冬深まり、色失せる山奥。
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きょうの桜: (6) 南禅寺、岡崎桜回廊十石舟めぐり、祇園白川、円山公園
桜づくしの1日でした
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雨続きの後、晴れてぐっと気温が上がった日。この日は一大(いや二大)イベントの日です。






なわけで朝からはりきって出発。地下鉄を乗り継いで最初の目的地へ。
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・・・で、目的地へ向かう前に地下鉄を降りたらこれです。地下鉄の蹴上駅を地上に出ると現れる蹴上インクライン。


蹴上インクラインとは琵琶湖から京都に水を引くために作られた琵琶湖疎水の一部にあたるのですが、これについて詳しくはこのあたりをご覧いただくとして、今は桜の名所になっている場所です。


名前くらいは知っていましたが、実際に桜の季節にここに来たことはありませんでした。
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ちょうど満開で、写真を撮っている人もたくさんいましたが、われわれは今日はこの先が長いので、ここはぐっとがまん。。


・・・でも通り道だし、せっかくなので上にあがって歩いてみます。
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うむ、線路ですな。


ときに線路の真ん中を歩くというのがわたしの夢なのですが(スタンド・バイ・ミーの影響ですかねぇ、、)、実際には線路に立ち入って歩くというのは難しい。でもここなら絶対電車が来ないわけで、ある意味夢がかなったと言えます(そうなのか?)。


先を急ぎつつも、写真も少しだけ。。
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線路と桜というのはいいですねぇ。


途中から歩いたせいかもしれませんが、あっという間に線路の終わりに到着。
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で、線路の終わりは、今日の最初の目的地でもありました。


これこれ。
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岡崎桜回廊十石舟めぐり。はい、お舟に乗るのです~。


連日の花見に飽きていたと思っていた人が、「舟に乗りながら桜が見られるらしいよ」と言ってきたので、ほうほうと思ったら、自分で持っている雑誌にも載っていました。琵琶湖疎水の一部、桜並木が続く個所「岡崎桜回廊」を舟で観光するというもの。町中で行きやすいし、ちょうど桜も満開だから、というわけで行ってみることに。


で、調べてみるとこれがやはり結構人気のようで、サイトを見ると、予約はなしで(その日の分の切符は朝から販売、先着順)、桜の時期は早い時間に売り切れることがあるということで、平日のなるべく早い時間を狙ってみました。
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15分おきの出発で、最初の便は9:30出発、切符の販売は9:15からとのこと。われわれが着いたのは9時半過ぎ頃でしたが、その時点で、売り場には「現在の待ち時間1時間半」との張り紙が。。 げげっ。


でもまあ、行ってみると、朝から並んでいた人の列が切れた後だったのか、切符売り場自体には列はそれほど並んでおらず、無事11時半の切符を入手。2時間待ちといっても、2時間ずっとそこで待っていなければならないというわけではなく、出発10分前くらいに乗船場に戻っていればいいので、切符さえ買ったらあとは安心して近隣を散策です。


というわけで、いったん乗船場を後にします。
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先ほど歩いたインクラインを眼下に、乗船までの待ち時間に予定していた次の目的地へ。


ここまで来たら、やっぱりあそこですよ。
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南禅寺~。5年前の京都花見旅行のときもちらっと寄ったし、結構好きなお寺です。何度か来ていますが、また桜の時期に戻ってくることができてうれしい。


当然というか、ここも結構な人出でした。
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しかし皆さん朝早いですねぇ・・・。


こちらも桜は満開で、漆黒の建物を背景に桜が舞い散る様子が何とも言えず絵になります。
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さて、南禅寺は好きで何度も来ているとか書きましたが、実は山門(これ↑)にのぼったことがなかった、らしい(覚えがない)。なもんで今回は上にあがってみました。


急な階段をのぼって上に出ると、そりゃもう結構な眺めでございました。
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近くの桜も遠くの桜も一望にできるぜいたくさ。それにしても京都は緑が多いですね。


しかしですね、眺めがいいのは非常によいのですが、入場料(?)が500円というのはどうか、とひそかに思った次第であります。
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だって、境内の他の場所にも同じ券で入れるのかと思ったら全部別々なんですよー!山門は確かに立派なのですが、上るだけで500円かぁ、、と思ってしまったのはわたしだけでしょうか。。ま、保持も大変だろうし仕方ないんですかねぇ。


