冬深まり、色失せる山奥。
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夏の味の名残と夏の名残の味
夏が終わったので余裕で夏の余韻にひたる今日この頃
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ふだん、市販の甘い炭酸飲料はほとんど飲まないのですが、たまに飲むときはジンジャーエールが好きです。そのまま飲むのも好きだし、他のものと混ぜて飲むのも好き(お茶とかフルーツジュースとか)。カクテルでもジンジャーエールを使ったものが好き。基本的にしゅわしゅわした飲み物が好きで(ガス入りのミネラルウォーターもスパークリングワインも大好き)、しょうがも好きだから、まあ当然のことかもしれません。





で、そんなに好きなら自分で作ればいいじゃないか、という話です。
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しょうがを砂糖と水、場合によっては他のスパイス類と一緒に煮込んだシロップを炭酸水で割るという単純なものですが、何年前だったか初めてネットで見たときは、ジンジャーエールが自分で作れるなんて!目からうろこでした。が、試さないまま月日が過ぎ、最近でもあちらこちらのブログで作られているのを拝見したりして、よし、今年こそはと重い腰を上げたのが8月のはじめだったでしょうか。


さて何回も書いているとおり、この夏は砂糖の代わりにはちみつを使ったアイスクリーム作りに精を出していた関係で、ジンジャーエールも砂糖でなくはちみつで作ってみようではないか、と思ったのも自然の成り行きでした。


ざっとネットで検索しただけでも、しょうがをはちみつに漬けて(場合によっては煮込んで)炭酸水で割るという「はちみつジンジャーエール」は結構いろいろなところで見かけたので、自信を持って(でも少量で)実験開始。
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しょうがは切ってそのままだったり、最初に茹でておいたりといくつかの方法を見ましたが、わたしはさっと湯通ししてみました(あく抜きのつもり。気持ちだけ)。しょうが以外に入れるものとしては、唐辛子とシナモンというのを結構よく見かけました。レモンを入れるというのも見ますね。わたしはそこにクローブとカルダモン、黒こしょうも。


材料が準備できたら、全部一緒にはちみつに漬けるだけ。砂糖を煮込む手間もなく、この上なく簡単ではありますが、スパイス類を煮込まない分、風味がはちみつに抽出されるのに時間がかかるわけで、漬け始めてから冷蔵庫に入れて少なくともひと晩、できれば2~3日くらいは置いたほうがよさそうです。


で、数日間そわそわと待って、はちみつにスパイスの風味が移ったなら、いそいそと氷と冷えた炭酸水を準備。グラスにはちみつしょうがシロップと氷を入れて、炭酸水を注ぐ。
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自家製(はちみつ)ジンジャーエール、いっちょあがりー。冷たくてしゅわしゅわで、ほんのり甘くて、そしてぴりっとしょうがの風味がきいていて、夏の暑い日にぴったり(※これ8月のはじめでしたから、、はい。)


さて、初めて作ってみて思ったことは、これはこれでおいしかったけれど、普通の(市販の)ジンジャーエールとはちょっと味が違います。最大の理由は、当然というか、はちみつの味がすることですね。要ははちみつの水割りを飲んでいるわけですからね。


また、このときは、カルダモンに包丁で軽く切れ目を入れておいたのですが、黒こしょうと唐辛子も砕くとか刻むとかしておいたほうがよかったかなという感じでした(ので、その後はそうしました)。
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あと、飲むときに、さらにしょうがの絞り汁を足すと、いっそうガツンとスパイシーになってよろしいです。レモン汁も足すとなおよいですね。


また、はちみつの味がしっかりするということは、使うはちみつによって出来上がりの味わいも違うわけで、いろいろ試してみるのも楽しいです。わたしは、くせのあるはちみつもマイルドなはちみつでも、どちらでも楽しめました。ちなみにここまでの写真では、瓶に入ったはちみつと、グラスに注いであるはちみつは別々のものです。ちょっと色が違うのがわかるでしょうか。


いずれにしても、はちみつもスパイスも結構たくさん用意して作らないと、あっという間に飲みきることは確実でした(写真の小瓶はジンジャーエールにして小さいグラス2杯で終了)。
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はちみつがなくなった後のスパイス類は、まだ味は残っているので、捨ててしまわず再利用しましょう。くーさんもおっしゃっているように煮出して紅茶に入れたりするのがお勧めです。しょうがは細かく刻んでケーキに入れるというのも読んだことがありますし。


