冬深まり、色失せる山奥。
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桜を食べる。
桜づくしのひと月でした
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見るほうも、食べるほうも。


花見は好きだけれど、桜系のお菓子は苦手だったわたし。あんこ(=ほぼ和菓子全般)が苦手だから、というのはありますが、あの桜餅独特の匂いもいまいち好きになれず、今まで桜のお菓子はわたしにとって縁のない存在でした。が、今年はどういう風の吹きまわしか、ちょっと桜のお菓子を試してみようかな、という気になったので、この1か月(いや、もっと長くかも)、家の外でもなかでもいろいろ試してみました。





で、改めてみてみると、右も左も桜ばかりなのですね。
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カフェでお友達が頼んでいた桜ロールケーキに、和食店で出てきた桜の花が入った桜ワイン(かなり甘かった)に、また別のお店で食べた桜ソースがかかった豆乳プリンに、お弁当に入っていた小さな桜餅。他にも、桜アイスとか、桜ソースとか、桜おこわとか、桜風味のお茶とか、甘味に限らず料理も、そして飲み物に至るまで、桜ものを端から試そうと思ったらきりがないくらい。ちょっと圧倒されました。


が、負けてはいられません(何に?)。桜のお菓子、ほかにもいろいろ。
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といっても、やっぱり和菓子は苦手なので、洋菓子中心に。。。なんといっても春らしいパッケージがかわいいですよね。
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シュークリームにせんべいにダックワーズにマシュマロにマカロンにチーズケーキに、、、(ぜいぜい)しかし本当にいろんなお菓子が桜味で出ていました。他にもモンブランとかクッキーとかゼリーとか飴とかありましたが、見つけたものを全部買っているときりがないのでこれくらいで(え、じゅうぶん?)。というか、本当は他にももっと写真映えのするかわいいものも売ってたのですが、ちょっと出遅れました・・・。


で、肝心の味はというと、、、えー香りが微かにする程度であれば意外においしかったです。
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いろいろ試してみて思ったのは、どちらかといえば桜の花よりも桜の葉のほうが個人的には好みかも、ということでした。普通の桜餅って桜の花ではなく葉っぱの香りだと思うのですが、あの香りが苦手なので桜の葉は敬遠していたのだけれど、本当にほのかに香る程度に使うのであればいけるかなと。桜の花は、見た目はかわいいのだけれど、香りがやっぱり苦手。でも、こちらもごくかすかな香りならば大丈夫。ま、どっちにしても、「入っているのかいないのかわからないくらいの量」であれば大丈夫でした。・・・って、そこまでして食べる必要はあるのか、という話なんですけどね、、ま、それはさておき。


そんなわけで、少量であれば大丈夫かも、ということで、自分でも桜風味のお菓子をいろいろ試してみることに。そこで登場するのが桜の花びらや葉っぱの加工品です。
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えー、桜の花の塩漬け、葉っぱの塩漬け、そして桜餡くらいは以前から存在は知っていたのですが、探し始めてみたら、こちらも結構いろんな加工品があってびっくり。


桜の花(塩漬けを乾燥させたものだと思われ)のパウダーにフレーク、桜の葉のパウダー(同左)、そして桜の花の塩漬けを塩抜きして刻んだ「ミンチ」のほかに、乾燥した花びらと葉が入った桜シュガー、桜の花を漬けたはちみつ(シロップともいえる)、などなど。買ってませんが桜シロップや桜リキュールというのも何種類か見たし、写真には写っていませんが桜エッセンスというのもありました(これは桜餅の香りではなくて、さくらんぼっぽい香りでした)。ちなみにクオカプロフーズなどの製菓材料店サイトで買ったほか、近所の百貨店や明治屋などのお店でも見かけましたよ。


なにせ桜の香りが微妙に苦手なので、そのままガツンと使うことはなく、だいたい小さく刻んだりしていたので、パウダーなどの加工品はわたしにとっては特に便利でした。
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さて、花びらや葉っぱのほうは基本的に塩漬けなので(写真下)、軽く塩抜きしてから使うわけですが、花はお湯を差すと開いて花が咲いたようになる(写真右上)ことは知っていましたが、電子レンジにかけて乾かして「咲かせる」(写真左上)という方法があることも、今回桜関係のレシピを探していて知りました。


