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冬深まり、色失せる山奥。
by zochika
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初夏のイギリス、最後の週末
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気温がぐんぐん上がったその週末。昼過ぎにイングランド中部シェフィールドを後にして、夕方にロンドン到着。で、その足で向かったのが
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お誕生日パーティー会場。その前の週末にも遊びに伺ったさがみさんのお宅は、ちょうどその頃にご家族3人のお誕生日が重なるので、3人分のお祝いをするのだそうで、お友達もたくさん呼ばれて一大パーティに。で、たまたまその日にロンドンに居合わせるわたしにも声をかけてくださって、遅れての参加でも構わないとおっしゃっていただいので、うきうきと馳せ参じたのでした。
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んが、遅れすぎたようで(汗)、着いた頃には皆さんもうデザートの時間でした。。。かろうじてバンド生演奏とバースデーソングには間に合ったのでよかったです。
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で、さがみさんのティラミスとレモンケーキ♪レモンケーキはガツンとレモンが効いていて、レモン好きにはたまりません♪実はわたしはこのあと、別の友人宅で夕食にお呼ばれする予定が入っておりました(!)。なので、どっちみち、ここで満腹になるわけにはいかなかったわけで、ごちそう横目に、せめてデザートだけでも、、、と。いや実はちょっとお料理もいただきました。ごにょごにょ。おいひかった。。
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デザートのお供は、、、駆けつけ一杯でいただいたビール(汗)。そうするうちに宴はほどなくお開きになり、ひとり、ふたりと帰っていき、後片付けをして、みんなで会場をあとにしました。


それから(文字通り)電車に乗るところまで送っていただいてお別れ(涙)。とあれ滞在中に2回もさがみさんにお会いできて、みなさんのお誕生日のお祝いにも同席させていただいて、さらに、以前からネット上でお名前を伺っていたさがみさんのお友達の方々ともお会いすることができて、2時間程度だったとはいえ充実した時間になりました。さがみさん、みなさま、ほんとうにどうもありがとうございました!


***


さて、そのあとのディナー。かねてからの約束どおり友人が手料理を振舞ってくれました。夏野菜とパスタのオーブンベイクにサラダをシャンパンとともにいただいたあと、デザートはリコッタチーズとベリーのはちみつがけ、それからEton Mess(砕いたメレンゲといちご、クリームを合わせたもの。イギリスの夏らしいデザートのようです)、を、お庭のテーブルでいただきました。最後はベイリーズ入りのコーヒーで〆。みんなおいしかったのですが、友人のご家族のほかご近所の方などもいらして、わたしは全員初対面なので、カメラは出さず。というわけで写真はなしです。

で、その晩はそのままお世話になって、翌日。
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朝5時に暑くて目が覚めました(いや、もちろんそのあと寝に戻りましたが)。本日も晴天。この日は夜のフライトでロンドンを発つ日。文字通りイギリス最後の1日。

…ですが、最後はのんびりしたかったので、何も予定を入れず。だらだらと昼頃起き出してきて、朝飯(昼過ぎてるんですが)を兼ねて外へ。
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で、ふら~とやってきたのはリッチモンド。そのしばらく前に来たレストランのお膝元ですが、こちらは電車駅の近くで、こじゃれた店が立ち並ぶ活気あるところ。お店も覗きたい気がしたけれど、さすがに空腹だったので、とにかくメシ。

週末の午後のリッチモンドはどこの店も結構混雑していました。適当に決めたパブの、外テーブルにてイングリッシュ・サンデーランチなるものを
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メインに温野菜とヨークシャープディングがつきます。わたしはラムシャンクを(こう暑いのに、なんでまたこう暑苦しい料理を選ぶか、というツッコミを自分で入れつつ)。ひと皿にじゃがいもが焼いたの・茹でたのと出てくるあたりも、いんげん豆がクタクタにゆだっているあたりも、イギリスらしくてよろしい。(←前向き)