そんなことを思いながら地上へ。
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その後は方丈も庭園も入らず、ぷらぷら。桜も満開でしたが、新緑もきれいでしたよ。

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いろんな桜と新緑を楽しみつつ。

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南禅寺は境内に入るだけなら無料ですし、山門に上らずとも方丈に入らずとも、境内を歩いているだけで桜もじゅうぶん楽しめると思います。


桜以外の見どころといえば、やはりこちら。
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水路閣。初めて見たときは、お寺に水道橋?と驚いたものでしたが、南禅寺を特徴づける景色のひとつですね。こちらも、先述の琵琶湖疎水の一部をなしていたものです。


ここは特に桜ではないけれど、なんとも写真映えするのよねぇ、とついまた何枚も撮ってしまいます。
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上にものぼれます。

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こういうところを歩くのは結構好き。


で、水路閣の上を歩くコースもあるようなのですが、そういえばそろそろ舟の時間も気になるので、あまり奥へは行かず。南禅寺も隅から隅まで歩いたら相当見応えあるのでしょうね。
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それにしてもこの日は暑かった!天気がいいのは嬉しいのですが(※3~4月は本当に寒くて天気の悪い日が多かったのです)、日差しのまぶしいこと。いちおう持ってきたコートを腕に歩きつつ、帽子を忘れたことを激しく後悔。


舟の上とか暑いかも、、とふと不安になりつつ、汗をふきふき、ぼちぼち南禅寺を後にします。
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入ったのと別の門から出たので、ぐるっと回って元に戻ります。

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改めてみると、南禅寺のまわりは水が多いですね。


てなわけで、十石舟めぐりの船着き場へ。
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南禅寺で結構うろうろしたので、なんだかもう1日半分終わった気分でしたが(ま、実際もうお昼なんですが)、本日最大のイベントその1はここからなのです。


・・・えー、乗船時間には余裕で早く着いていたのですが、乗船の列に並ぶのがちょっと遅れたために、席選びで失敗することになります。それについてはのちほど。


ともあれ、いざ出発~。
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朝いちは青空が出ていたのですが、この頃は薄曇り気味なのがちょっと残念。


さて、舟が出てからほどなく平安神宮の大きな鳥居が見えてきます。
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えーとですね、ご覧のとおり、舟には屋根がついています。かなり低い屋根なので、写真を撮るには結構邪魔だったりします・・・。写真を撮らなければ別に気にならないのですけどね(おかげで直射日光じゃなくて済んだし)。


平安神宮~っと思っているうちに、あっという間に通り過ぎました。
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そうそう、舟の屋根は結構低いのですが、低い橋の下を通るときは、それがまたグィーンと下がっていっそう低くなります。で、橋を通過するとまた上がるわけです。どうでもいいことですが意外と楽しい。


そうやって頭をかがめつつ、屋根の下から覗きあげるように桜を眺めつつ、舟は進みます。
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さてこの日は、舟の進行方向右側(北側)に陣取りました。疎水沿いに並ぶ桜並木が枝を垂れて風に揺れるのが間近に見えてこれがまたよいのです。


で、平安神宮を過ぎたあたりから、その桜がどんどん水面(と舟)に迫ってくるのです。
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ずんずん
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ずいずい
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ほら、、
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わぁ、
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あわわわわ。。。


本当にもう手をのばしたら届きそうなところに花が迫ってきていて、咲き誇るというか咲き乱れるというべきか、ともかく圧倒的でした。
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圧倒されているうちに折り返し地点へ到着。行って帰って(同じルートを折り返す)約25分の短い道のり(?)なものですから。


帰り道は道路側。
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沿道の人々に手を振るのはお約束(結構みんな手を振ってましたよ~)。

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次の便の舟とすれ違います。


・・・と、そんな感じで帰りはわりとあっさりと。
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とにかく往路の、ずんずんと桜が迫ってくる光景がすごかったので、帰りはちょっと気が抜けたかも。。


