駆け足ながらも、しばしゆったりと。
大雪の信州を出たあとは(
前回の記事は3月の半ばに旅に出る前の話だったのでした、、)木枯し吹く東京を経て、北欧デンマークのコペンハーゲンへ。今回の旅の最初の目的地・・・というわけではなく、フライトの乗り継ぎを利用して1泊で立ち寄ってみました。
去年のヘルシンキと同じパターンですね、はい。
コペンハーゲンは今回が2回目。暗くて寒い真冬に訪れた
前回とはうって変わって、今回はすっかり日も長くなって春っぽい感じでした。
・・・というか、ついた日は信州どころか東京よりも暖かくてびっくり。コートを着て歩いたらちょっと暑いくらいでした。もちろん、日が落ちれば肌寒いのですが、もっと寒いのを覚悟していたので拍子抜けでした。
さて、滞在時間は24時間たらず。今回は観光は無理と最初から割り切って、前回あまりできなかった買い物などをすることに。ひじょーーに限られた時間を最大限に活用すべく、事前に下調べをばっちり・・・するはずが、中途半端なまま日本を出てきてしまったので、街中の宿に着いてから改めてあれこれ確認したり調べたり。ついでにメールの確認等もろもろ。
で、ようやく外に出る頃には、すっかり暗くなっていました。夜の7時近くくらい。
・・・この時点で、というか最初から気づくべきでしたが、めぼしい店はどこも閉まっていました(ガーーーーン)。8時くらいまで開いてるかしらん、と呑気に構えていたわたしが甘かった・・・。
仕方なくというか、夜の街をぷらぷら散歩。
ライトアップされたカフェなど、かわいい。
で、この日は夜ごはんを食べに行きたい場所があって、ネットで調べたら夜11時までやっているようだったので、てくてく歩いて向かったところ、中に入ったら「今日はもうおしまいですよー」と(ガガーーーーーン)。時刻は8時直前。
睡眠不足+長いフライトのあとでさすがに疲れていたので、もう諦めてそのへんの別の店に入ろうと辺りを見回すと、どこもかしこも店じまいに入っている模様。。コペンハーゲンの夜がこんなに早いとは思わなんだですよ・・・。
幸い、調べておいた店のなかで、今度こそ11時までやっている店が宿の結構近くにあったので、そちらを目指してまた歩く。ここも閉まってたら泣く、、と思っていたら、無事開いていました~。
というわけで、お疲れさまの1杯(ほんとは2杯)とともにやっとありついた晩飯。りんごとチーズのサラダ(だったかな)のあと、仔牛肉の塩漬け(だったと思う)。料理も普通においしかったけれど、最初にどんと出てきた真っ黒いパンがとってもおいしかった!見た目ほどには重たくなく、サラダとこのパンだけでもいいと思ったくらい。何のパンか尋ねたら「ビアーブレッド」とのことでした。あやうく晩飯難民になりかけたわたしを救ってくれたこちらのお店は
Madklubbenでした。
空腹が満たされたところで、宿に戻ってばったり眠りにつき、翌朝。乗り継ぎのフライトは昼前でしたが、その前にちょこっと街へ出ました。
薄曇りでしたが、それほど寒くもなく。
あまり時間がなかったのだけれど、かわいい街並みを楽しみつつぷらぷら。
どこを向いても絵になりますね。
と、うろうろしている間に思ったより早く到着~。
デンマークに来たからにはデニッシュペストリーで朝食を、、と意気込んで、今回絶対来ると決めていたのがこちら、
La Glace。創業1870年と、とても歴史のあるお店のようです。
朝8時半の開店に間に合うよう出かけたら、少しだけ早く到着。同時にほかのお客さんもちらほら。開店と同時に中に入ると、まだパン類が一部しか揃っていないということだったので、窓際の席を陣取ってしばし待つ。わりとすぐ出てきたので、コーヒーとともに1個選びました。
写真ではあんまり、というか全然わかりませんが、、ラズベリーのデニッシュ。生地の部分が、それはもう非常にはらはらと脆く軽くて、とってもおいしかった!このあと、クロワッサンなどいくつか買って友人へお土産に持っていったら、それもおいしかったようですよ。
しばし優雅な時間を楽しんだあとは、宿へ戻りました。
帰り道は写真も撮らずさっさと歩いていったら、あっという間に宿へ到着。コペンハーゲンは(少なくとも中心部は)かなりコンパクトにまとまっているのですね。
とまあ、1泊2日とはとても呼べない、2日合わせて実質的には数時間の文字通り駆け足のコペンハーゲン滞在で、前半はややコケたとはいえ、滞在時間を考えれば、なかなか楽しめた「乗り継ぎ時間」だったかなと。空港が町中からとても近いのが幸いでしたしね。でも今度はもう少し時間をとって訪れたいと思います。
というわけで、飛行機に乗って一路、南へ。
本当の(?)最初の目的地へ向かいます。