冬深まり、色失せる山奥。
by zochika
最近の記事



☆去年の今頃☆



flickr
my travel photos
旅の写真。



(c) 2005-15 zochika. All rights reserved.
email

お正月の名残
誰ですか、1月も終わりになってお正月とか言ってるのは。
d0008146_23465024.jpg
えーと、、わたしです、はい。


皆さん、今ごろ何を、、と思われる気持ちはわかります。(本人がいちばん思ってます。) が、前に神社で「初詣祈願は1月いっぱい受付中」と書いてあるのを見たことがあるし、お正月のネタも今月いっぱいはセーフということでいいでしょうか。いいですよね。いいことに決定。とひとりで決める。






もっとも、厳密にはお正月ネタではなく、お正月の残りもの…の再利用、みたいな話ですが。
d0008146_2347385.jpg
新年明けて最初に作ったお菓子はこちら、抹茶と黒豆のトライフルです。抹茶味のスポンジに、ホワイトチョコレートとマスカルポーネ入りのクリーム、そして黒豆を重ねたもの。黒豆は自分で煮たのではなく市販の煮豆で、それなら年中買えるのですが、やっぱりお正月のもの、という感じがします。


全体的に甘くて重たい感じになりそうな気がしたので、柚子を足してみました。スポンジに含ませるシロップは柚子の絞り汁とデザートワインを合わせたもので、仕上げに柚子皮を飾っています。いつも通り、分量などはかなり適当に作りましたが、おいしかったー。
d0008146_23474349.jpg
えー、ひとつ白状いたしますと、実はこれ最初は違うお菓子を作る予定だったのです。新年明けて最初に作ろうと思ったのは、抹茶と黒豆のロールケーキ。ロールケーキなんて最後に作ったのがいつだか思い出せないくらい長いこと作っていないのですが、まあ新しい年を迎えて、今まで作らなかったものも作ってみようではないか、と思ったのです。


それで抹茶味のスポンジを焼いたところ、、これが大失敗(ふ)。とても巻ける状態ではなかったので、急遽路線変更して作ったのが、切り刻んでシロップを浸して重ねるトライフル(←しょっちゅう作ってる)。結果的にはおいしくてよかったのだけれど、新年そうそう、やや出鼻をくじかれる展開でありました・・・。


気を取り直して次~、と言いたいところなのですが、、実は次もつまづきました。
d0008146_2347477.jpg
去年から何となく何度も焼いているシナモンロール(主に使っているレシピはこちら)。ときどきフィリングを変えて味を変えたりしながら作っていたものを、今回はほのかにカルダモンをきかせた生地に黒ごまを混ぜ、中には茹で小豆を巻いてみようと思い立ったのです。


で、ここでも何度となく書いているように、わたしは餡が大の苦手なのですが、小豆自体が嫌いなわけではなくて、おしることか、茹で小豆そのものは別に大丈夫なのです。なので、このときもまったく疑問は抱かずに黒ごま小豆ロールを作ろうと思ったわけです。
d0008146_23475111.jpg
ところが、焼き上がりをうきうきと食べてみたら、、あら??これっていわゆる餡の味ではないか??と。一緒に食べた家族も「うん、あんこロールだね」ときっぱり。ガーーーーン
(T□T)


そもそも、茹で小豆が平気でなぜ餡がだめなのか、と聞かれると困るのですが、餡というのは作るときに、最後に水分を飛ばしながら練り上げていくと思うのですよね。そこで甘さが凝縮されていくのか何なのか、ともかくわたしの苦手な風味になる気がするのです。で、今回の小豆ロールは、パン生地に巻きこんだ茹で小豆がオーブンで加熱される間に水分が飛んで、「練りあがる」のに似た感じになったのではないかと推測しています。


小豆ロールならぬあんこロールは、あんこ好きな家族が問題なく片付けてくれたので、幸い処分に困ることはなかったのですが、新年そうそう抹茶ロールケーキの失敗の直後にこれだったので、正直言ってかなりへこみました・・・。が、正月からくじけていてはならぬ!と思い直して、涙を拭いつつ(嘘)その日のうちに仕込みに入ったのがこちら。
d0008146_23475546.jpg
抹茶×黒豆、ふたたび。煮た黒豆なら焼いても煮た黒豆のままだろ(?)、てわけで。


というわけで抹茶黒豆ロールです。生地は先のものと同じくカルダモン風味の黒ごま入りで、中身はシナモンロールを作るときのようにバターをのばした上に砂糖を振り、シナモンの代わりに抹茶をたっぷりふりかけました。で、刻んだ黒豆をぱらぱらと。
d0008146_23475916.jpg
抹茶を使ったパンというと、生地に抹茶を混ぜ込んで抹茶風味にするものが多いのではないかと思うのですが、考えてみるとわたしは抹茶味のパンはそれほど好きではないということに気付いたので(抹茶味の焼き菓子は好きなんですが)、今回のような形にしました。結果的には正解。全体的にぼんやり抹茶の味がするよりも、めりはりのある感じになった気がします。


