5月、オーストラリア最後の1週間(とちょっと)は再びメルボルン
…と、その近郊で。
2月にオーストラリアに上陸したその日に連れて行っていただいた、メルボルン近郊のワイン生産地Yarra Valley。
その1か月後にまたお友達と2人で足を延ばし、そしてさらにその約1か月後にあたるこの頃、3回目のヤラ・バリー詣で。きっちり朝から出かけます。
で、この日はわたしにとっての最後の訪問というよりも重要な目的があり
こんなものを車に取り付けて、いざ出発。
3週間離れていた間に(
タスマニア→オークランド→
パース)メルボルンもすっかり秋景色。この日の1軒目は
Sticksというワイナリーへ。朝11時からワイン飲んでます。今日の記事のいちばん上の写真はここのワイナリーの2階のテイスティングルームから撮ったもの。空は曇っていたけれど思わず微笑んでしまいます。で、その次に来たのがこちら。
1か月前と比べるとますます秋、というか冬な装いのぶどう畑。
本日2軒目
Yarra Valleyのなかでも大手のワイナリー、
Green Point。Domaine Chandonのスパークリングワインを作っているところです。で、ここは前回も前々回も来ているわけで、なにも時間の限られた今ここでまた来る必要はないといえばそれまでなのですが、実はわたしがこの4種類のテイスティングをどーしてもしてみたかった!というか、4色並べて写真が撮りたかった!のでした。
前回試飲した辛口スパークリングワインもよかったのだけれど、ええと、
あれは4杯とも同じ色だったんだもん(ってそれだけかよ! >自分)。
さて、こちらのセットは、普通のスパークリングワイン、ロゼ、シラーズ、甘口の4種類がグラス半分ずつ、それからパンとチーズがついてきます。パンに添えられたレリッシュが前回と違いました(今回はビーツ)が、こちらもおいしかったです。
ちなみに、お友達夫妻はここのワインは慣れているので見向きもせず(ということでまたもやほとんど1人で飲んだような 汗)。代わりに、たまたまメニューに載っていた、12年もの(だったかな)くらいのスパークリングワインを1杯。
もちろんわたしも味見させていただきました。こっくりした味わいでおいしかったです。ちなみにこの後、Green Pointのワインのほうもカウンターで何種類かテイスティングして、さらにChandonの甘口デザートワインも頼んだら出してくれたので味見。おにいさんが「デザートワインになるスパークリングはここしかない!」と自信満々でしたが、後になってみると、
こないだ飲んだMoet et ChandonのNectar Imperialもそれと同じかなーと思ったり。まっいいんですがね。いちおう買ってますがね。
この次に行ったのは
Coldstream Hills。わりとこぢんまりした感じのところで、写真をあまり撮っていないのですが、結構よく知れたワイナリーのようで、日本にも輸出しているようです。ここのピノ・ノワールはおいしかった!(*先日、ここのワインを近所で見かけた!でもそのピノではなかった)。ここでも買って帰りました。
始まるのも早ければペースも速い1日(汗)。ここらでゆっくり昼食に
というわけで連れて来ていただいたのが、ヤラバリーのすぐ近くにある
Healesville Hotel。バーや、グルメフードショップなどもついていますが、本日はここのメインダイニングで。
もう2時を回っていたので、お客はまばら。暖炉に火がついていて秋冬感もひとしお(?)。
ここは食事メニューもさることながら、近郊のワイナリーはもちろん、オーストラリア全土から他国のワインまでワインリストが充実していました。ゆっくりメニューを見て迷って決めた本日のランチ。
どーん
どもっ。。。というこのビジュアルがダメな方はダメなのでしょうね。ちなみにわたしは結構ダメです(汗)。ダメだってわかっていたのに頼んでしまったこれはPaprika grilled Yarra Valley quail with roasted quince, rocket & manchego。鳥はうずらなんですが、パプリカ風味のグリルでキンスのロースト、ルッコラ、マンチェゴチーズ添えというその味の組み合わせに負けました。キンスを使っているせいか全体的に甘めな感じ。ちなみに飲み物はシェリー(Pedro Ximenez)を頼みました。
わたしが頼んだのはメニュー上はメインではなく前菜だったのですが、量的にはちょうどよかったです。というか、朝からここまで飲み続けているので、食べ終わったら頭も体もあちこち弛んでました(汗)。
でもデザートも
手前はgoats cheese & hazelnut pudding in vine leaves with grilled black figs & honey sauce(山羊乳チーズとヘーゼルナッツのプディングのぶどうの葉包み、黒いちじくのグリルとはちみつソース添え(名前長っ)。奥はrich Kennedy & Wilson chocolate olive oil mousse with a pedro ximenez poached pear(チョコレートとオリーブオイルのムース、洋梨のシェリー煮)。pedro ximenezはわたしが飲んだのと同じスペインのシェリー、Kennedy & Wilsonは地元ヤラバリーのチョコレートショップの名前のようです(今初めて知りましたが 汗)。
これらをコーヒーとともに3人でシェア。…と、いっても、おふたりは山羊チーズをあまり好まれないので、結局これもひとりで食ったような(汗)。
小さな田舎町(失礼)の小さなメインストリートに建つホテルですが、レストランはなかなか有名な場所だったようです。確かにおいしかったし。
帰りはホテル併設のグルメフードショップも冷やかしておきました。ほんと、近くに住んでたらほしいものがたくさんあるんだけどなー(そればっか)。
さて、腹も満たされたところで、本日最後の目的地へ
小高い丘の上から見下ろす景色を風景画のように切り取る窓
こんな粋なつくりの壁が建つこちらのワイナリーは… あれ?
、、えーと、どこだっけ?(汗)。いちおう、ちょこっとテイスティングもしたのですが(まだ飲んでるのかよ!>自分)、買わなかったので、ワイナリーの名前が思い出せない(大汗)。
確かここ…だったような気がするのですが違うかもしれません(汗汗)。はっはっは。
ともあれ(←強引)、ここで本日の重要任務が待っていたのです。それがこちら
どーん。
オークランドのワイナリーでもありましたが、使用後のワイン樽が売りに出されていたのでした。数年間使い終えたあとの樽の処理は、どこのワイナリーも知恵をしぼっているようですが、ほしい、という一般人は結構いるようで、売りに出しているところも少なからずある模様です。で、お友達のだんな様が事前に4個予約を入れ、気合を入れてトレーラーを引いてやってきたのでした。
んが。
思ったよりも太かった、ワイン樽。
ワイナリーのおっちゃんが手際よくあれこれ試してみてくれたのですが、どうがんばっても3個しかすっきり収まらない。4個目は載っても不安定できちんと固定されないのです。
ということで、潔く1個は諦めてきたのでした。さらば~。
そして樽を牽いて車(*普通の自家用車です)は一路メルボルンへ。
朝からとっても充実した1日になりました。「週末は飲んだくれる@南半球ワイナリーめぐり」シリーズ(
こことか
こことか
こことか
こことか
こことか)の締めを飾る、と言いたいところですが、これは平日でした~(だんな様にお休みを取っていただいたのだった!)。
それにしても、ヤラバリーのワイナリーは結構あちこち連れて行っていただいたと思うけれど、それでも行っていない場所のほうがそりゃもう圧倒的に多い。オーストラリアのワイン生産地、奥が深いです。