しかし全体的には、予想外に(?)盛り上がりました。最初にちらっと書きましたが、乗船時に列に並ぶのが遅れて席が後ろのほう(いちばん後ろではない)になってしまい、写真を撮るには屋根がやや邪魔だったのと、やはりいちばん前か後ろのほうが視界が開けてよかったように思います(わたしの席からの眺めはこんなでしたから)。


疎水を進んでいる間は、多少は席を離れても大丈夫でしたが、あまり体を乗り出したりはできませんし、屋根が下がっているときは席に着いていないといけないですしね。
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なもんで、もし舟に乗ることがあれば、しっかり列に並んで最前列をキープするのがよいかと思われます。あ、ちなみに11時半前に乗船地に戻った時点で乗船は4時間待ち(!)、12時頃に船を降りたときにはこの日の分の乗船券はすべて売り切れていました・・・。平日とはいえ、ちょうど桜が満開の頃だったので、早く行ってよかったねぇ、と顔を見合わせたのでした。


*5/5注記: ちなみに2010年春の岡崎桜回廊十石舟めぐりは3/27~5/5まででした。ブログでのご紹介が遅くなってごめんなさい!


さて、満足して舟を降りたあとは、本日の次のイベントまでしばらく時間ができたので、ぷらぷらと付近を歩きます。
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さっき舟に乗って進んだ疎水沿いに今度は沿道を歩きます。

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さっきちらっと見えた平安神宮の鳥居の前も通り過ぎ

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日陰を選んでてくてくと歩き(暑い、、、)

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こんなところに出ました。

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知恩院。どーん。

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ここも桜の名所のひとつでしょうか。やはり5年前の花見でちらっと寄っていますが、この日はここまで結構歩いていたし、ちょっと疲れていたので、中には入らず。巨大な階段の前で休憩がてら写真を撮っただけ。


さらーっと。
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わたしは知恩院のこの山門前の桜のたたずまいが好きです。5年前にも同じように思ったのを改めて思い出しました。


そんなわけで、中に入らない割には結構写真が多いのでした。
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しかし、もう昼の時点で桜は結構おなかいっぱい見たかも、、ってな気分だったことは確かなんですが。


しかしまだ先はあるのですよ。
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ということで、知恩院を後にして、また歩く。


それにしても次までまだ時間はあるし、かといってあまり遠くまでは行けないので、どこかこのあたりで見るところは、、と考えて向かったのがこちら。
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都をどりのちょうちんが下がる祇園界隈へ。ここは河原町通りの北に位置する、祇園白川と呼ばれる地域です。わたしは祇園というと、南側の花見小路のあたりばかり通っていたので、こちら側にはあまり来たことがありませんでした。


でも、このあたりも桜の名所としてよく名前を聞くので、桜の時期に行ってみたかったのです。
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で、これがまた、木の橋がかかる小川沿いにお店が立ち並ぶ情緒ある通りで、これぞ祇園!という雰囲気。

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どの時期でもきれいでしょうが、そこに桜が花を添えていっそう華やかでした。


写真を撮るのも、また歩いているだけでも楽しい。
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満開の桜が風に揺れて舞い散る下を歩く人々も、みんな楽しそうでした。


わたしも楽しくて、なんだか今年は5年分くらい花見をしたかも、などと思いながら歩きました。
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(思えば実際、ここ5年くらいの間、桜の時期には日本を離れていることが多く、特に東京では桜を見ていないのでした。)


そんな話をしながら通りを抜けて、1本道を渡り、もうすぐ鴨川沿いに出る、というところで、思わず立ち止まる。
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上を向けば、これでもか、というほどに重なって覆いかぶさる桜の木。


そして下を見れば、満開を迎えて、はらはらと散り始めた花びらが路面を覆っています。
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たくさんの家族連れに、子供が道路に落ちた桜を両手ですくい上げて飛ばし、花吹雪を作っていました。(えー、いい大人ですがわたしもやりました。)


と、そんなことをやっていたら、突然びゅーっと風が吹く。
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ぶわーーーっと。


わざわざ自分で作らずとも、本当に目も開けていられないほどの花吹雪。
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これ以上はない、いっぱいいっぱいな満開。

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目を閉じて頬に額に桜の花びらが当たるのを感じながら、ああ、今年はほんとうにおなかいっぱい桜を見た、と思った瞬間でした。