で、焼き上がりに溶かしたホワイトチョコをだらだら~んとかけて完成。本当は生地に柚子の皮でも入れようかとも思ったのですが、そうすると先のトライフルとまったく同じ組み合わせの繰り返しになってしまうのでやめときました。
d0008146_2348418.jpg
こちらは、先の小豆ロールのような衝撃的な展開(違)もなく、思ったとおりの感じに出来上がって満足。何より、ようやく作るつもりのものが作れてひと安心・・・。


ところで、その小豆ロールは市販の茹で小豆を使って作り、少し残ったものをどうしようかと思っていたら、そうそう、あれを作ろう、と思い立つ。
d0008146_2348972.jpg
アイスクリーム!あんこは苦手でも、小豆アイスは意外と好きなのです(めったに食べないけれど)。茹で小豆に軽く泡立てた生クリームを合わせて凍らせるだけの簡単版。少しブランデーも入れています。


・・・と、それでもいいのですが、このときはちょっと思い立って、ほうじ茶風味にしてみることにしました。生クリームはまずほうじ茶の茶葉を加えていったん煮立て、冷まして茶葉を濾し取ったものを冷やしてから泡立てました。
d0008146_23481379.jpg
ちょっと手間はかかりますが、それでも卵を加えたりして作るアイスクリームを考えれば、たいした手間でもありません。ほうじ茶の風味がしっかりついた小豆アイス、おいしかった!


さて、アイスつながりで一緒に並べたのは、栗きんとんのアイスクリーム。
d0008146_23481712.jpg
こちらも、基本的には栗きんとんに泡立てた生クリームを合わせて凍らせただけのもの。刻んだ栗も加えたのでつぶつぶ入り。


ときに、栗きんとんは、普通はさつまいもが混ざっていることが多いと思いますが、今年は小布施の栗かの子、つまり栗のみで作られたものをいただきました。で、栗きんとんのアイスを作ろうと考えた際に、栗かの子で作るとただの栗アイスになってしまうな、、と思ったので、さつまいもを茹でて潰したものを加えてみました。
d0008146_23482391.jpg
きび砂糖を少し加えて甘みを整え、塩をひとつまみ加えています。そしてラム酒も。


去年から何度も作っている栗アイスとまた少し趣が違って、こちらもおいしかったのですが、小豆アイスと同様、すべての材料をかなり適当に混ぜていったので、同じものを再現できないのが残念なところです・・・。


さて、そうこうしているうちに鏡開きになり、おしるこを作ったところで、今度はこんなものを思いつきました。
d0008146_2348268.jpg
ホットチョコレート♪ マシュマロをうかべて。


・・・で、これのどこがお汁粉と関係あるのかというと、これはお汁粉にココアとチョコレートを加えて作った、お汁粉ココアというか、あずきホットチョコレートなのです。ちなみに、添えたマシュマロは柚子風味。ココア+マシュマロというのはとてもアメリカ的な飲み物ですが、これはとても和なココアになりました。
d0008146_2348315.jpg
これはちょっとマシュマロ溶けすぎ、、でもおいしい♪


ホットチョコレートの部分は、ココアを少量の水で溶いて温めたところに、水の代わりにお汁粉(うちは小豆の粒を残したぜんざいタイプです)を入れてのばし、砕いたダークチョコレートも加えて溶かしたもの。牛乳を加えてもよいと思いますが今回はなしで。


ところで、このマシュマロも自分で作りましたですよ。
d0008146_2352584.jpg
こんな感じで。ぷわんぷわん。


当初はふつうに市販のものを使うつもりだったのですが、買い忘れたので自分で作ることに。で、どうせ作るならちょっと変わったものを、というわけで、柚子はちみつマシュマロです。レシピはこちらを参考に、コーンシロップの代わりにはちみつを使い、水分の一部を柚子の絞り汁に代え、皮のすりおろしも投入。レシピの1/4量で作りましたが結構できました。


何となく不揃いな形に作りたかったので、スプーンですくって固めてみたら、、不揃いすぎました(汗)。でもまあ、ココアに入れてしまえばあんまりわからないし~!
d0008146_23532277.jpg
で、ココアに入れる前に、できたてを食べてみたら、これが本当にしゅわ~っと柔らかくておいしかった!翌日くらいにはだいぶ硬くなっていたので、これはできたてがいちばんかも、と思いました。


