冬深まり、色失せる山奥。
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微妙
これは 
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パンです。




性懲りもなく、またパン焼きに手を出してしまいました。過去に失敗すること数知れず、一時期続けて試していた時代もありましたが、今年日本に帰って来てからは、確か一度もやっていないはず。わざわざ自分で悪戦苦闘せずとも、おいしいパンはいくらでも手に入る環境にあって、もう自分でパンを焼くことは金輪際ないかも…と思っていました。

、、、思っていたのに、いつも見ているブログで、しばらく前にその記事を見たら、どうしてもほしくなってしまった、その本。Richard Bertinet著、Dough: Simple Contemporary Bread (Kyle Cathie, 2005) という、ほんとにひたすらパン生地の本です。買って手元に届いてからわかったのですが、著者は現在はイギリスに住むフランス人で、パン作りのキャリアはフランスで積んだものとのこと。

わたしはパン作りについてはまったく詳しくないのですが、この本のレシピは今まで知っていたものとはちょっと違っていました。まず材料。基本は粉、イースト、塩、水のみ。イーストの発酵を助けるために砂糖を足すことが多いと思っていたのですが、それはなし。そして生地の作り方。材料を混ぜたら、ひたすらよくこねる…のではなく、生地を引っ張って伸ばしてたたんで、というのを手早く繰り返すというもの。空気をたくさん含ませるのがポイントのようです。早ければ5分で捏ね完了ということで、パン生地はとにかくよくこねるもの、と思っていたわたしにはかなり衝撃。ちなみにこの本、著者が生地作りの過程をデモンストレーションしたDVDがついています。もちろん見ましたとも。

ひさびさの苦手なパン作り、しかも自分にとって新しい方法を試すのだから、まずはいちばん基本になる生地から試してみるのが正攻法、とは思ったのですが、いちばん気になったレシピを見送ることができませんでした。そんなわけで今回作ったのが、プルーンとカルダモンのパン。生地は全粒粉ベースでカルダモンの粉末が入り、そこにラム酒に漬けたプルーンを混ぜ込むというもの。ちょうど材料も手元に揃っていたので、思い立ったが吉日、とばかりにやってみました。
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そして失敗しました。ええと、あんまり膨らみませんでした。たぶん誰も興味ないと思うのでここでは省きますが、思い当たる節は山ほどあります。失敗したのがわかっていながら焼くのって切ないものがありますねぇ(泣)。ああ、過去にあれだけ失敗しているのに、なんでまた懲りずにやってるんだろ、とうつろにオーブンを覗くのでありました。

それでも焼きたては食べられない味ではなかったのが救い。冷めたらガチガチになるのが目に見えていたので、冷め切る前に全部スライスして、袋に入れておいたのですが、…翌日の朝も、そんなに固くなっていなかったです。むしろ、トーストして食べたら、表面はぱりっと、中はふっくらというかもっちりというか、普通においしかった。バターを塗ってはちみつをたらしたのもまた、結構おいしい。あれ、おいしかったのか…?全粒粉が入ると生地がみっちり詰まって膨らみづらいと思うのですが、それを差し引いても明らかに膨らみは悪かった。でも意外においしかった気もする。うーむ。微妙。

この本、ほかにも惹かれるレシピは結構あるので、また、性懲りもなく手を出してしまうかもしれません。めげない私。がんばれ私。
by zo.chika | 2005-11-18 01:48 | 一日一膳