週末は飲んだくれる・その10(?)
オーストラリア大陸西の果てのパースから南西の町
フリーマントルに出かけたその翌日、今度はパースの北東、内陸方面に向かって足を延ばしました。
2月にオーストラリアに来てからというもの、最初に滞在したメルボルンではまず最初の
ワインフェスティバルから始まって
近くやら
遠くやらあちこちのワイン生産地域にワイナリーめぐりに繰り出していたせいなのか、その後、
タスマニアでこそ残念ながら時間がなかったものの、次に遊びに伺った
オークランドでも
近郊のワイナリーめぐりに連れて行っていただいたし(ありがとう!)、そしてここパースでも、
友人夫妻が近くのワイン生産地に連れて行ってくれることになったのでした。ありがたや。
西オーストラリアでワイン生産地のひとつというとMargaret Riverが有名なようですが、パースからはちょっと遠い(300kmくらい)ので、この日はもっと近く、パースから車で20~30分もあれば行ける
Swan Valleyへ。のんびり朝食をいただいてから昼過ぎにゆっくり出発。本日最初の目的地はこちら
Sandalford Caversham Estate。見るからに大手!という雰囲気に溢れる門構えからもわかるとおり、広大な敷地に広がるぶどう畑と立派な建物。しかも1840年設立ということで、かなり歴史もあるようです。
併設のレストランの外のテーブルも大賑わいでしたが、とりあえず中に入ってテイスティング。
白から赤からいろいろ試しましたが、ひとつだけテイスティングが有料のワインがあり、それがSandaleraというデザートワイン。ポートのような強化ワインなのですが、これが確かにムムムと唸る味。ボトルで買うのはそれなりに値が張るので、お買い上げはしませんでしたが、代わりにこれよりも安い(でも十分おいしい)ポートを購入。
次に向かったのはこちら
、、、えー、ワイナリーめぐりではありますが、ここでビール醸造所です。いかにもドイツ風!という造りのこちらは
Elmar’s in the Valley。ブラウンエール、ウィートビア、ピルスナーの3種類が出されています。当然、3人で3種類をまずは味見。どれもおいしかったけれど、個人的にはさっぱりとした口あたりのウィートビアが好みでした。
ここのときもそうだったし、パース市内の別のビアガーデンに行ったときもそうだったので、ウィートビア好きなのかもしれません。
3人で自分の好みが決まったところで(友人夫妻はピルスナー)
ソーセージやパン、チーズの盛り合わせをつまみにはい、もう1杯~(!)。空気が乾燥していると喉が渇くのでビールがおいしいですねぇ~ (←言い訳)。
気分よく次へ移動~♪
途中、目の前の車がエンジントラブルか何かで止まって、太ったおっちゃんが2人で車を押してスタートさせていておもしろかったのですが(←ヒトゴト)、写真を撮るのが一瞬遅かった、、ひとりはもう車に乗り込んだ瞬間でした(って、そりゃ運転しないといけないし)。
ということで本日の3軒目
前の2軒よりも明らかにこぢんまりとしたこちらは
Talijancich Wines。が、小規模だけれど評判のよいワイナリーのようで、狭いテイスティングルームは人でぎっしり。みなさん次々と試しては何本もワインを買って帰っていきます。
しばらく順番待ちをしてから何種類かワインを試して、とても気に入った赤があったので友人もわたしもお買い上げ。どこに行っても思うことですが、近くに住んでたら他にも買いたいワインはいろいろあるんですけどねえ。
ここまでぽんぽんぽんと3軒来たので、最後はゆっくり座って食事でもしよう、ということで本日の4軒目
Lamont Winery。外にたくさんのテーブルが並ぶ、こちらも割りと規模の大きいワイナリーの模様。
…んが、、、着いてみたら、今日はもう食事はぜーんぶ売り切れとのこと(ガーン)。チーズの盛り合わせしかないとかで、言われてみれば時間は午後4時。そっか、そりゃそうか、、と落胆したのですが、他に移動するのも面倒だし、時間も時間なので、もうここでチーズを食べてそれでいっかー、ということに。
ここではワインのテイスティングはせず、シェリーを頼んで3人で分けました。わたしがシェリーにしようかな、と言ったら、2人もそうしよう、と言うので、グラス3杯頼むよりも安上がりだし、余ったら持って帰ればいいのでボトルに。そしたらハーフボトルだったのですけれどね。いや、それでも余りましたが。
お客はほかにほとんどおらず、食事も出終わっているので、スタッフの人々もリラックスしていてフレンドリー。もっとも、オーストラリアはどこに行ってもフレンドリーな人が多くて面白いのですけれどね。この後、友人がカウンターのスタッフに声をかけに行ったとき、近くでスキップしていった女の子を見て、それをまねてスキップしていたら(↑そういう人なんです)、お店のスタッフの人も合わせていっしょにスキップのまねをしていておかしかった。
西日がだいぶ強くなってきた頃。腹は必ずしも満たされていませんでしたが(そうなのか?)、気持ちはすっかり満たされてスワンバレーを後にしました。
パースへの帰り道。今から行けばサンセットが見られるかな?という話をして、家に戻る前に公園の小高い丘の上に車を走らせました(友人が)。
、、ちょうど、一瞬遅かったようで、丘の上についたら太陽はもう沈んだところでしたが、夕焼け空と、パースの中心部を遠くに見ることができて、満足。
そして上がったばかりの月も。
大充実の1日でした。この日の様子は
こちらから(例によって別ウィンドウでスライドショーが開きます)。昼間これだけ飲んだから夜は酒抜き…の、つもりだったのですが、友人夫妻行き着けの近所の中華料理屋に行って、なぜかビールを飲んでいたわたしです(汗)。まあ週末だし。