塩抜きしたものをペーパータオルなどで水気を取って、電子レンジにかけること1分弱くらいでぽこぽこと花が膨らんで開きます。こうすると見た目もかわいいし、きつい香りが和らぐので(人によっては「風味が飛ぶ」ということになるのかもしれませんが、、)重宝しました。ちなみに、からからに乾かして刻むと自家製桜フレークになるわけですかね。


そんなわけで、ぽこんと咲かせた桜をぽこんと抹茶ラテに載せてみる。
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抹茶ラテは市販のものなのでお湯を注いで少し牛乳を入れただけ。。桜の花は飾りなのでわたしは食べませんが、飲むときにほんのり香りがしていましたよ。


そういえば桜シュガーもあったので、それも飲み物に使ってみる。
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ほうじ茶ラテにふってみました。あんまり見た目がよくありませんでしたが、、(というかこの写真ではそっちにピントが合ってないし、、、汗)かすかにほんのり桜の香りがして、こちらはこちらでよかったです。


で、ピントがあっているほうのこのお菓子は何かというと、自分で作った桜のお菓子です。
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桜とほうじ茶のビスコッティ。アイディアはこちらからいただいたのですが、レシピは別の物を使って、、、えーと作ったのが結構前なのでどのサイトだったか思い出せません(汗)。ほうじ茶の茶葉をすり鉢ですって粉末にしたものと、濃い目に淹れたほうじ茶、そしてカシューナッツを入れたと思います。あっあと刻んだ桜の花も。あんまり桜の味はしなかったのですが、それは花をかなり控えめに入れたせいかもしれません。


そんなわけで、ここから桜のお菓子作りの旅が始まります。
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桜の形をしたクッキーに、乾かした塩漬けの桜の花びらを載せたこちらは、今回いちばん多く作ったお菓子かもしれません(4~5回焼いたと思う)。レシピはこちら。コーンスターチが入ってさくっとした生地に、ホワイトチョコの甘みが加わっておいしかったです。桜味は葉っぱのパウダーを使用。


何度も作ったのは、おいしかったからというのはもちろんなのですが、えーっと適当に計量していたせいで(秤がないもので、、汗)食感がいまいち思う通りにいかなかったというのもあります。最初作ったときは粉が多すぎた感じだったので、次は減らして作ったら、今度は粉に比例してバターの量が多くなってしまったのか、焼いているうちに生地がだれて花びら型じゃなくなったりとか(汗)。
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ちなみに上の写真を撮ったときは、普通の薄力粉を切らして全粒粉を使ってしまい、なんだか茶色っぽい仕上がりに(ガーン)。白っぽく焼き上げるのがポイントなのに何をしているんだか。。


とまあ、そんな紆余曲折はありましたが、これはとてもおいしかったと思います。ひとつひとつ桜の花びらを載せるのが面倒といえば面倒でしたが、それを除けば非常に簡単にできます。桜の季節が終わってもまた食べたいくらい。


桜の花びらと葉っぱを使ったクッキーをもうひとつ。
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・・・というか、ふたつでしょうかね。いわゆるスノーボールクッキーで、一方には桜の花の塩漬け、もう一方には桜の葉の塩漬けを刻んで混ぜ込んでいます。レシピはこちらをもとに、花びらと同じ要領で葉っぱ版も作ってみました。レシピには書いてありませんが、花びらも葉っぱも塩抜きしたあとレンジにかけて乾かしています(そのほうが香りが和らぐので)。


バターたっぷりでコンデンスミルクも入った生地は、甘くてさくさくに焼きあがります。
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で、普通のスノーボールと同様に仕上げに粉糖をふりますが、そこに桜の花のパウダー(葉っぱ版には葉のパウダー)を混ぜるので、ほんとうにほんのりピンクと緑の仕上がり。非常にかわいいのですが、これ、ちょっと花のパウダーを入れ過ぎたみたいで、、わたしには香りが強すぎました・・・(それにしょっぱい)。もう少し控えめにしておけばよかったです。それ以外はとってもおいしかったのですよ。


もういっちょクッキー。
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これは抹茶クッキー。・・・のまわりに桜シュガーをまぶしたものです。以前ちらっと載せたものと同じなのですが、そのとき作った生地の半分を冷凍して取っておいたのを別の日に焼きました。前回あまり桜の味がしなかったので、今回は桜シュガーに桜フレークを追加してみたのですが、やっぱりあんまり味がせず。。これは、クッキー自体の抹茶味が非常に濃かったのが原因かと思われ。。


