冬深まり、色失せる山奥。
by zochika
最近の記事



☆去年の今頃☆



flickr
my travel photos
旅の写真。



(c) 2005-15 zochika. All rights reserved.
email

きょうの桜: (5) 龍安寺と嵐電
d0008146_12394341.jpg
引き続き暖かい週の始まり。ようやく本格的に春らしくなってきました。





週の初めの月曜日。週末に桜が満開を迎える場所が多く、前日も出かけたけれど、まだ今のうちにどこか、、とこの日もそわそわ。昼間は曇りがちでしたが、曇りのち晴れという天気予報を信じて、夕方くらいからいそいそと出かけてきました。
d0008146_18325915.jpg
この日は京福電鉄の嵐電を利用。一両編成で区間によっては路面電車になったりする、とってもローカルな感じの電車です。


そんなわけで、普段からいい感じなわけですが、この日は駅に行ったらこんなものが。
d0008146_18331876.jpg
おたべ電車ピンクの電車! ※わたしはこれをひそかに「おたべ電車」と呼んでいましたが、実際に宣伝していたのはちがう会社でしたね、、ははは。


桜の季節には電車までピンクになるとな、、おそるべし京都。。 でも実際に乗ったのは違う電車でした。ちなみにこのときは二両編成!になってました。混雑する時期だからでしょうか。


しかし。ピンク電車で驚いていてはいけません。その後乗り継いだ電車に乗ってまたびっくり。
d0008146_18335463.jpg
電車のなかにもひらひら桜が、、、


花見客(たぶん)でかなり混んでいたのですが、座って落ち着いて車内を見回すと、、
d0008146_18341446.jpg
向こうにもひらひらが。。 というか車内広告もぜんぶ桜桜桜!


あまりの徹底した桜桜ぶりに思わず笑ってしまったこれは、「御室仁和寺桜電車」という企画でした。嵐電の北野線は、短い区間ながら沿線に仁和寺、妙心寺、龍安寺、等持院、さらには北野天満宮と、そうそうたる神社仏閣が並ぶ路線なのでした。そのなかには桜の名所も多く、これは特に仁和寺の桜をモチーフにしたデコレーションだったのだそうです。いやあ、なんだかすごかった。


ところで、神社仏閣もいいですが、車窓からも桜は見られます。
d0008146_18343470.jpg
とくに鳴滝~宇多野駅の間は、線路の両脇に桜の木が立ち並び、桜のトンネルの中を電車がくぐり抜けて走るのです。いいですね~。


そうやって車窓の桜を楽しんでいるうちに、あっというまに目的駅に到着してしまうのです。
d0008146_18351975.jpg
目的地の最寄り駅で降りてから、のんびり歩いて・・・といきたいところでしたが、かなり拝観時間ぎりぎりで行ったので(汗)、よそ見もせずにすたすた歩きます。


で、到着~。
d0008146_18422039.jpg
はい、本日最初の目的地は泣く子も黙る(そうなのか?)龍安寺でした。15個の石が並ぶ石庭があまりに有名なお寺。もちろん京都には有名なお寺が多数ありますが、ここはそのなかでも最も有名なお寺のひとつではないでしょうか。観光で京都に初めて行く人は必ずといっていいほどここに立ち寄るのではないかと。


で、わたしもご多分にもれず、たぶん1回目(中学の修学旅行)か2回目(大学1年のひとり旅)のどちらかで行っているはずなのですが、、どちらもあまりに遠い昔なので(汗)ぜーんぜん思い出せません。。今回ほんとうに久しぶりに訪れました。


拝観はこの時期は5時半まで(5時までに入る)で、拝観所要時間は約30~40分とウェブサイトに書いてあったので、とりあえず4時半くらいまでには着かねば、と急いで来たのですが、この時点で4時15分くらいだったでしょうか。とりあえずひと安心。
d0008146_18593960.jpg
まずは桜のお出迎え。まだまだ明るいし、予報通り晴れてきたのでよかった。


山門をくぐって敷地に入ると、すぐ左手に池があります。
d0008146_19181216.jpg
ここの池の散策・・・もよかったのですが、ま、何はさておき石庭でしょうか、やはり、、というわけで、とりあえず順路にそっててくてくと歩きだす。
d0008146_19202559.jpg
d0008146_19203144.jpg
d0008146_19214655.jpg
d0008146_19203629.jpg

桜、満開でした~!

d0008146_1926871.jpg
方丈へ向かう参道の脇というのでしょうか、きらびやかでこそないものの、よく手入れされた庭が美しく、時間があったらもっとゆっくりと眺めていたかったです。