さて、この自家製はちみつジンジャーエール、その後も何回か作ったのですが、8月の終わりに近所の川原でピクニックした折にも持っていきました。で、そのときはスパークリングワインで割ってみたところ、なぜか普通の炭酸水で割ったものよりも本物のジンジャーエールっぽい味になって驚いたのです。


そのときは酔っ払ってて味がわからなかったのかも、、と自分でもちょっと思ったので、後日、再度試してみました。今度はしらふ状態で。
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む、、、やっぱりジンジャーエールの味だ~!(写真じゃわかりませんね)


なぜ、味のない水よりもスパークリングワインで作ったほうが普通のジンジャーエールみたいな味になるのかはよくわからないのですが、ワインの味ではちみつの主張が少し和らぐのか、また普通のガス入りミネラルウォーターよりもスパークリングワインのほうが炭酸が強いので市販の炭酸飲料に近い飲み口になるのか、まあ何にせよわたし的には大歓迎なんですが。ほほほ。ただ、これ酒の味がほとんどしなくなるので、飲みすぎには注意かもしれません。


ところで、その川原でピクニックのときにもうひとつ用意したお酒がありました。
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6月の終わりに漬け込んだライチ酒。少なくとも2か月は漬け込んでおこうと待っていたら、気づけばもう2か月経っていました(はやっ、、)。


2つあるのは、小さいのが間違えて買ってしまった(汗)ジンで漬けたもの、のっぽのがその後改めて買ったウォッカで漬けたもの。どちらも2か月経って、だいぶ色が変わりました。(※あまり長く漬け込むと種から苦味が出るので、途中から種を取って漬け込みを続行するという話も読んだので、わたしもこれから種を取ろうと思います。)


で、ピクニックのときはスパークリングワインとジンジャーエールで割って飲んでみたのですが、やはり酔っ払っていて味がよくわからなかった気がするので、こちらも後日、ジンジャーエールで試飲しなおし。
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これは自家製ではなく市販のジンジャーエールで。レモンでもいいですがこのときはシークワーサーを添えて。ライチの甘い香りが、ぴりっとしたしょうがの味に負けずに感じられておいしい。ライチとしょうがは合いますね。


あ、そういえばライチといえば、ライチの果実とミントをブレンダーにかけて漉しとったジュースをシャンパンで割るという飲み物を、先日はジンジャーエールで割って飲んでましたが、その後ちゃんと(?)スパークリングワインでも試したのでした。
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予想通りさっぱりと上品な味でおいしかったですが、ジンジャーエール割りのほうが個人的には好きだったかな。生のライチが出回っているうちに買ったものを冷凍しておいて、それを半解凍して作ったのですが、ひと口飲むとしばし初夏の気分でしたよ。


で、ライチ酒に話を戻すと(話がとびまくってすみません)、こういう果実酒は、通常は酒自体に強い味のないウォッカなどで作ることが多いようで(ブランデーなどで漬けるものもありますが)、ジンのように個性的な風味のあるものだとどうだろう、と思ったのですが、漬け込み期間中にときどき香りをかいだりしていていたら、意外なことにジンのほうが香りがいいのです。単にわたしがジンが好きというせいなのかもしれませんが、こちらのほうがライチの香りも引き立っているような気がするし。気のせいですかね。


ただ、ジンジャーエールで割って柑橘を加えて飲むと、もはやジンかウォッカかはあんまりわからなかったかも(汗)。もっと濃く割って飲まないとだめですかね、、(違)
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もっとも、ここで使ったジンジャーエールが特にしょうが風味の強いWilkinsonのだったことも理由のひとつかもしれません。


日本でジンジャーエールというと何といってもCanada Dryがいちばん一般的でしょうし、わたしもこれはこれで普通に好きなのですが、ウィルキンソンのは格段にしょうがの味が強いので、たまに飲むとガツンときます。それにしても、今リンクを貼るのでページを見て初めて知ったのですが、ウィルキンソンは日本のブランドだったのですね(名前の元になった創業者のウィルキンソンさんはイギリス人)。ちょっとびっくり。


