冬深まり、色失せる山奥。
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summer on a stick - その1
夏本番
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冷たいものがありがたい日々です。






・・・といっても、そんなに言うほど暑くないんですけどね、ここは。
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長野県は全体的に避暑地という印象があるのではないかと思うし、実際そんな感じだと思うのですが、このあたりでも昼間に日向に出れば東京に負けないくらい暑いです。でも、朝晩はもちろん、昼間でも日陰に入れば涼しいのが助かるところ。


今いるところはまがりなりにも、というか文句なしに避暑地なので、真夏でもありがたいことに日陰や家の中はそんなに暑くなりません。エアコンどころか扇風機もなしで夏を越せるのですから、とにかく暑いのが苦手なわたしには本当に天国。


そんなわけで、実は真夏でもそれほど冷たいものばかり食べているわけではなく、里に下りて暑さのあまりアイスを買っても、家に帰ってひと息つくと食べる気がなくなっているくらい。アイスは好きなので、ちょこちょこ作って(いや結構作ってるかも、、)ちょこちょこ食べたりはしますが、いちどにたくさん食べることはあまりありません。シャーベットやかき氷などの、より氷冷感の高い(ってなんじゃそりゃ)ものはほとんど食べなくなりました。


そんなうちの事情に関わらず、世の中がだんだん暑くなってきた頃から、いつも見ているInstagramでよく目につくようになったのがこういうやつ
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子供の頃から夏になるといったいどれだけ食べたかわからない、棒のささったアイスです。ときにこれ、普通は何と呼ぶのでしょうね、、? 自分でも今まで何と呼んでいたかいまいち思い出せないのですが(もう何年も食べていなかった気がする)、現在まわりを見回すとアイスキャンディーというのが多いようですね。最近日本で流行っている(らしい)お店は、ラテンアメリカ風にスペイン語の「paleta(s)」。英語では、アメリカなら「ice pop」または「popsicle」(後者は登録商標ですが、かなり普通に使われるため一般名称化しています。日本でいえば「宅急便」とか「バンドエード」みたいな感じですかね)、イギリスでは「(ice) lolly」でしょうか。英語圏でも他の場所では他の呼び方もあるようですし、日本語でも外国語でも呼び名の定まらない食べ物のようです(と強引にまとめる)。ちなみに、わたしは自分の中では「棒アイス」です。まったくおしゃれじゃありませんが、まあそれは置いておいて。。。


名前はともかく、氷菓なので夏になれば目にする機会が増えるのは当然でしょうが、この夏はなんだかアイスキャンディー、それも手作りのものの写真がやたら目について、ずっと見ていたら自分でも作りたくなるのが人の性というもの(なのか?)。作ってもあんまり食べないしなー、、としばらく我慢していたのですが、やはりどうしても気になって、ついつい買ってしまいました。
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アイスキャンディーの型。そんなにアイスキャンディーばかり作るとは思えないので、焼き菓子にも使えるシリコン製の型も考えたのですが、最終的には普通の形のものに落ち着きました。せめて(?)2種類の形が作れるものを。


とにかく、せっかく道具を買ってしまったので、しっかり使い倒さなければ、というわけでアイスキャンディー作りの旅へ出発(ってなんじゃそりゃ)。で、7月半ば頃からこの4週間くらい、何かに取りつかれたように(?)作りまくっていました。
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レシピはだいたいネットで見つけたもの(英語が中心)を参考に、自分で作りやすい形で作っています。甘さは控えめに、基本的には砂糖ではなく自然の甘味料(主にはちみつ、メープルシロップ、アガベネクターなど)を使用。甘みは冷たいほど感じづらくなるので、アイス類はかなりしっかり甘みをつけないと甘く感じないのですが、控えめな甘さでも慣れてしまえば十分に感じます。また、何でもそうですが、材料はおいしいものを使ったほうがおいしく出来上がりますね。


甘みといえば、アイスクリームなどは、糖分が高いほど冷凍したときに固まりづらくなります。脂肪分も同じく。クリームや砂糖がたっぷりのアイスがガチガチにならずに軟らかさがあるのはそれが理由のひとつです(全体に空気を含ませるなど他にも要因はあります)。こうしたタイプのアイスは、固まりづらいのと同時に溶けやすいので、アイスキャンディーが固まるまでの時間は長めに、また冷凍庫から出したら手早に扱うことが重要です。


固まりづらい・溶けやすいもうひとつのポイントは、アルコール。お酒がある程度入ったアイスはガチガチに固まることはありません。今回は、お酒を使ったアイスもいろいろ作りましたが、冷凍庫から出してからの溶けっぷりはすごいものがありました(汗)。
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ひとつのアイスに、数種類の生地を使って層を作るときは、1種類ずつしっかり固まってからでないと、接触する生地どうしがお互いに溶け込んで境界が(あるいは全体的に)混ざるので注意。逆に、マーブル状に作るときや、わざと境界をぼやけたラフな感じにしたいときは、しっかり固まる前(マーブルなどは、最初から)全種類入れていきます。1種類の生地でも、分離する液体の場合は、出来上がりが層になることがあります。それも味わいのひとつだと思いますけどね。


常温で液体のアイスのベース生地は、冷凍すると膨張します。なので、生地を型に入れるときはぎりぎりまで入れないほうがいいようです。炭酸飲料は特に膨張するので、炭酸水、サイダー、スパークリングワインやビールなどのものを使うときは、生地を作る前に容器を開封してしばらく置き、「気が抜ける」ようにするか、型に入れるときにかなり少な目にするのが安全なようです。


