冬深まり、色失せる山奥。
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雪祭り いちご祭り
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雪が降った~!





いちごが来た~!
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大好きな福岡のいちご「あまおう」。しばらく前に、お友達のご厚意でたくさんいただきました。年末から、東京で「クリスマスだし」「お正月だし」といろいろ理由をつけては奮発して自分で買っていたのですが、こちらは「あまおう祭りしてくださいね~♪」との夢のようなお言葉とともに福岡から届きました。どうもありがとう~!!!


真っ赤に輝く大粒のいちご。
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あまおうは、東京では手に入りますが、信州のこのあたりでは全然見かけません。大きくて立派ないちごに皆で感激。お裾分けしたりしつつ、大事にいただきました。


さて、何といってもこのいちごは、何も手を加えず、そのまま食べるのがいちばんおいしい。
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・・・とは思うのですが、たくさんあると、つい何かしたくなるのが人情というもの(なのか?)。


そうやって先週、何をしようかな~と考えていたところ、折しも週末は雪の予報。
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そこで、「雪といちご」をテーマにお菓子を作ろうではないか、と思いつく(←単純)。白くてふわっと軽いお菓子を雪に見立てて、あまおうと合わせるのです。


そこで、週末にかけて、いろいろ作ってみました。
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ひたすら、白くてふわっとしたものを。


作るお菓子は、見た目やイメージを雪に近づけるのはもちろん、いちごと味が合うというのも条件に。また、いちご自体にはなるべく手を加えずに、できるだけ簡単 シンプルなお菓子にしようと考えました。


というわけで、そのいろいろを。
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まずはいちごのパブロバ。パブロバ(pavlova)とは焼いたメレンゲ菓子の一種。外側はぱりっと、内側はふわっとしたマシュマロのような感じの、あまーーいメレンゲに、クリームと果物を載せたり巻いたりしたものです。オーストラリアかニュージーランドに行ったら見たことがある方が多いのではないでしょうか。


わたしは焼いたメレンゲ菓子はあまり好きではないのですが、パブロバはたまーに食べたくなって、何度か作っています。卵白を泡立てて焼くだけなので、作るのは簡単です。焼いたらオーブンでゆっくり冷ますので、ちょっと時間がかかるくらい。
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いちごは刻んで、少々の砂糖とキルシュであえておいたものを、軽く泡立てたクリーム(砂糖なし)とともに添えます。甘ーいメレンゲに、ふんわりとしたクリームと酸味のある果物がよく合います。


え、全然雪っぽくない、、じゃあこれはどうでしょう。
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ヨーグルトのソルベ。色といい、冷たくてすーっと消える軽さといい、雪そのもの!(は、言い過ぎですか、、)。


作り方はいたって簡単。プレーンヨーグルトを少々のはちみつで甘みをつけて凍らせたものを、ミキサー(ブレンダ―)にかけてふんわりなめらかにしてまた凍らせただけ。夏の間によく作るアイスクリームと同じ方法ですね。
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改めて考えてみると、ソルベよりもグラニテとか、かき氷のような氷菓のほうが雪っぽかったような気もしますが、まぁよしとします。基本的にはヨーグルトなので、いちごとの相性もよし。


ちなみに、今回は普通のヨーグルトの代わりにカスピ海ヨーグルトを使いました(母が作っているのでいつもある)。実はわたしはカスピ海ヨーグルトがどうも好きになれないのですが(味というよりあのたらーっとした食感が苦手)、凍らせてしまうとそれは気にならないのでよかったです。


次~
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・・・えーと何枚か前の写真と見た目がよーく似てますが(汗)、これはクレメ・ダンジュ (crémet d'Anjou)というまったく別のお菓子です。日本では「クレーム・アンジュ」という呼び方のほうが定着しているかもしれません。


本来はクレームフレッシュ(サワークリームに似た、発酵した生クリーム)に砂糖、泡立てた卵白を合わせて、ガーゼなどで包んで冷やし、水分を切ったものですが、クレームフレッシュの代わりにフローマジュ・ブラン(フランスの白くて柔らかいフレッシュチーズ)を使うことも多いようです。その場合、厳密には呼び名がちょっと変わるようですが、詳しいことはこのあたりを。


で、どちらを使うにしても、日本では手に入りづらいので、多くのレシピはクリームチーズと生クリームを合わせたりして代用しているようです。今回はクリームチーズとサワークリームを半々で混ぜてみました。レシピはいちおうこれを参考にしましたが、日本語でも探せばいろいろ出てくると思います。
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で、そうそう、いちご。軽く煮たいちごを裏ごしてピュレ状にしたところに、刻んだ生のいちごをからめたものでソースにしました。要はチーズケーキのようなものなので、いちごとの相性は抜群です。おいしかったですが、個人的にはもっと軽くてもよかったかも。また作るときはクリームチーズを半分より減らそうと思います。またはサワークリームの代わりにヨーグルトを使ったりとかね。


ちなみに、わたしが最初にこのお菓子と出会ったのはいつのことだったか、、、こちらのお店のものでした。軽くてふんわりした食感に感激したことを覚えています。もうずいぶん長いこと食べてませんが、久しぶりに食べたいなー。