が、時間がないので、そそくさと先へ。
d0008146_19341542.jpg
石段をのぼって方丈へ。


靴を脱いで中に入ると、いよいよ石庭、、、
d0008146_19362898.jpg
、、、のミニチュア。^▽^ よくできてます。ちゃんと波模様もあるし。


で、今度こそ石庭。
d0008146_19372614.jpg
おおー
d0008146_195239.jpg
おおおーー
d0008146_1952965.jpg
しだれ桜が美しい。



・・・えー、一歩下がって見てみましょうか。
d0008146_1955459.jpg

・・・。
d0008146_1956329.jpg
こんなことになっていました、、、。


まあ、世界の龍安寺ですから(ですよね?)、混雑は覚悟していたのですが、さすがにこの庭の人だかりは引きました。。もっとも、実はもっと人が多いだろうと思っていたのですが、お寺に着いてみたらそれほどではないかなーとか思っていたのです。拝観時間ぎりぎりだったからかもしれませんが。


なんにせよ、これじゃゆっくり見た気にもならないよねぇ、、というわけで、ぐるっと方丈のまわりを1周。
d0008146_21381929.jpg
さらーっと。
d0008146_2140629.jpg
えー、どの庭以外の庭も美しいのですが、なんだか人の多さに圧倒されてしまって、ゆっくり見る気が起こらず。。まあ、自分だってそのうちのひとりですからね、文句は言えませんが。


そんなわけで、時間がなかったこともあり、そそくさと方丈をあとにしたのでした。
d0008146_1951962.jpg
普通の人(=わたし)にとって、龍安寺といえば石庭、石庭といえば龍安寺、というくらい龍安寺はこの石庭が知られていると思うのですが、今回久しぶりに行ってみて、ゆっくりじっくり見られなかったこともあり、なんだか印象が薄かったかなぁ、というのが正直な感想でした。特にここ数年、枯山水の庭に魅かれて、京都に来るたびにあちこちの寺院の石庭に足を運んできたなかで、個人的にここよりも気に入った石庭はほかにもありましたし。


もちろん、歴史も建築も造園学にもうとい一般人の個人的な感想ですから、参考にはならないと思いますが。
d0008146_21514960.jpg
ともかくも、そんなことを考えながら、さらに順路の先を進みます。


今度は、梅苑・桜苑がありました。
d0008146_2153399.jpg
せっかく桜の季節だからね、ととりあえず行っておく。 


どれどれ、
d0008146_22312896.jpg
ほぉー。


・・・が、このあたりから、だいぶ外が薄暗くなってきて、残り時間もさることながら、写真の写りが気になる、、、(汗)


それにしても、こんな庭があったのねぇ、と再び思いながらぐるっと1周。
d0008146_21593618.jpg
なんか山奥のハイキングの道のようです。 ←ってこんなに整えられた庭に対して失礼な、、


でもほら、山奥はともかくなんとなく秘境っぽいような。
d0008146_99599.jpg
写真がだめすぎて判りづらいと思いますが(汗)ここの桜はすとんと背の高いものが多かったような気がします。うっそうと立ち並ぶ桜の木の下を歩くのはなんだか不思議な感じでした。
d0008146_995330.jpg
・・・なんというかですね、このときの印象に似ていたのですよ。・・・ま、全然違うじゃん、と言われればそれまでなのですが。


背の高ーいの以外にもいろんな桜がありましたよ。
d0008146_9102752.jpg
たぶん桜じゃない花もあったと思うのですが、詳しくは聞かないでください。


いかん、先を急がねば、、(そればっかですみません)
d0008146_9105040.jpg
境内に湯豆腐屋があるのですね。もちろんもう閉まってましたが。


そしてようやく池到着。
d0008146_9113746.jpg
鏡容池というのだそうです。ここまで来れば、この池が最後ということはわかっているので、ようやく落ち着いて見て回ることができました。いやはや、やっぱり時間に余裕を持って来るべきですね、こういう場所は。


それにしても、ようやく落ち着けたと思ったらこの暗さ。。
d0008146_9135444.jpg
写真はともかくとして、対岸の桜をのぞむ池の眺めはとってもきれいでした。


遠くに桜、近くに違う花々をめでつつ、池の周りを散歩。
d0008146_9161251.jpg
でもほら、なんだかここもやっぱりここみたいな感じ、、(どこが?と言われましたけどね、、えぇえぇ)


まあ、タスマニアはともかく、急ぎ足で最後は暗くなったけれど、予想外に(え?)楽しめた龍安寺散策でした。
d0008146_921158.jpg
今回、ものすごく久しぶりに訪れた龍安寺で印象に残ったのは、石庭よりもそれ以外の庭や散策路でした。何度も書いたように、石庭ばかりが有名な感のある龍安寺ですが(少なくともわたしはそう思っていた)、鏡容池はもちろんのこと、他の場所も派手さはないものの凛とした美しさが漂い、ほんとうにもっとゆっくりと散策したかったです。