ちなみに元のレシピは、『オリーブオイルでフランス菓子』(磯貝 由恵著、文化出版局 2010年)に載っていたチョコレートサブレのレシピのココアを抹茶にして作ったものです。ちょっと抹茶が多すぎました・・・。この本についてはまた改めて。


ときに、なぜこんなにクッキーばかり作っていたのかというと、ここにあるオーブンが(またしても)電子レンジ兼用の非常に使えないオーブンで、仕方なくトースターを使っているせいです。火が強すぎることさえ除けば、しょぼいオーブンよりよっぽどまともに焼けるのですが、やはり庫内が狭いので、あまりかさのあるものは焼けないので、薄くて小さいクッキーになるというわけでした。。


なもんで、たまにはちょっと限界に挑戦(?)。
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スコーンです。クッキーよりは高さも幅もあるので、焦げないように中まで焼くのに気を使いましたが、そこそこ上手にできたと思います。あ、もちろん桜のスコーンですよ。レシピはこちら。飾りに載せた桜の花もそうですが(ここで使ったのはつぼみ)、生地に桜餡が入ります。何を隠そう、桜餡もこのスコーンのために買ったようなものです(ちなみに、桜餡って桜の花ではなくて葉が入っていたのですね、、初めて買ったので初めて知りました)。


で、これがとってもおいしかった!桜の葉の香りがかすかにして(これがポイント)、餡も生地に混ぜ込んで焼いてしまうせいか特に気にならず。砕いたホワイトチョコレート(わたしはチョコチップを使用)もアクセントになっていてよかったです。どうも、桜味にはホワイトチョコとかコンデンスミルクとか、クリーミーなものを合わせるのが好みみたいです。


これも何回か作りました。
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2回目以降は、トースター対策で(?)ちょっと小さめに。。桜の形に抜いたりもしましたが、焼くと形がよくわからなくなるし(こんな感じ)、まあスコーンとしては適度な大きさがあったほうがいいかもしれません。


上に飾る桜の花はやっぱりちょっと苦手なので、かわりに桜フレークをふってみたら焦げてピンクじゃなくなりました(汗)。油断なりません・・・。
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スコーンらしく、クリームとジャムで食べるべきでしょう、ということで、桜のクリーム(桜餡をサワークリームと混ぜただけ)、桜入りのはちみつを添えてみました。なかなかおいしかったけど、さすがに桜すぎた(なんじゃそりゃ)かなー。。あ、桜餡はまだまだ残ってますが、たぶん全部このスコーンにして食べると思います。(ひょっとしておいしいかも、と思って試しにそのままなめてみたけどやっぱりあんこはあんこだった・・・。)


そして、スコーンよりもクッキーよりも小さいものも。
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クランブルです。はい、わたしといえばクランブル。何でもクランブルにしないと気が済まない性分なものですから(←やけっぱち)。クランブルが「小さい」というと語弊があるかもしれませんが、火が通りやすいという意味ではトースターでも作れます。ただ、非常に焦げやすいので、やっぱり気は抜けません(でもちょっと焦がした)。


さて、今回作ったのは、桜風味のいちごミルククランブル。本当はルバーブのクランブルを桜風味で作りたかったのですが(ちょうどピンクだし)、どうしても近所でルバーブが見つからなかったので断念。桜に合わせてさくらんぼ、という手もありましたが、さすがにちょっと時期的に早すぎるので(売って入るけど高い)、無難にいちごで。


でも、火の通ったいちごはあまり好きでないので、ここではクランブル生地だけを焼いて、生のいちごに振りかけて食べる形にしました。いちごは刻んで、一部だけ軽く潰したところに桜エッセンスを少々(キルシュなどのリキュールでもいけると思います)。クランブル生地には、塩漬けの桜の花と葉を刻んで混ぜ込みました。
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ちょうどクッキーで使ったコンデンスミルクが残っていたので、ちょうどいいからいちごに使おう、というわけで、クランブル生地には砂糖を入れず、小麦粉、アーモンドパウダー、バターだけで作り(あと桜の花と葉)、食べる直前に、いちごにコンデンスミルクを少しかけ、クランブルをふってさらにミルクをかけて仕上げました。レンジで乾かした桜の花びらもおまけで。これは適当に作った割にはかなりおいしかったです。桜なしでも、いちご+コンデンスミルク+クランブル、またやってみます。


さて、焼き菓子を最後にもうひとつ。
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桜の花と葉っぱ。葉の形が桜じゃないだろう、というツッコミは聞かなかったことにしておきます。


