冬深まり、色失せる山奥。
by zochika
最近の記事



☆去年の今頃☆



flickr
my travel photos
旅の写真。



(c) 2005-15 zochika. All rights reserved.
email

赤いりんごとピンクのジュースと白いパン
d0008146_243662.jpg





りんごが山ほどあったなら
d0008146_23232032.jpg
さて、何をしようか。


そのまま食べたり、お菓子にしたりもよいけれど、とりあえずジュースにすることに。2年前に、採れたての紅玉りんごをたくさん使ってジューサーで作ったジュースが感激するおいしさだったので。
d0008146_04096.jpg
真っ赤なりんごを皮つきのまましぼると、うっすらピンク色でなんともかわいい。今回は皮の傷や虫食い部分をだいぶ切り取ったけれど、そうでなければジュースも赤みがもっと強かったかもしれません。(*ちなみに、できたジュースはあっという間に色が変わるので、すぐに飲まないときは少量のビタミンCを加えて色止めしています。)すっぱい紅玉で作ったジュースは、はっきりした酸味にさわやかな甘みが加わっておいしいです。


そんなわけで、せっせと傷だらけの、売り物にならない紅玉を大きなボウルに何杯分も洗って、切って傷を取り除き、小さなジューサーでちまちまとしぼります。
d0008146_2492173.jpg
これで小さいりんごが4~5個分?くらい。400ml弱でしょうか。


さて、こうやってジュースをしぼると、写真のように、表面に分厚い泡ができます。いわば、「あく」だと思うのですが、いつもこの部分をスプーンで取り除き、さらに濾し取ったりして(全部は取れませんが)ジュースを取っていました。


ところがあるとき、ジュースをしぼったあとになんとなくこの泡を口にしたら、あら?意外とおいしかったのです。あらら?と思って、しぼりたてのジュースの上にできた分厚い泡をスプーンでざっくりとすくって食べてみたら、そりゃもうエライおいしいじゃありませんか。
d0008146_2545846.jpg
なめらかな泡は甘くてふわふわで、まるでムースのよう。この泡と、できあがったジュースと、どっちのほうがおいしいか決めるのが難しいくらいです。


以来、りんごジュースを作ると必ず、この泡をすくって食べるのがお約束になりました。2年前はこれを捨てていたのが信じられない。もっとも、しばらく放置しておくとだんだん固まって苦みも出てくるので、すぐに食べないといけません。本当に、作りたてだけのお楽しみですね。


さて、ジュースを作ると、もうひとつ捨てていたものがあります。
d0008146_0275413.jpg
しぼりかす。使うジューサーの種類にもよると思うのですが、これだけ透明なジュースを作ると、かすも当然たくさん出ます。で、それがまだ結構、果汁が残っていて(ぎゅうぎゅうに絞っていない)、ジュースを作るたびに、これを捨てるのはもったいないな~と思いながら捨てていたのですね。


で、今回、これをを入れてパンを作れないかと思い立ち、試してみました。すりおろしたにんじんを入れるこんなレシピを元に、すりおろしたにんじんの代わりにりんごジュースの絞りかすを使い、水の量を調整しながら焼いてみました。ついでにサルタナレーズンも入れて。(*最初、水の代わりにりんごジュースを使おうかとも思いましたが、それなら生のりんごをすりおろして入れるのと同じじゃないかい、と思いなおし、水にしました。)
d0008146_0595267.jpg
…で、パンはちゃんと焼けたのですが、りんごの味は全然しないですね。色も普通のパンと変わらないし。ただのぶどうパンです(汗)。その後、続けて2回ほど続けて焼いてみまして~、、絞りかすの量を増やしながら最終的には水分のほとんどを絞りかすにしましたが、やっぱり「りんご味」にはならないようです。やはりカスはカスだったか…。


でもまあ、逆に言えばヘンな味もつかないわけで、ほんのり甘みがあって、腹もちもよし。何より絞りかすを捨てずに二次利用できるなら、水の代わりのつもりで使うのもいいかなー、という感じでした。あ、レーズンもいいけれどくるみ入りもおいしかったです。
d0008146_115829.jpg
軽くトーストして、りんごジュースとともに朝食にすると、なかなかシアワセなのでありました。



さて、こんなにぜいたくにりんごが使えるのも、もちろん、家族のりんご畑があるからです。
d0008146_1235876.jpg
先日、紅玉の収穫が終わりました。今年は、気温が下がってりんごが熟すのを待っていたら、例年よりも1週間以上収穫が遅くなり、しかも全体の収穫量も少ないうえに傷や虫食いが多く、「売り物」になる果実がほんとうに少ししかありませんでした。


皆で悩んだ末に、例年ならば一般に販売しないような傷のものも含めて販売することに決めましたが(*ご注文をいただいた皆様、どうもありがとうございました!)、それでも売れないようなものがごろごろと残るわけです。
d0008146_20190.jpg
そんなりんごでも、傷の部分を取り除けば(そして、傷が広がる前に使えば)、普通のりんごと味は変わらないものが多いので、せっせと家で消費します。


そして、ジュースは大量のりんごを一度に使えるので、大量消費にはもってこい。家庭用の小さなジューサーを使うので、手間と時間が結構かかるのですが、それだけの価値はあります!今の時期だけの、しかもりんごの産地にいるときだけの、究極のぜいたくなのでした。
d0008146_2125318.jpg
というわけで、またせっせと絞りますー。


・・・というわけで、信州の山に舞い戻ってきました。
d0008146_2272989.jpg
着いた日はよく晴れて、日向にいると暖かかったのですが、その後はしだいに雲行きが怪しくなって、そして急に冷え込んできました。今はストーブを出し、湯たんぽを入れています。しかも水曜は雪の予報なんですけど、、、ほんとかな~。
by zo.chika | 2010-10-26 03:52 | 一日一膳