そのあとは夕方、空港に向かうまで、だらだら過ごそうと決めていて、友人にもだらだら付き合ってもらうことになっていたので、腹が満たされたところでとりあえずそのへんの広場に向かう。
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太陽が出ていると自動的に日向に出て転がる習性を持つらしき人種、すなわちイギリス人。。。平日の昼間のオフィス街でも、夕方の住宅地の公園でも、そして田園地帯の豪邸のお庭でもそうでしたが、週末のこの日ももちろん芝生の上は甲羅干しをするイギリス人がそこらじゅうに(文字通り)ゴロゴロと。。。で、わたしもそれにつられて倣って一緒にごろんと。

…が、あぢい(涙)。日差しが強すぎて仰向けになんてなれないのはもちろん、うつぶせでもじりじりと暑くて、10分と寝てらせませんでした(汗)。イギリス人の友人ですらさすがに暑かったようで、とっととずらかることにしました。
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で、結局友人のお宅に戻って、お庭でPimm'sの時間とあいなりました。

先日もちらっと書いたとおり、イギリスでは夏になるとピムス、という公式が人々のDNAに刷り込まれているようです(?)。街のパブではもちろんのこと、あのミニマラソン大会でも、あのテニス国際選手権大会でも、あのストリートパーティーでも、あちこちでPimm'sの文字を見かけました。そして、一般家庭でも。
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おうちに戻ったら、友人のお母様が用意しておいてくださいました。お酒(Pimm's No.1)をレモネードで割って、ミントの葉、レモンやオレンジ、きゅうりが入った、いわゆる正統派なPimm's No.1 Cup。たくさんの氷とともに
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ちなみにPimm's No.1はジンがベースのお酒ですが、友人の家ではここにウォッカを入れるのがお好みだそうです…。写真にもうしろのほうにしれっと瓶が写ってますね。わたしは今回は謹んで遠慮しました。暑いからすぐ酔いそうだし(?)。

写真を撮って(この日は友人とそのお母様と3人だけだったので遠慮なし)、はい、いただきまーす…としかけたところでお母様が、あらグラスにミントが入ってないじゃない、とひと言。
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え?あーそうだった?と生返事をする友人を横目に、ミントが入ってこそのピムスでしょ!と、お母様がジャグからミントの葉をつまみ出してグラスに入れてくださいました
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というわけで、めでたく正真正銘の(?)ピムスとあいなり。


上の1枚が、今回のイギリスで撮った最後の1枚になりました。そのあと2~3時間、日陰でダレっとピムスを飲みつつ(3杯いただいた、、)おしゃべりし、途中、友人が昼寝に伏したあとはお母様と2人でおしゃべり続行。ヒースロー空港まで車で送ってくれるという友人の好意にありがたく預かり、荷造りは既に済んでいるのでぎりぎりまでのんびりして、よくしていただいたご家族と別れを惜しみつつ出発。


んが、、、実はそのあとが大変でした。順調に車を飛ばして、空港まであとちょっと、というある地点から、突然、大渋滞。車がぜ~んぜん動かない(汗)。フライトの2時間以上前に着くよう余裕を持って出発したのですが、のろのろ足止めをくらっている間に2時間前を過ぎ、あれよあれよという間にあと1時間。その時点に至っては、わたしよりも、車を出してくれた友人のほうが焦っていて、それが申し訳なくなってしまいました…。思えばロンドンでヒースローまで車で行ったのは初めてだったのですが、こういうことがあるんですねえ…。

ようやく空港に着いたのがフライトの50分前。結局、最後の数km動くのに1時間半以上かかってしまったのでした。…国際線で預け入れ荷物があると出発45分前でチェックインを締め切るんですよね、、確か(大汗)。ターミナルの前で降ろしてもらってダッシュでチェックインカウンターに向かったので、友人とはちゃんとお別れする余裕もろくにありませんでした(寂)。それでも、フライトには間に合ったので、まあ、よかったのですが。
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こうして最後は慌しくロンドンをあとにして、乗り継ぎついでにソウルに1泊滞在したあと、日本に帰国したのでした。あれからもう1か月経ってしまいましたが、ロンドンはその後記録的な猛暑に見舞われたようですね。もっとも、今じゃ夏どころかすっかり秋模様のようですが…。

ロンドン話はあと1回くらい書いて終わりにする予定です。いつもにましてダラダラと長い記事にお付き合いくださったみなさま、どうもありがとうございました。
by zo.chika | 2006-08-18 23:50 |