ピンクと緑がかわいい(ということにしておく)これは、八つ橋です。はい、京都と言えばあれ、な生八つ橋の陰に隠れて目立たない存在の(焼き)八つ橋。あんこが苦手なわたしは、生八つ橋よりも焼いたこちらのほうが好きなのです。


で、生八つ橋は最近はそりゃもういろんな味が出ていて、この時期はもちろん桜味もあるのですが、個人的には食指が伸びないのよねぇ、、と思っていいたら、こちらで美しくかわいい生八つ橋と焼き八つ橋のオンパレードを拝見して、えーっ八つ橋って自分で作れるんだ!!と驚いたとともに、桜の形の八つ橋のかわいさにノックアウトされ、これは絶対作ってみたい!!と材料を買いそろえて(って上新粉くらいですが)、いざ挑戦。
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分量はmioさんの記事に従いましたが(白玉粉はなしで上新粉のみ)、生地を蒸すのに蒸し器がないので電子レンジで(普通の鍋でもできますけどね、、ごにょごにょ)、、などと無精をして検索して見つけたこちらのサイトも参考にしました。生地は2種類。ピンクはフリーズドライいちごを粉末にしたものとしょうが、緑は抹茶とシナモンで。最初、桜の花と葉のパウダーを使おうかと思ったのですが、色がつくくらい入れるとわたしには味が強すぎるので、ここではあえて桜は形だけ。


・・・えーとしかしですね、、写真を見て気付いた方もあるかもしれませんが、ここに写っている分は、生地が厚すぎました(汗汗)。自分では薄く延ばしたつもりだったのですが、焼いてみたらすごい厚かった。。さめてもパリパリにならないし、2回目に焼く分はさらに気合を入れてうすーーく延ばしました(の、つもり)。そしたら焦げたんですけどね、、、(悲)。あ、ここではトースターではなくて電子レンジオーブンのほうを使っています。
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これがその薄く伸ばしたほう。ぷわーっと膨らんでしまってますが・・・。見た目的には散々な出来でしたが、パリパリでおいしかったです。ちなみに分厚かったほうも、もう1回焼き足したらパリパリになりました。焦げましたけどね、、、やっぱり。


そうそう、型を抜いて延ばして抜いて延ばして最後に残った分を少しそのまま食べてみたのですが、ほんとに生八つ橋の味でした~。生八つ橋と焼き八つ橋って、名前は一緒だけど全然別のお菓子だと思っていたのですが、本当に同じだったのですねえ。
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ふむふむ、と納得しながらぽりぽり。あ、ついでに写してみたのは桜の甘酒です。甘酒は苦手ですが、少し前に友人と行った花見で味見させてもらったのが結構おいしかったので、桜にひかれて思わず買ってみました。実はこれまだ飲んでません・・・。いつのもうかなー。


甘酒は飲んでいないけれど、桜風味のお酒もひとつだけ。
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桜入りのはちみつをスパークリングワインで割って、桜の花を浮かべてみましたよ。なんでもスパークリングワインを入れないと(以下、クランブルに同じ)。おいしかったでーす。


というわけで、振り返ってみるとなんだかんだといろいろ作っていましたが(ってほとんどクッキーだけど)、作ろうと思って取っておいた桜レシピは他にも結構あったのです。ホワイトチョコのトリュフとか、ムースとか、淡雪寒とか、アイスクリームとか。特にアイスクリームは絶対作りたかったのですが、ここにはまともな冷凍庫がない(冷蔵庫の中におまけでついてるやつしかない)ので断念。


(※それにしても今回の桜レシピはすっかりクックパッドのお世話になりました。みなさん桜のお菓子のレシピいろいろ作られているんだなぁ、と感心した次第です。)
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さて、今回唯一作った冷菓がこのパンナコッタです。牛乳と生クリームで作る普通のパンナコッタ(いや、ゼラチンじゃなくて寒天を使いました、そういえば。レシピはこちら)に、桜入りのはちみつを添えて。甘くておいしかったです。


それから、実際に作ったけど失敗して、作り直しに至らなかったのが桜のメレンゲ。見事にダレました(涙)。このためだけに桜の形の絞り口金まで買ったんですけどねえ・・・。また来年、、って来年もまたこんなに桜ものばっかり作るんでしょうか私。今年はたまたま気が向いていろいろ作ったけど、来年はどうなることやら。。
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とりあえず今年は、残りの花見写真の整理と、桜グッズの消費に努めることにしまーす。
by zo.chika | 2010-04-24 00:23 | 一日一膳