そしてもうひとつは、外国人の多かったこと!いや、外国人が多かったことそれ自体は驚きではないのですが、それに対して日本人が少ないのが意外でした。歩いていても聞こえてくるのは外国語ばかりで、ここにいた日本人はわたしひとりだったんじゃないかというくらい(いや、それは言いすぎですが)。


この点については、ちょうどこのとき京都は桜が満開の時期で、日本人観光客はもっと桜の有名な場所に流れていたのかなぁ、というのがわたしの推測なのですが、さてどうでしょう。
d0008146_9343265.jpg
以上、桜が満開の龍安寺でした。


・・・あ、と、もうひとつおまけ。
d0008146_9345019.jpg
駐車場脇の桜もすごかったです。さすが龍安寺(?)。


さて、このあとは、少し歩いてカフェで休憩。
d0008146_9404460.jpg
妙心寺にほど近い住宅地に静かにたたずむCoffee FUKUI。店の前のディスプレイにも表れていますが、オーナーの方が猫(または猫グッズ)好きなのではないかと。^^


午後6時の閉店まで30分しかなかったのですが、しばしのんびりしました。
d0008146_9434876.jpg
ここに来たら揚げたてのドーナッツ、とあちこちで読んだのでそのとおりに。閉店間際だというのに、ちゃんと揚げたてを出していただきました。まっとうにおいしい。


で、これで花見の1日も終わり・・・かと思いきや、この日のメインイベントは実はこのあとにありました。
d0008146_954811.jpg
ぷらぷらと嵐電方面に戻り、うだうだと暗くなるのを待ちます。



時間つぶししてまで待っていたのは、「夜桜電車」。嵐電の北野線のうち、桜のトンネルになる鳴滝~宇多野駅間の桜が夜になるとライトアップされるのに合わせて、「車内灯を消灯し、スピードを落としてライトアップ区間をゆっくりと走る」のだというのです。


この企画のことをどこかで見て、なんて粋な演出!と感心したものの、よく見たらもう開催期間最終日の前日。もともと1週間程度の短い企画ではあったわけですが(2010年は3/31~4/6)、こりゃ急がねば、と慌てて出かけることにしたのでした。でもって、さすがのわたしも(?)このためだけにわざわざ出かけるのは少々気が引けたので、その近くでどこか他に桜の名所・・・ということで決めたのが龍安寺だったのでした。
d0008146_10114225.jpg
というわけで、この日はローカル電車の2駅間が第一の目的、世界の龍安寺がそのついでだったのでした。 ̄▽ ̄;


しかし、もともとが200m程度(!)の短い駅間で、スピードを落として走行するとはいえ(ってもともとかなりゆっくり走ってますけどね、、)きっとあっという間に終わっちゃうんだろうな~と思うと、なんだかカメラを握る手が緊張してきました(汗)。何本か電車をやり過ごし(そこまでして待つ・・・)、そろそろいいだろう、という頃になって電車に乗り込むと、やはり同じことを考える人が多いのか、車内には既にカメラを持った人がたくさん窓に張り付いていました。


電車は宇多野駅を発車し、いよいよ、車内消灯!
d0008146_114432100.jpg
おおーーー


・・・って言っているうちに、本当にすぐ鳴滝駅に着いてしまいました(ガーン)。焦ってシャッター押してましたが、あとで見たらどう考えても設定間違い(ガガーン)。見事に全滅。。


最後のほうに、電車のうしろの窓から、人の頭ごしに撮ったのがこれ。
d0008146_11443888.jpg
なんとなくイメージ伝わりますでしょうか。ダメですかね、やはり。とほほ。


駅について一瞬、そこで降りて反対方向の電車に乗ってもう1回写真撮ろうかと思いましたが(実際そうしていた人はいたと思う)、さすがにここまで時間つぶしをして乗ったので、連れに申し訳ないと思い、それは思いとどまりました。あとは翌日また来ようかとかね。来ませんでしたけど。


でも、写真はともかくとして、ライトアップされた桜のトンネルをくぐるのは楽しかったです。えー、これだけのためにわざわざ北野線まで来て乗ることはないかもしれませんが、沿線のお寺を散策したりした帰りに乗るぶんには十分すぎるほど楽しめると思います。とりあえず満足。
d0008146_1151323.jpg
こうして、行きも帰りも楽しめた短い電車の旅でした(あ、あと龍安寺もね!)。花見記録はまだまだ続きますよ。
by zo.chika | 2010-04-05 23:52 | 季節