・・・話がそれました。
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ここまで、「雪」の見た目と食感を得るために、ちょっと乳製品と卵白に頼りすぎたような気がするので、ちょっと違うものを作ってみました。それがこれ。泡立てた石鹸水のようにモコモコしていますが、これはスパークリングワインのゼリー。もっとも、この泡はワインの泡ではなくて、ゼリー液を泡立てて作ったものです。


これも、もうずいぶん前に日本のお菓子本でレシピを見たのが最初ですが(今、手元に本がないので、どの本かわからなくなってしまいました、、)、ジュースなどにゼラチンを加えて溶かしたものを氷水にあてて冷やしながら電動ミキサーで泡立てていくと、全体がなめらかに泡立った状態で固まります。卵もクリームも入れなくてもムースのようになるわけです。


・・・が、今回は氷水にあてて泡立てるのが面倒だったので(というか今、手元にハンドミキサーもない)、ゼリー液を冷やして固まりかけたところでブレンダ―にかけて泡立ててさらに冷やす、というのを3回くらい繰り返しながら固めました(そのほうが面倒くさいんじゃ、という話はさておき)。でもそれでも、ガーっと泡立てた泡は固まる間に消えてしまうので、ゼリー液が分離したようになり、ボウルの底の方は泡でなく普通のゼリーになってしまいましたが・・・。
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それでも、モコモコ泡はたくさん取れたので、いちごと合わせました。お皿では溶けずに舌の上で溶ける(←何かの宣伝みたいですね、、)雪のできあがりです。


えー、ちょっと休憩したので、生クリームに戻りまーす。
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こちらは、これぞクリーム!というか、見た目以上にクリームたっぷりです(ってどんなんだ)。これはライスプディング。米を牛乳で煮た甘いお粥、というと「うぇーっ」という反応を受ける、日本人には特に評判の悪い食べ物ですが、わたしは意外と好きだったりします(特にこれは大好き。イギリスとかドイツに行くと必ず買って帰ってくるくらい)。


そうはいっても、「何かデザートを作ろう」と思ったときにライスプディングを選ぶことはめったにないわけですが、今回は「何か白いデザート」をと考えて決定。でも、多くのライスプディングはでろでろっとしていて雪っぽくないので、ふわふわのライスプディングを探してたどり着いたのがこちらのレシピロサンゼルスにあるレストランのレシピで、ライスプディング嫌いな人がこぞって「これはおいしい」と言うのだとか。


で、作りながら(というか材料を見ただけでも)、その理由はわかる気がしました。だいたい、そもそも米がほとんど入ってないのですから。。。米は最初は水で炊き、だいたい火が通ったところで牛乳、生クリーム、コンデンスミルクで完全に柔らかくなるまで煮ます。それを冷やし、食べる直前に別途泡立てた生クリームを混ぜ合わせます。そのおかげで、ふわっとした仕上がりになるのですね。
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元レシピではキャラメルなどを添えていますが、わたしはいちごを(なんせあまおう祭りですから)。少量の砂糖と水にカルダモンを加えて軽く煮たいちごをソースにしました。そうそう、ライスプディングにもカルダモンを入れてます(元はシナモン)。さわやかな風味がついておいしかった!また作ろうかなと思います。そのときは少しクリームを減らして牛乳を増やそうかな。


そして最後にもうひとつ。
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「雪」をテーマにお菓子を考えていると、いろいろ作ってみても、なんだか材料がみんな似通ってしまうのですが(それはわたしの問題か、、)、ココナッツとホワイトチョコレートが使いたくて探したレシピがこんなやつ。卵の黄身は入れず白身だけで膨らませたカップケーキ生地はココナツ入りで、トッピングにホワイトチョコとココナツを使うものです。


これがもうちょっと雪っぽい見た目にならないか、と考えて、ぱらぱらと料理本を眺めていたときに目についたのがこちらの本のレシピ。スポンジケーキの生地を小さな丸い形に焼き、生クリームをはさむというものでした。ころんとした形でかわいらしく、粉砂糖をふった見た目が雪っぽい!というわけで、これを参考にすることに。


ケーキ生地は、カップケーキのレシピで作り(さらに軽い食感にすべく、粉の一部をコーンスターチに変えました)、マフィン型でなく天板の上にスプーンですくって丸く焼きました。間に挟むクリームは、温めた生クリームでホワイトチョコレートを溶かし、それを冷やして軽く泡立てたもの。
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さめたスポンジでクリームをはさみ、粉砂糖をふったら完成~。ココナツとホワイトチョコの甘い香りがいちごともよく合っておいしい!いちごはここでは横に添えましたが、クリームと一緒にスポンジにはさむとよりおいしかったです。


以上、いろいろ作りましたが、「いちごと雪」のテーマに合っていたでしょうか。
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でも実は、ただ泡立てた生クリームを添えて粉砂糖をふっただけ、みたいなのがいちばんテーマに合っていたりして、、と思ったりもしますが、まぁ、いろいろ試して楽しかったのでよしとします。そうそう、雪もどかっと降りましたよ!


それにしても、これ全部先週末の話なんですが(準備と写真撮影を入れると金曜の夜から月曜の朝までかかってますが)、、月曜のうちに記事にしようと思っていたのに、気付けばもう次の週末になってしまいました(汗)。1月からこんなこと言いたくないですが、ほんと時間が過ぎるのが速いです・・・。
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雪ももう日陰以外はすっかり溶けてます。また降るのかなー。
by zo.chika | 2011-01-22 21:32 | 一日一膳