凍らせたアイスを型から抜くときは、型を冷凍庫から出してすぐに、ごくぬるめのお湯にちょっと漬けて、静かに棒を引っ張って抜きます。ぬるま湯につける、熱湯にさっとつける、水道の水で流す、室温にしばらく置く、などといろんな方法があると思いますが、わたしはごくぬるめのお湯で様子をみながら抜く、というのがいちばん確実でした。
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型から出したアイスは、冷凍保存用のジップロックなどに入れて保存しています。オーブンペーパーやワックスペーパー、またはラップなどでひとつずつ包むと他のものとくっつかなくて安全です。型から出したばかりの状態では、表面がやや溶けているので、ここですぐに包むと表面がつぶれたりするので、わたしはいったんアルミなどのトレイに載せてしばらく冷凍庫に入れ、表面が再びしっかり固まってから包んでいます。ちなみに、包んだペーパーも、アイスに挿した棒も、使えるものは洗って再利用しています。。そうしないと棒が全然足りなかったし(汗汗)。


アイスキャンディーの型は百均などでも売っているようですが、専用の型がなくてもアイスキャンディーは作れます。
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手軽なのは紙やプラスチックのコップ。紙コップは、できあがりをお湯につけたりしなくても紙をむけばいいし、プラスチックは、洗えば再利用できるので、どちらもそれぞれ利点はあります。あるいは、お菓子用の小さな型があれば、それを使ってもかわいくできますね。あとは、比較的大き目な製氷皿などでも。いずれにしても、小さめのものを使ったほうが食べやすいように思います。


または普通のグラスでも。
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こちらも、小さめのもの、ショットグラスなどが便利。ただ、耐冷のものでない場合は、冷凍庫に入れておくと割れる恐れがあるので、確信がなければ避けたほうが無難ですかね。


棒も、専用のものでなくても、たとえば割り箸などでも使えます(ちょっと食べづらいような気がしますが)。ストローも利用可能(しっかりしたものでないと折れますが)。あるいは、普通の(小さめの)スプーンなどでもできないことはありませんが、金属は冷凍庫に入れておくとものすごーく冷たくなるので、食べるときに何かでくるまないと手で持っていられないような気がします。試してないのでわかりませんが。
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もうひとつ、ネットで見つけておもしろいと思ったのが、パウンド型などで大きく作って、凍ってからパウンドケーキのようにスライスする方法。そうやって作るアイス菓子はよくあるので、そこに棒を挿しただけなわけですが、これは楽しい!ただ、ガチガチに凍るアイスだとスライスするのが難しいと思うので、脂肪分が高い生地のほうがうまく行くのではないかと思います。


いろいろ作るなかで気づいたのはこんな感じでしょうか。特に変わった技などはありませんが、、自分用のメモも兼ねて書いておきます。いろんな素材、いろんな甘味料、いろんなトッピング、いろんな生地の組み合わせなど、レシピは無限大。今回は、生クリームやヨーグルトの代わりに、ココナツミルクやアーモンドミルクを使ったり、いろいろ遊んでみて楽しかったです。


いろいろ試して全般的に好みだったのは、ギリシャ風(水切り)ヨーグルトとココナツミルクを1:1で合わせ、はちみつやアガベネクターで軽く甘みをつけた生地に、ベリーなどのフルーツ生地を合わせたもの。濃いヨーグルトとココナツミルクのミックスちょうどよいリッチさで、さわやかなベリーとの組み合わせがおいしかったです。
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こうやっていろいろフレーバーを考えて作るのがとても楽しくて、端から作りまくった結果、約4週間で作ったアイスキャンディーの合計が50種類以上(!!)。食べ物についてはわりと凝り性のほうだと思いますが、今回は相当、暴走したと自分でも思います・・・(汗)。


作るのはいいけれど、食べるほうが追いつかず、、。1種類につき作るのは少量なのだけれど(2~4本、ちょっとだけ試したいバリエーションなどは1本のことも)、最初に書いたとおり、なんせうちはアイスキャンディー向きの気候とは言えないものですから。こんなことを書くのもどうかと思いますが、作って写真を撮って、まだ味見できてないのも数種類あります(ヒソヒソ)。


焼き菓子は、いつもは家族などに持って行ってもらうのですが、アイスは保冷状態でないと持ち運びができないのでなかなか減らず、、在庫が積み上がる一方(汗汗)。今回のアイスキャンディー作りでいちばん大変だったのが、冷凍庫のスペース確保でした・・・。型から出して写真を撮る前のアイスが、冷凍庫の扉を開けたらすべり落ちて床に落ちたりとか(ふ)、いろいろありました(遠い目)。冷凍庫の中で型が倒れて固まる前の生地がぶちまけられる、という惨劇だけは避けられたのでよしとしておきます(<そういうレベル)。
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ともかくこの在庫を何とかするため、先週末に東京の姉あてにクール宅急便でがつっと送りつけました。。1種類につき1本送って、全部で25種類くらいありましたかねー(ははは)。でも、姉いわく「1日3食アイスでもいける」という蒸し暑さだそうなので、ここよりもアイスが役に立って(?)嬉しいです。何より、冷凍庫にスペースができて安心しました・・・。ってそれでまた作ってましたが(!)。


ともかく、そうやって作りまくったアイスキャンディーの数々について、ひさびさにブログの記事にしようと思って写真を撮って整理して、ひさしぶりにブログ画面を開いて思い出したのですが、エキサイトブログは記事の文字制限があったんですよねーーーー。過去に何度もひっかかっていたのに忘れてました。。今回も、書き途中でまったく入りきらないことが判明したので、潔く(??)複数の記事に分けることにしました。えー、2本でも入りきらなくて、3本立てになりそうです。。
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というわけで、ここまでは前置き・・・ではなくて概論編(?)で、次にひとつひとつのアイスについてご紹介したいと思います。つらつらと続きますがよければお付き合いくださいね。

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by zo.chika | 2014-08-08 23:59 | 一日一膳