うーむ、うーむと唸りながらひと口ひと口味わう。どちらの料理も、いろいろ組み込まれた要素のすべてに意味があって、全部一緒に食べたときに完成された味になるという感じ。こういう料理を食べるたびに、これがプロの仕事だよなあと思わずにいられません。もちろん、評判のいい店であることは知っていたけれど、あまり深く考えずに食べたので衝撃もひとしお。

いきなり前菜でものすごい期待が高まったところでメイン
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お友達はSeared red mullet, tomato fondue, parsley & green olive。日本語だと「ぼら」ですね。わたしはRoast rabbit leg, baked pear and parsnip puree。うさぎに洋梨、パースニップとな。
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洋梨とパースニップから予想されるとおり、全体的に甘めな味付け。おいしかったのですが、結構でかかった(汗)。前菜の衝撃度から比べると、まあ、普通においしいかな、という感じですが、お友達とも話していたのだけれど、思うにどこのレストランも目先の変わった冒険メニューはメインよりも前菜に持ってくることが多いかもしれません。

ちなみに、いつの間にか手前(わたし側)のワインが白から赤に変わっていますが、、実はこの日は運転してくれたお友達はいっさいアルコールは召し上がらなかったので、2人分の2杯、どっちもわたしがいただきました(!)。前菜に白、メインに赤。ああ、ぜいたくすぎてすみません。ちなみにこの赤が特筆ものにおいしくて、ランチセットのワインがこんなにうまくていいのか!と、これも衝撃を受けたもののひとつ。思わず帰りにホテル併設のワインショップで探したほどです。

さて、2人ともかなり満腹になっていたのですが、外すわけにはいかない
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はい、デザート。そもそもこれが本日の目的だったわけで、これを食べずには帰れません、どんなに満腹であったとしても(←かなり迷惑な人)。
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お友達が頼まれたのはアプリコットのスティッキー・トフィー・プディング…だったかな??(デザートのメニューは控えてないので、例によって忘れました、、汗)。これ、もんのすごい甘かった!いきなり自分がオーストラリアにいるということを思い出しました(^-^;)。

わたしの
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チョコレートのムース、洋梨のコンポート、カリカリのチュイール(ああ、やっぱり忘れました)。ムースは濃厚だけれどそれほど甘さはなかったのですが、洋梨がかなーり甘かった。ブラックコーヒーなしではいけません。

というわけで、ええと、デザートは意外に普通でした…。満腹だったからか、選択を誤ったのか、理由はともかく、期待せずに食べた前菜の衝撃を超えることはありませんでした。
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そうは言っても、全体的にとてもレベルが高かったのは確かだと思うし、特にランチセットはこのレストランのアラカルトメニューと比べても、というかメルボルンのレストランの相場(結構高い)を考えても、そして質と量の面を考えればなおさら、非常に満足度が高いものだったと思います。なんだかいやに気取ったホテルで、そこらじゅう真っ白なインテリアの店内では自分は場違いだと思ったけれど、行っておいて本当によかったと思います。機会があったらぜひまた行きたいです。

…機会があったらまた行きたい、といえば、同じくメルボルンのこちらのカフェもそうでしたが、実はこのカフェに3回目に行った朝が、この同じ日の朝食でした(!)。ちなみにこの日(帰国前日)の夕食は、お友達がおうちでブルースイマークラブ(かに♪)をお料理してくださったのでした。まさに帰国直前の駆け込みですが、いくらなんでも1日にこれは食べすぎです。…いや、わたしは最後だからいいんですが(いいのか?)、それに付き合わされたお友達はたまったもんじゃなかったと思います(大汗)。改めて、どうもありがとう!

さて、気づけば余裕で2時間はゆっくりしていました
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店を出て、ホテル併設のワインショップを覗き(お友達がお土産に、とピノを持たせてくださいました。ありがとう!)、雨上がりの道の濡れ落ち葉を踏みしめながら、車まで歩く
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道端でよってきたニャンコ。まるまるでぶっててかわいー!と2人ではしゃぎましたが、でぶってるのは、、、(黙)(寒)(汗)。


えーと、それから、ゆっくりとお友達のおうちに戻りました。
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何度となく眺めたシティのビル群。この翌日の朝にメルボルンを発ったので、時系列的には、これがオーストラリア最後の日となります。が、都合上、後まわしにしていた話もあるので、あともう少し、オーストラリア滞在記録は続きます。
by zo.chika | 2006-09-19 23:50 |