で、今までジンジャーエールは日本ではカナダドライかウィルキンソンのばかりだったのですが、この夏は他のブランドも見かけたので試してみました。
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先頭に堂々と写っている小さいのが、今年初めてみたn.e.oプレミアムジンジャーエールというもの。夏の間にネットで紹介記事を読んでふーんと思っていたら、近所の店に普通に並んでいたので思わず購入。


(ちなみに写真のいちばん奥でほとんど見えてない(汗)のがこれ。去年か一昨年か、ともかく数年前にもいちど見かけていたのですが、今年また出ていました。ちょっと甘すぎる気もするのですが、しょうがの味は結構ちゃんとしておいしいです。緑の瓶は右がウィルキンソン、左がカナダドライ。しかしカナダドライの瓶って初めて?見たかも、、、近所のさびれた酒屋で何年前からあるんだろうという感じの古い瓶があったので即買い(違)。)


さて「本物のジンジャーエール」と銘打たれたこの「neo」、他のものとどれくらい味が違うのでしょう、というわけで飲み比べ。
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比較対象はカナダドライ。それぞれをグラスに半分づつ入れたところ。色からして全然違いますね。手前の「neo」は色が薄く、ちょっと濁っています。


さて、確か件の紹介記事では、ジンジャービアをを意識して作られたというような話が書いてあったように思うのですが、飲んでみると納得。ちなみに日本ではあまりなじみのないジンジャービア(ginger beer)は元々はしょうがを発酵させて作った炭酸飲料で、しょうがの風味も甘みも強く、くせのある味です。炭酸水にしょうがと甘味料で風味付けをしたジンジャーエール(ginger ale)はジンジャービアが起源という話も聞きますが、今ではジンジャービアも市販のもはジンジャーエールと同じような製法で作られているということです(伝統的な製法で作られているものもあるようです)。


で、「neo」はまさに外国で飲んだそういうジンジャービアという感じで(ジンジャービアにもいろいろありますが)、味も「しょうがの風味と甘みが強い」、これに尽きます。そのまま飲むには、しょうが好きのわたしでもちょっと濃いかなーという感じ(というか甘すぎる)。


でもこれ、そもそも元は本格的なジンジャーエールを使ったカクテルを作るために生まれたという話なので、飲み比べもカクテルで(←やっぱり酒が入るんだな、、)。
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グラスに半分ジンジャーエールを入れたところにビールをどぼどぼっと。ビール+ジンジャーエールでシャンディーガフです。パブに行ってガツンとビールが飲みたい気分でないときにわたしが飲むのがこれです。


ビールは写真奥のカナダドライのほうに先に注いでいるのですが、「neo」のほうが先に泡が消えました。こちらのほうが炭酸が弱いのでまあそのせいでしょう。
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見た目には、ビールを入れると、両者の色の違いはそれほど目立たなくなります。肝心の味は、ひと口目にかなり違いがわかります。「neo」で作ったほうが明らかにしょうがの味が濃いですね。


でも、どちらのほうが好みかといえば、普通のカナダドライで作ったほうが好きかなぁ。炭酸が強く、甘みが(「neo」に比べれば)すっきりとしているのが個人的には合うみたいです。


シャンディガフも、イギリスなどでもラガー(日本で主流のビール)で作ってもらうことが多いのだけれど、たまにギネスや濃いエールで作ってもらったりすることもあって、そんなときにこの「neo」を使ったら、えらいまったりと濃い飲み物ができそうです。冬向けですかね。
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なわけで、話が飛びつつ逸れつつ、ジンジャーエールにまつわるこの夏のお話でした。写真がどれも(特に自家製のやつ)えらい夏っぽくて今見るとまぶしいですね。でも東京もだいぶ湿気がなくなって、朝晩は涼しくなってきましたが、昼間はまだ結構暑いときもあるので、自家製(はちみつ)ジンジャーエールで夏の名残の味をあともう少し楽しみたいと思います(←暑さが引いたので余裕)。もっとも、寒くなったらお湯で割ったり温かいお茶にして楽しめますけれどね。



さて、ジンジャーエールつながりで最後にもうひとつ。
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この写真のなかのどこかにジンジャーエールが使われています。さてどこでしょう~。答えはまた後日、別の記事にて。
by zo.chika | 2009-09-09 09:09 | 一日一膳