ちなみにマシュマロというお菓子が家で作れるものと知ったのは中学生くらいだったでしょうか、かなり衝撃を受けたのを覚えています。お弁当箱に生地を流しいれて固めたものを四角く切り、コーンスターチにまぶしてできあがったそれは、自分の知っているマシュマロとはちょっと違う感じでしたが(硬かった)、結構おいしかったように覚えています。わりと簡単に作れるので、また近いうちに作ろうと思いました。


そういえば、小豆ココアというのはネットで探すと結構出てくるのですが、なかにはお餅を入れる、というのもあって、そうなるとココアというよりはお汁粉寄りかもしれませんね。
d0008146_23534858.jpg
ところでお餅といえば、昔からいちばん好きな食べ方はきなこまぶしです。餅もきなこも1年じゅう売っているといえば売っているので、べつにお正月しか食べられないわけではないのだけれど、これもなんとなくお正月の食べ物、という気がします。


で、その、きなこです(と強引に話をつなげる)。
d0008146_2323839.jpg
きなこも大好きな素材ですが、あんまり日々のお菓子作りに使うことはないように思います(わたしは)。で、せっかくなので、いくつかお菓子を作ってみました。


まず作ってみたのは、わたし的にお約束のスコーン。
d0008146_2354448.jpg
またまた黒豆と柚子入り。スコーン生地はこちらを参考に作りました。きなこがたくさん、そして豆乳も入ります。


で、その生地には刻んだ黒豆と、はちみつ漬けにした柚子の皮を加えました。これは去年も作った柚子はちみつシロップ、で残った皮の部分です。生地に少し柚子の果汁も加えたような気もしますが、入れなかったかも(忘れた、、汗)。
d0008146_2355123.jpg
きなこがたくさん入るせいか、かなり、ざっくりというかしっかりした歯応えのスコーンです。焼き上がりはちょっと固すぎたかなーと感じで、明日にはガチガチになっているかも、、と思いましたが、特にそういうこともなく。けっこうおいしかったです。


きなこでもうひとつ。
d0008146_23554484.jpg
チョコレートのきなこまぶし・・・ではなくて、きなこの生チョコです。なかしましほさんのレシピで、『チョコおやつ - オーガニックなレシピノート』(文化出版局、2008年)から。


生チョコレートはだいたい、生クリームにチョコレートを合わせて作ると思いますが、こちらは豆乳をベースに、砂糖はなしでほんの少しはちみつが入ります。そして、結構な量のきなこも。そこにわたしは、しょうがの砂糖漬けも少し刻んで入れました。
d0008146_013250.jpg
それにしても生地に入るきなこの量が多くて、混ぜているときはずいぶん固くて心配になったくらいなのですが、それはうちの室温が低すぎたせいかもしれません(汗)。できあがりも、レシピには「もちもちとした食感」と書いてあるのに、わたしのは硬いし。。しまいには少しだけ電子レンジにかけちゃいました。そうしたら柔らかくておいしかったです。


最後に、同じくなかしましほさんのレシピでもうひとつ。
d0008146_0114369.jpg
ガトーショコラです。黒豆と栗入り。数年前のお正月の焼き初めと同じですね、はい。


レシピは『もっちりシフォンさっくりクッキーどっしりケーキ - オーガニックなレシピノート』(文化出版局、2007年)より。バターが入らない、しゅわっと軽い生地ですが、しっかりとチョコレートの味がして、久しぶりに食べたけれどやっぱりおいしかったです。また近いうちに作ろっと(って前回もそんなこと言ってたな、、)。
d0008146_0252718.jpg
これ、焼き上がりが結構縮むので、パウンド型で焼いたら、なんだかヘンな形になりました(汗)。でも味はおいしかったですよ。先日、ちょっと来客があったので、お茶のときに出しました。普段、わたしが作るお菓子は、ちょっと変わったものが多いので、普通の人(?)に出すのはどうか、、とためらわれるものも多いのですが、これは普通に大丈夫ですね。


ひとりの午後は、抹茶ラテとともに。
d0008146_0183256.jpg
と、こんな感じでお正月の残りものを使い回していろいろお菓子を作った1か月でした。



といっても実は、黒豆などは、おせちとして買った分では全然足りなくて、お菓子を焼くのに買い足したんですけどねー、、どれもおいしかったので、わざわざ買って作った甲斐もありました。でも、お正月を言い訳に、和な素材で洋っぽいお菓子を作るのは楽しくて、今後はお正月以外でも作ってみよう! ・・・なんて思ったりしましたが、やっぱり来年のお正月まで忘れてるんだろうなぁ。。


ともあれ、今年も1年、おいしいお菓子を作って食べられる年になりますように!
d0008146_23483641.jpg
(そして、同じものばかり作ってないで、たまには新しいものに挑戦してみたいなーとも思います。失敗にもめげず。。)
by zo.chika | 2012-01-29 23:56 | 一日一膳