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ごちそうさまでした。




・・・と気分的にはもうここがこの日のクライマックスだったのですが、えーと本日のメインイベントその2がまだこの後に控えているのです(!)。
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ここから鴨川を渡って高島屋に行き、あれやこれやと買いこんで再び鴨川の東側に戻って向かったのは円山公園京都に滞在中だった友人夫妻とお花見をするのです。


せっかく桜の時期に日本にいるのだから、正統派なお花見をしなきゃね、と話していて、場所をどこにするか悩んで調べたりしたのですが、どこがいいか今いち見当がつかず、結局しごく王道に円山公園に落ち着いたのでした。少し前に別の友人たちともお花見に来て、そのときは茶店で宴会をしましたが、この日は食べ物やら何やら持ち込んで準備万端なお花見。


それにしてもわたしだってこんなベタなお花見をするのは非常に久しぶりだったので、なんだかわくわくしつつ、花見客でごった返す公園内へ、いざ出陣。
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それにしても、平日だというのにやたら混んでます。


前回は八坂神社のほうから入ってあまり中へ進まなかったのですが、この日は桜と花見スペースを求めてずんずんと中へ。
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と、突如現れた巨大な桜。

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これは円山公園でいちばん有名な(らしい)しだれ桜。どのへんにあるんだろう、と思っていたらありました。写真を撮る人だかりもすごかったです。でも写真に入りきらない、、、。


きょろきょろしながら奥へ奥へと進みます。
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今年はやりのお方もいました。^^


それにしても、京都一の花見宴会スポット(と読んだ)だけあって、そこらじゅう花見客でぎっしり。東京でいえば上野公園みたいな感じでしょうか(もう何年も行ってませんが)。ブルーシートで場所取りしているところも多数。ぐるっと周ったあと、団体客の合間でちょこっと空いていた木の下の小さなスペースにちんまりとおさまります。
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(※この木↑の下じゃないですよ、念のため。)時刻は3時半か4時くらい。少しずつ西日になってきました。


荷物を置いてシートを広げたら、いそいそとビールにおつまみを出す。
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ミックスあられも桜の形。もうなんでもありですから。


ちなみにビニールシートやコップ等は100円ショップで買って持って行き、おつまみやお弁当、飲み物等はデパ地下(高島屋)で調達。公園に着くまでの間にコンビニで氷を買い、ビニール袋に入れて即席のクーラーに。飲み物はそこで冷やしておきました。1~2時間くらいなら持ちます。


なわけで、お花見の主役(?)のお弁当。
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お弁当も当然、桜をモチーフに。スパークリングワインもピンクのロゼで、これでもか、と桜(色)づくしです。ここまで来ると友人らも笑ってましたけどね、、せっかくやるならとことんやるよ。大和魂を見せておかないと(ちょっと違)。


ほんとうはお弁当は作っていこうか、という話もしていたのですが、お互い忙しかったのでそこは妥協。
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まあ、この日は花見を楽しむのがいちばんの目的だったので、それでもいいよね、と。


ここからあとは、のんびり飲んで食べておしゃべり。もう写真もほとんど撮っていませんでした。まあ、桜の写真は、これだけ撮ればもういいだろう、ってくらい(いやそれ以上に)撮ってますからね。



そうこうしているうちに暗くなってきて、周囲のブルーシートにも会社帰りの新年会らしき団体さんが増えてきたところで、ぼちぼち引きあげることに。(もっと長居してもよかったのですが、座っていた場所の桜は特に電気がついていなかったのでもう暗かったのです。)
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沿道には松明が灯され

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大きなしだれ桜はライトアップされていました。

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盛り上がる人々を横目に、円山公園を後にしました。



この後はまた川を渡って先斗町まで歩き、適当な居酒屋でだらりだらりと11時過ぎまで飲んで友人らと別れ、そこから家のほうまでぷらぷら歩いて帰って、さらに近所で1杯飲んで帰宅。長い長い、そして濃い1日でした。


たくさん花見をした今年の桜シーズンのなかでも、というか今までの人生で考えても、おそらくこの日は最もどっぷりと桜に埋もれた1日だったのではないかと思います。忘れられない思い出ができました。
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桜に、京都に、友人たちに、どうもありがとう。


・・・でも花見はこの後もまだ続きます~。
by zo.chika | 2010-04-06 21:57 | 季節